東京都市大学等々力高等学校の入試問題傾向と受験対策

難関大学を目指せる東京都市大学等々力高等学校は、学力の高い生徒や、進学意識の高い生徒が多く集まる学校です。したがって、入試の競争率も激しく、合格を目指すのは簡単な道ではありません。

本記事では、東京都市大学等々力高等学校の特色から、入試の出題傾向や受験対策方法などを紹介します。学校の特徴をつかみ、早くから効果的な対策を取れれば合格を狙うことも十分に可能です。

東京都市大学等々力高等学校の概要と特色

最初に東京都市大学等々力高等学校の概要と特色を紹介します。お子様の入学先として悩んでいる方はもちろん、候補として考えている方はどのような学校なのか把握することから始めましょう。

学校の特色を理解した上で、お子様にとって良い選択なのかどうか慎重に考えることが大切です。

住所・アクセス

東京都世田谷区等々力8丁目10-1

電車

東急大井町線「等々力駅」から徒歩10分

バス

  • 黒02系統(目黒駅-二子玉川)都市大等々力キャンパス前
  • 渋82系統(渋谷-等々力)玉川警察署前
  • 等11系統(等々力-桜小学校)玉川警察署前
  • 等12系統(等々力-成城学園前)玉川警察署前
  • 東98系統(東京駅-等々力操車場)都市大等々力キャンパス東

教育理念

東京都市大学等々力中学校は、ノブレス・ オブリージュの教育による「共生」、「英知」、「高潔」3つの精神を育成することを理念として掲げています。高校1年生では規律と自立のバランスが取れた共生の精神に基づく教育を実施し、多角的な思考力の養成が行われるのが特徴です。

2年生では、後輩を指導する主導的な立場で様々な体験をすることを目的としています。また、問題解決型の学習と英語によるプレゼン力が養えるのも強みといえるでしょう。

3年生になると国際社会の一員であることを自覚することを目的とし、将来自分が果たすべき責任について考える指導が行われます。

カリキュラム

カリキュラムにおいても、ノブレス・オブリージュを重要視した、全教科バランスよく学力向上を目指した教育が行われます。また学校一番の目的である、難関国立大、早稲田上理への現役合格を目的とした授業を受けることが可能です。

さらに、大学からその先を見据えたグローバルリーダーの育成にも力が入れられているため、大学進学後の学習にも大いに役立つでしょう。

特別選抜コース

東京都市大学等々力高等学校では、中学校の間は以下2つのコースに分けられた授業が行われています。

  • 東大、一橋大などの最難関国公立大学を目指す「S特選コース」
  • 東京外国語大、早慶上理などの難関国公立・難関私大合格を目指す「特選コース」

高等学校になると特別選抜コースにまとめられ、難関公立大と早慶上理への現役合格を目指す徹底指導が受けられます。希望大学をどこにするのか明確に決め、内部進学や入試合格までの効果的な指導が受けられるのは大きな魅力といえるでしょう。

学習サポートシステム

東京都市大学等々力高等学校では、難関大学現役合格対策はもちろん、基礎基本の修復から学習に向かう力や問題解決思考の育成も行っています。生徒にとって現役合格に必要な力を身につけるための独自の学習支援プログラムが、以下7つの学習サポートシステムです。

  • グローバルリーダーに必要な力の育成「GLプログラム」
  • 実験重視の理数教育「SST」
  • デジタル機器・ITテクノロジーを導入した「ICT教育」
  • 英語力の高い生徒で構成される英語アドバンスクラス「特選・GL留学プログラム」
  • グローバル感覚を養う「英語・国際教育プログラム」
  • AIとマンパワー を掛け合わせた「システムZ」
  • PISA型能力の開発から大学入試をサポートする「LiP」

詳細については公式サイトで情報が公開されているため、調べておくことをおすすめします。

進学サポート

東京都市大学等々力高等学校では進路に向けた勉強合宿や、大学の見学ツアー・見学会などを実施しています。

その他にも、東大生や卒業生などのチューターからの質問も可能な個別指導システムや、定期的に行われる登校進学講座など様々なサポートを受けることが可能です。

卒業後の進路

東京都市大学等々力高等学校の卒業生の進路は多様で、特に難関大学への進学実績が高いことが特徴的です。2023年度には国公立大学への進学者数は過去最高を更新し、「87」になりました。

また、最難関大学にも一橋大、東工大、阪大、北大、お茶の水女子大などに合格しています。最難関私大への進学者数も更新され、「153」となっています。さらに、難関私大GMARCHへの進学者数も同じく過去最高の「458」という数値を記録しました。

医歯薬獣看系への進学者数も大幅に増えている東京都市大学等々力高等学校の具体的な大学合格者数は以下です。

  • 旧帝大+一工(東京大学、京都大学を除く):10人
  • 国立大(旧帝大+一工を除く):44人
  • 医学部:6人
  • 早慶上理ICU:156人
  • GMARCH:468人
  • 関関同立:20人

以上の情報から、東京都市大学等々力高等学校の卒業生は多様な進路に進んでおり、特に難関大学への進学実績が非常に高いことがわかります。

東京都市大学等々力高等学校の入試情報

続いて、東京都市大学等々力高等学校の入試情報を紹介します。どういった内容の入試があるのか把握しておけば、より具体的なイメージを持って対策に当たれるため、事前にしっかりと情報を集めておきましょう。令和6年に行われる入試の募集要項を参考にまとめています。

出願資格と内申について

東京都市大学等々力高等学校の入試試験「特別選抜コース」の出願資格は、「令和6年3月に中学校卒業見込みの者」となっており、内心については以下が必要になります。

  • 校長の推薦する者
  • 遅刻・欠席は3年間で各30日以内
  • 評定は中学3年2学期または前期(後期中間でも可)
  • 評定は9科目に1、5科目に2がないこと

以上の情報以外にも加点措置などもあるため、調べておくことをおすすめします。入試突破を有利にするためにも、内申点はおろそかにしないようにしましょう。

試験科目と配点

東京都市大学等々力高等学校の入試試験では、国語、英語、数学3教科の試験があり、試験時間が各50分、配点は各100点となっています。

また、3教科の試験の他に本人のみのグループ面接があるため、模擬面接で自己PRや志望理由などを詰まることなく言えるように練習しておきましょう。

試験日と合格発表

令和6年に実施される入試試験は2月13日(火)に行われます。出願方法はインターネット出願のみとなっているため、締め切り日や必要書類の郵送方法などを確認して試験に備えておきましょう。

一般入試の合格発表は2月13日(火)20:00〜3月2日(土)12:00までの間にインターネット で発表されます。早ければその日のうちに試験結果を知ることができるでしょう。

東京都市大学等々力高等学校の入試試験対策

最後に、東京都市大学等々力高等学校の入試を突破するために必要な、具体的な教科ごとの入試試験対策を紹介します。出題される問題をすべて予測することはできませんが、各科目の傾向や入試試験の難易度に合わせた対策をすれば、合格する可能性を高めることが可能です。

無理難題が出題されるわけではないため、落ち着いて基礎固めをして、入試に向けた学習をしていきましょう。

英語の出題傾向と対策法

英語の入試試験では大問6題構成が基本で、英作文や和文英訳、長文読解問題、文法・語彙といった知識問題などが出題される傾向にあります。特に知識問題では、並べ替えや適語補充問題がメインとなるため、イディオムや文法・単語の意味を理解するための基礎力をつけておかなければなりません。

他にも長文読解問題は図示や英語の設問文が含まれるため、過去問をいくつも解いて形式や傾向を掴んでおくといいでしょう。さらに、英作文は40〜60程度の英語で問いに答える問題もみられるため、ケアレスミスを防げるシンプルな文法で答えるようにして、できるだけ難しい文法を使わないようにすることが大切です。

国語の出題傾向と対策法

国語は大問5題構成のテストで、知識問題が2問と読解問題3問が基本の形です。漢字の読み書きはもちろん、慣用句や四字熟語などの問題も出題されるため、言葉の知識を身につけられるよう繰り返し学習しましょう。

読解問題は、論説的文章や創設的文章に加え古文が出題され、設問の説明記述と文章の理解ができているかが試されます。どのような文章が使われるかはわかりませんが、過去問で出題傾向をつかんでおけば柔軟に対応することも可能です。

数学の出題傾向と対策法

数学の入試試験では、大問6題構成で計算問題1つ、いくつかの小問が並ぶ大問が2つ、単元ごとの問題が3つで構成される傾向があります。設問の数自体はあまり多くないため、焦らずに計算ミスがないよう丁寧に問題を解くようにしましょう。

単元については、速さや図形、場合の数、整数、確率、関数など多岐に渡るため、苦手を作らないバランスを重視した学習が必要になります。数学に関しても過去問を活用して、類似問題や発展問題を解いて、さまざまな設問に対応できる実力をつける練習を重ねるのが大切です。

東京都市大学等々力高等学校合格には苦手科目を作らない総合力が必要

東京都市大学等々力高等学校合格を目指すためには、国語・英語・数学で苦手を作らず、 幅広い単元に対応できる総合力をつけることが大切です。出題傾向についても、過去問を活用すればどのような形式で出題されるのかつかめるため、何度も問題を解いて慣れておくとよいでしょう。

また、お子様に苦手科目があったり、受験に自信がなかったりする場合は、レベルや現状に合わせた指導が受けられる個別指導塾の利用がおすすめです。

弊社さくらOne個別指導塾では、東京都市大学付属等々力高等学校受験対策コースを開講し、指導経験豊富な社会人プロ講師が完全マンツーマンで指導することで、都市大等々力高等学校受験のサポートをしております。

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参考サイト:

https://www.tcu-todoroki.ed.jp/

https://www.tcu-todoroki.ed.jp/exam/webapply/high/pdf/boshu_high2024.pdf