立教小学校・立教女学院小学校の内部進学情報と内部進学対策について
この記事では、立教小学校と立教女学院小学校の内部進学情報と対策について述べていきます。
立教小学校と立教女学院小学校は、運営している学校法人こそ違いますが共にチャニング・ムーア・ウイリアムズにより創設された学校で基本的な信条を同じにしているため同じ記事内で紹介させていただきます。
立教小学校の特色、進学先
まずは立教小学校の基本データについて表にまとめました。
児童数 |
720(定員) |
教員数 |
62(非常勤講師を含む) |
校長 |
田代 正行 |
所在地 |
〒171-0021 東京都豊島区西池袋3-36-26 |
交通 |
池袋駅西口より徒歩13分、東京メトロ有楽町線要町駅より徒歩6分、西武池袋線椎名町駅より徒歩15分 |
電話 |
03-3985-2728(代表) |
FAX |
03-3590-9085 |
立教小学校の特色
立教小学校は、「キリスト教信仰にもとづく愛の教育」を理念として掲げており、神様を信じる子ども・授業に集中できる子ども・協力できる子どもを育てることを目標としています。
ミッション・スクールのため、毎週金曜日のチャペルでの礼拝があったり聖書科の授業があったりするほか、1年生から英語の授業を取り入れるなど英語教育にも力を入れています。
また、「地球に目を向けた教育」をテーマに自然体験学習を重要視しています。
立教小学校の進学先
立教小学校を運営している学校法人立教学院は、「本当の大学をつくる為には、教育は幼児期からなされるべきである」との考えで立教小学校を創設しました。
そのため、立教小学校は中学校、高校、大学そして大学院までの一貫した連携教育の中の一つとして位置づけられています。
よって、立教小学校の卒業生は原則として希望者全員が、立教新座中学校もしくは立教池袋中学校に進学することになります。
2021年4月の卒業生は119人中115人が内部進学しています。(立教新座中学校53人、立教池袋中学校62人)
立教女学院小学校の特色、進学先
次に立教女学院小学校の基本データについて表にまとめました。
児童数 |
432(定員) |
教員数 |
23(専任) |
校長 |
児玉 純 |
所在地 |
〒168-8616 東京都杉並区久我山4-29-60 |
交通 |
京王井の頭線三鷹台駅下車1分、JR西荻窪駅からバス「立教女学院行き」 |
電話 |
03-3334-5102(代表) |
FAX |
03-3334-5279 |
立教女学院小学校の特色
立教女学院小学校は「キリスト教に基づき、心身の発達に応じて初等普通教育を施し、人類の福祉と世界の平和に貢献する女性の人格の基礎を作る事」を目的としており、健康で明るい子・すすんで行動する子・まわりの人を大切にする子を育てることを目標としています。
カリキュラムの特徴として、低学年では人と人との関わりを大切にする気持ちを学ぶため、「なかよし」という時間を設けています。
この「なかよし」の時間では、外で自由に遊んだり大きな集団で遊んだりすることにより、仲間とどう関わっていくのかを学んでいくことになります。
また、人との関わりだけでなく教育の場に犬を介在させる動物介在教育を行っており、散歩や給餌を通じて子どもの情緒を育んでいます。
立教女学院小学校の進学先
立教女学院小学校を運営している学校法人立教女学院は、先述の立教学院と創立者が同じなため、基本方針も立教学園と変わりありません。
そのため、一貫連携教育を重視しており希望者は原則として全員、立教女学院中学校へと進学します。
内部進学率は?
立教小学校のホームページによると、内部進学に対して以下のように述べられています。
Q
中学校への進学は、成績順に立教新座中学校と立教池袋中学校に分けられるのですか?
A
成績順ではありません。
希望校調査を行い、それぞれの定員を越えた場合には、抽選となります。
一方、立教女学院小学校では以下のように述べられています。
Q
中学校に進学するときに、外部を受験する人はいますか?
A
1、2名いる年もありますが、ほとんどの児童は本学院の中学校へ進学しています。校長の推薦によって希望者は原則として本学院中学校へ進学できます。
このように、立教小学校・立教女学院小学校では原則として全員が内部進学できるようです。
ただし、内部進学には校長の推薦が必要であり、推薦を得るためには普段からの生活態度や中学校に進学しても勉強についていける程度の基礎学力があるかが見られているようです。
内部進学対策は?
先述のように立教小学校・立教女学院小学校では内部進学のためになにか特別なテスト対策をする必要はないと言えるでしょう。ただし、中学校に進学した際についていけるだけの最低限の学力は必要です。
また、厳しい中学受験を勝ち抜いてきた外部受験生と同じ教室で学ぶことになりますので必然的に授業のレベルも上がっていきます。
そのため、希望すれば内部進学できるからと油断していると中学になってから苦労することになりますのでテスト対策ではなく自分自身の基礎学力向上のためには何かしら対策をするべきです。
そこで内部進学対策としてマンツーマンの個別指導塾をおすすめいたします。
集団塾では、決められたカリキュラムに従って授業が進行していくため、わからないところが出てきてもなかなか質問することができません。授業前や授業後に個別に聞けばいいと思っていても、それができるお子さんばかりではないでしょう。
しかし、マンツーマンの個別指導塾であればお子さんの学力に合わせたペースで指導してもらえるので確実に学力が身につきます。
ただし、個別指導塾では先生と一対一であることから先生との相性や指導力が集団塾以上に重要となります。
また、一貫教育を行っている立教小学校・立教女学院小学校は独自のペース、カリキュラムで授業が進んでいくため、その学校の内部事情について塾側が十分に把握していることが重要です。これらの2点をよく確認して条件を満たした個別指導塾を選ぶようにすれば、お子さんにとって最も効率よく楽しく学力を向上させることができるでしょう。
まとめ
これまでのことをまとめると以下のようになります。
・立教小学校・立教女学院小学校では一貫連携教育を大切にしているため原則として全員が内部進学できる。
・ただし内部進学に特別な学力試験はないが、校長の推薦が必要。
・中学校では厳しい受験戦争を勝ち抜いてきた外部受験組と同じ教室で学ぶことになるのでしっかりと学力をつけておかないと授業についていけなくなる可能性がある。
・マンツーマンの個別指導塾なら、小学校から進学先の中学校までのカリキュラムに沿った内容をお子さんの学力に合わせて丁寧に指導することができるのでおすすめ。
外部受験と比べると中学、高校と比較的楽に進学できるからと油断していると普段の勉強についていけなくなりかえってお子さんを苦しめることになりかねません。
受験戦争に向けた対策ではなく普段からの学力向上という意識で勉強を続けていくことが大切になりますので、その対策として個別指導塾を選んでみてはいかがでしょうか。