神奈川大学附属高校の特色と内部進学対策について
少しずつ大学受験の競争が増していることも影響して、内部進学できる学校は年々人気が上昇しています。
様々な中高一貫校がある中でも有名な「神奈川大学」へ内部進学できることから、中学・高校どちらも根強い人気がある神奈川大学附属中学・高校。
今回はそんな神奈川大学附属高校について、以下の点を中心に解説していきます。
- 神奈川大学附属高校の特色
- 神奈川大学附属高校のカリキュラム
- 神奈川大学附属高校の内部進学状況と対策方法
またこの記事の最後には「特殊な内部進学に対応するための最適な方法」についても解説しているので、神奈川大学附属高校から内部進学を考えているが不安を抱えている人はぜひ参考にしてくださいね。
神奈川大学附属高校の特色
まずは神奈川大附属高校は、いったいどのような学校なのかみていきましょう。
神奈川大学附属高校の教育理念
神奈川大学附属高校では、以下の3つの教育理念を掲げています。
中学から高校の6年間をとおして、さまざまな物事にチャレンジする精神を育み、何事にもまじめに取り組める子どもを育てるのが神奈川大学附属高校の教育理念です。
神奈川大学附属高校の教育目標
神奈川大学附属高校では、次の6つの教育目標が掲げられています。
【神奈川大学附属中学の教育目標】
- 生涯教育
- ジェンダーバイアスを設けない教育
- 一人ひとりのパーソナリティーを尊重して個性を伸ばす教育
- グローバル化が進む現代社会へ対応できる力を身につける教育
- 情報化社会に対応できる人材の育成
- 大学受験だけではなく「生き方探し」に関する進路指導
この6つの教育目標をとおして、自主独立の精神を育み自らの足でしっかり立つことのできる人間を育成することが神奈川大学附属高校の最終的な教育目標です。
神奈川大学附属高校の部活動
神奈川大学附属高校では、10種類の運動と8種類の学芸部が存在しています。それぞれ活発的に活動を行っており、部活動によっては全国大会に出場しているものもあるのが特徴です。
そのため勉強だけではなく、スポーツや文化系のクラブ活動にも力を入れたいという人にぴったりの高校と言えるでしょう。
【神奈川大学附属高校の部活動】
神奈川大学附属高校の制服
神奈川大学附属高校では、制服にブレザーを採用しています。黒のブレザーに灰色のスラックス・スカート、ワンポイントとなる赤色のネクタイがおしゃれで地元の学生の間でも人気の制服です。
季節に応じてセーターやベストなども複数の種類から選ぶことができるため、制服でおしゃれを楽しむこともできます。
神奈川大学附属高校のカリキュラム
神奈川大学附属高校における3年間のカリキュラムはどうなっているのか、以下で解説していきます。
神奈川大学附属高校のカリキュラム:高校1年生
神奈川大学附属高校では、中学3年生から高校1年生を「発展期」と一体的に捉えているのが特徴です。
中学3年生の段階で、数学や英語は「高校課程」へと入り先取り学習を行います。また高校1年生の段階で、大学入学共通テストのレベルに到達することを目標として掲げているのが特徴です。
そのため日頃の授業スピードも他の学校と比較するとはやいので、予習・復習は効率的に行わなければなりません。内部進学を考えている人は、高校3年間で好成績を収める必要があるので、日常的に適切な対策をする必要があります。
神奈川大学附属高校のカリキュラム:高校2~3年生
高校2年生の段階では、高校の学習を1通り終えて模試など実戦形式で学ぶことを想定しています。補修や個人指導なども行われているので、受験に向けて万全のバックアップを受けることができるのも神奈川大学附属の魅力的なポイントです。
高校3年生時には、進路に合わせてオリジナルの時間割を生徒一人ひとりが組んで学習していくことになります。より大学受験にターゲットを絞って、効率的な学習を行っていくのが神奈川大学附属高校の2~3年時における特徴です。
神奈川大学附属高校で取り入れられている独特なカリキュラムとは?
神奈川大学附属高校では、グローバルな社会に対応できる人材を育成するために「英語」と「テクノロジー」に関する教育に力を入れています。
【神奈川大学附属高校における独特な英語指導・カリキュラム】
- 英単語コンテストの開催
- e-ラーニング教材の活用で語彙力・構文力・表現力・リスニング力の向上を図る
- ALTによる生の英語授業
- 海外語学研修
【神奈川大学附属高校におけるテクノロジー関連の教育カリキュラム】
- 1人1台のタブレットPC支給
- プログラミング教育
- インターネット情報学の知識やスキルの習得
- ロボット制作
- ムービー編集やwebページ制作
神奈川大学附属高校の内部進学状況と対策
神奈川大学附属高校は、内部進学だけではなく進学実績も優れている学校です。以下では、内部進学状況とその対策について解説します。
神奈川大学附属高校の内部進学状況
2022年度 |
2021年度 |
2020年度 |
|
卒業生数 |
219名 |
204名 |
218名 |
内部進学者数 |
7名 |
14名 |
18名 |
神奈川大学附属高校では、毎年約80名前後神奈川大学への推薦枠が設けられています。ただし受験指導にも定評がある神奈川大学附属高校では、他の難関・有名大学を受験する人が大多数です。
そのため内部進学をしている人の割合は少数となっています。ただし他の大学を受ける場合でも、神奈川大学の推薦枠を確保したうえで併願できる内部進学制度となっています。
滑り止めとして神奈川大学への内部進学枠を確保しつつ、ほかの大学を受験する学生も例年多いようです。
神奈川大学附属高校の内部進学対策
神奈川大学附属高校から神奈川大学へ内部進学するためには、3年間の定期テストで好成績を収めて推薦枠を勝ち取る必要があります。
しかし受験指導に定評があり授業内容も高レベルの神奈川大学附属高校では、高校3年間の定期テストで好成績を収めるのは困難だと言わざるを得ません。
カリキュラムのところでも言及したように、高校1年生の段階で高校3年生レベル相当の学力を身につけることを想定しているので、日常的にしっかり予習・復習をする必要があります。
独自のカリキュラムを採用しているので、一般的な学習塾では内部進学や定期テスト対策をするのも難しいのが神奈川大学附属高校の特徴と言えるでしょう。
個別指導塾のすすめ
学校の授業内容を定着させるといっても、自分で行うのは難しいという生徒も多いのではないでしょうか。
「家庭での学習方法が分からない」や「今行っている勉強の進め方が正しいか分からない」という方は一度個別指導塾にご相談することをおすすめいたします。
特に神奈川大の内部進学を専門に扱っている個別指導塾は多くの内部進学情報・指導ノウハウをもっているので、日々の学習指導を通しながら基礎学力到達度テストでしっかり得点できる力を養うことが可能です。
近くに内部進学専門指導塾がない場合は是非、オンライン個別指導も視野に入れてみてください。
さくらOne個別指導塾では東海大付属内部進学コースを用意しており多くの合格者を輩出しております。オンラインでの指導も行っており、対面授業と変わらないクオリティーの授業をご提供いたします。
内部進学に不安がある方は早い段階で是非ご相談下さい。お問い合わせお待ちしております。