新渡戸文化中学校の入試問題傾向と受験対策

東京都にある新渡戸文化中学校は子ども園から短大までの一貫教育を行っています。

伝統的に「食」を大切にしている新渡戸文化中学校は少人数制ということもあり、人気が高まっています。したがって正しい入試情報や学校の特色、教育方針を理解しなければいけません。本記事では新渡戸文化中学校の特色や入試問題傾向に加えて、受験対策について解説していきます。

新渡戸文化中学校の特色

新渡戸文化中学校に合格するためにも、どのような学校なのかをきちんと知っておきましょう。学校ごとに特色も異なるため、お子様に合っているのかじっくり検討してください。また、受験に対するモチベーションにも繋がります。

学校アクセス

〒164-8638

東京都中野区本町6-38-1

TEL:03-3381-0408

  • 東京メトロ 丸ノ内線 東高円寺駅 下車 徒歩5分
  • JR中央線/東京メトロ 東西線 中野駅 南口下車 徒歩15分

 

教育方針

自分だけでなく社会の幸せも生み出すHappiness Creator(しあわせ創造者)の育成を最上位目標としています。

  • 不安定な未来を生き抜くための基礎力を養う教科学習(Core Learning)
  • 教科を横断した広い視野で物事を捉える力を養う教科横断授業(Cross Curriculum)
  • さらに発展した学びがチャレンジ設定学習(Challenge Based Learning)

これらの頭文字をとった学びを新渡戸の3Cカリキュラムと呼び、生涯にわたって学び続ける「自律型学習者」を育てる独特なカリキュラムとなっています。

学習指導

新渡戸文化中学校では、通常の授業を基礎的な知識・技能をしっかりと身につけるCore Learningの時間と位置付けています。また、通常の授業の他にSelf-Pased Learning(SPL)という自己学習の時間も設けています。

SPLでは、自己管理能力や客観的に自分を俯瞰する力が養われることを期待し、iPadアプリを使い個別最適化学習を支援しています。

宿題は教科にもよりますが、それほど多くはありません。

学校生活

新渡戸文化中学校では4・9・1月に「今の自分」と「なりたい自分」を考えていく期間、エンゲージ期間があるのが特徴です。1週間を使い、対話を通して他の人の価値観や自分の価値観を知っていきます。

実社会で学びを経験する「スタディツアー」や、自分の研究発表の場としての集大成「スタディフェスタ」もあります。

また、放課後の部活動では中高一緒に行うため先輩からの刺激を受けて成長できるのも特徴です。他にもプロジェクト活動もあり、自分のやってみたいことや興味のあることについて学びを深めることができます。

1日のスケジュール

9:00〜9:25 登校

一人一人自由に過ごします。その日一日どのように学ぶか自分でデザインします。

9:30〜12:30 午前授業

50分授業が3コマあります。ここでもiPadを活用して授業を行います。

12:30〜13:20 昼食

家から持ってきたお弁当や、校内で購入したパンなどを食べます。

13:20〜16:10 午後授業

午後も50分授業が3コマあります。午後にはSelf-Paced Learning(個別最適化学習)の時間が含まれており、自分自身で課題を決めて取り組みます。

16:10〜 放課後

部活動やプロジェクト活動を行います。自分たちが関心のある様々なプロジェクトに取り組みます。

新渡戸文化中学校の入試情報

新渡戸文化中学校には以下の4つの入試があります。

  • 一般入試
  • 適性検査型入試
  • 好きなこと入試
  • 強化選択型入試
引用:https://www.nitobebunka.ed.jp/

募集要項はそれぞれ「2024 年 3 月、小学校卒業見込みの者」「保護者の元から通学できる者」となっています。ただし2/11(日)はそれまでの入試の非受験者に限ります。

※グループワークではLEGOを使って行います。

好きなこと入試

新渡戸文化中学校の特徴的な入試といえば「好きなこと入試」です。

気になる入試内容ですが、対面型とライブ型から選択できます。

  1. 5分間で「自分の”好きなもの”や”好きなこと”を表現し、そのことが社会をよくすることにどのように関わっているか」をアピールします。
  2. その後、10分程度の時間で①の発表内容や、志望動機、小学校での学び、日々の生活に関する口頭試問を行います。

注意点と評価点を以下にまとめているので参考にしてください。

注意点 評価点
  • アピールするものは自由だが食べ物の提供は不可
  • アピールタイムでは好きなものや好きなことの表現や実演よりも、その後の言葉での説明が重視されるので時間配分に注意する
  • 試験は録画される
  • 自分の好きなものについて十分に話している(5分間のうち少なくとも半分以上は言葉で説明する)
  • 自分の好きなことを困っている人を助けたり、誰かを笑顔にしたりするなど、社会に役立てる観点が入っている
  • 自分の「好きなもの」や「好きなものの写真」あるいはそれを表現するためのものを十分活用している
  • 本校の教育理念や方針をよく理解し、本校で成し遂げたいビジョンが明確である

詳しくは新渡戸文化中学校の募集要項を確認してください。

新戸部文化中学校2024年度募集要項

新渡戸文化中学校の入試問題の傾向と対策

新渡戸文化中学校の入試問題の傾向ですが、2022年の合格実績や合格倍率から見ると難易度はそこまで高くないといえるでしょう。

しかし、過去問題をしっかりと解き対策を行うことが大切です。また、新渡戸文化中学校では入試傾向説明会を行っているので、こうした説明会に参加することも重要です。

参考:第1回入試傾向説明会(公式HP)

新渡戸文化中学校へ合格するためには情報収集が重要

新渡戸文化中学校は他の中学校に比べて入試情報が少ないため、説明会や対策ワークなどで実施される試験内容や種類を把握しておくことが大切です。また、それらをふまえて過去問題集や2教科の試験対策を行いましょう。

もし、基礎に自信がないなど学習に不安がある場合には、お子様や志望校に合わせた個別指導を受けることをおすすめします。

弊社さくらOne個別指導塾では、社会人プロ講師が完全マンツーマンで新渡戸文化中学校の合格をサポートをしています。また第三の中学入試対策として発達支援が必要な方に向けてのコースも開講しております。

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参考サイト

https://www.nitobebunka.ed.jp/