慶應の内部進学の割合・成績や学力・序列は?いつ決まる?

慶應の内部進学は難易度が高いとされているため、不安を感じる方は多いでしょう。お子様の内部進学を成功させるには、慶應内部進学事情を詳しく理解しておくことが大切です。


 

本記事では、慶應の内部進学について、内部進学する割合や学部の学力・序列、対策について詳しく紹介します。慶應の内部進学を目指している方は参考にしてください。

慶應の内部進学の割合

慶應の付属校は高校が5つ存在しており、いずれも内部進学率は高いです。慶應で内部進学する割合は95%以上とされています。慶應の付属校の生徒のほとんどが慶應義塾大学に内部進学するといえるでしょう。

 

ただし、内部進学率が高くても100%というわけではありません。そのため、内部進学を希望したけれどもできなかったケースは存在します。

 

また、内部進学で希望した学部へ行けなかったケースがあるため注意しましょう。それぞれの学部には定員が存在するため、成績の優秀な生徒が優先的に人気の学部へ進学できるようになっています。

 

特に医学部は人気が高く、医学部へ進むためには厳しい基準をクリアしなければいけません。内部進学対策をしっかりと行っておかないと人気のない学部へ内部進学することになります。

 

慶應は内部進学の割合が非常に高いため、基本的に慶應の付属校へ入学する場合は内部進学を前提に考えておきましょう。

慶應の内部進学と成績や学力の関係

慶應で内部進学するためには成績が重要になります。慶應の付属校の内部進学率は90%以上のため、ほとんどの生徒は内部進学が可能です。ただし、内部進学率はあくまでも高校3年生の卒業生を対象としています。

 

たとえば、高校1年や2年で成績が悪くて留年する生徒は内部進学率のデータからはわかりません。慶應の付属校で成績が悪ければ進級できず留年するケースがあります。

 

慶應の付属校へ入学して問題なく進級した上で内部進学するには、成績を一定基準以上にしなければいけません。

 

たとえば、慶應高校から内部進学するには評定平均が6.0以上必要になります。慶應高校以外の付属校でも内部進学の条件が設定されているため、高い成績を維持することが重要です。

 

評定平均は単に定期テストの成績で決まるわけではありません。提出物も評定において重要になります。しっかりと課題をこなして提出することが大事です。

 

また、内部進学できるかどうかは成績や学力だけが基準ではありません。出席状況も加味されるため注意しましょう。一定以上の出席率を維持しないと進級できないからです。

慶應の内部進学はいつ決まる?

慶應で内部進学ができるかどうかの条件は3年間の評定によります。そのため、内部進学できるか決まる時期は高校3年の2月頃とされています。

 

3年生の成績は特に内部進学において重要です。高校1年や2年の評定が良かったとしても、3年の成績が落ちてしまえば内部進学で希望する学部へ進むのが難しくなります。

 

また、内部進学が決まる時期が高校3年の2月のため、内部進学ができないと確定してから他大学を受験するのは難しいでしょう。特に医学部の場合は、他大の医学部との併願は原則として認められていません。

 

基本的に慶應の付属校は内部進学を前提として通っている生徒が大半です。高校3年の成績まで含めて内部進学先が決まるまで、最後まで気を抜かずに学校へ通い勉強を続けることが求められます。

慶應大学の内部進学の序列・人気学部は?

慶應大学にはさまざまな学部が設置されていて、それぞれ人気に違いがあります。慶應大学の内部進学先として人気の高い学部は以下の通りです。

  • 医学部
  • 法学部
  • 経済学部
  • 商学部
  • 文学部

上記の中でも特に人気が高いのは医学部と法学部、商学部です。人気の高い学部の共通点は、日吉キャンパス・三田キャンパスに通える点にあります。慶應大学のキャンパスの中でも日吉と三田は代表的なキャンパスであり、憧れている生徒は多いです。

 

また、医学部は特に偏差値が高く、医師を目指せば高収入を実現できることから、生徒・保護者の双方にとって人気を集めています。

 

法学部や経済学部は慶應の学部の中でも歴史があり、看板学部といえる存在で人気が高いです。慶應大学の法学部や経済学部にはOBがたくさんいて、就職でも有利であるとイメージされています。

 

基本的に人気の高い学部ほど内部進学の難易度も高くなると考えましょう。成績が悪いと内部進学で人気の医学部や法学部、経済学部への進学が難しくなります。

慶應大学の学部別の偏差値や難易度は?

慶應大学は大学受験において偏差値が高く、難関校として位置づけられています。ただし、同じ慶應大学内でも学部ごとに偏差値や受験難易度の違いは大きいです。

 

ベネッセのマナビジョンに掲載されているデータによると、慶應大学の学部別の偏差値は以下のようになっています。

学部名偏差値
文学部76
法学部77
総合政策学部77
経済学部76~77
商学部74~75
理工学部67
環境情報学部70
医学部76
薬学部66~67
看護医療学部62

傾向としては、文系の学部はいずれも偏差値が高くなっています。理系学部については医学部のみが突出して偏差値が高いです。また、理系学部の中では看護医療学部は偏差値が低くなっています。

基本的に偏差値が高くて受験難易度の高い学部は、内部進学先としても人気が高いといえるでしょう。

医学部は優秀でないと難しい?

慶應の内部進学先として最も難しいのが医学部です。医学部に内部進学できる生徒の割合は、慶應の各付属校で3%程度となっています。上位3%の成績を維持できないと医学部への内部進学は難しいといえるでしょう。

 

慶應の付属校はいずれも学力レベルが高い高校ばかりです。その中で上位3%の成績を維持する必要があるため、優秀でなければ医学部への内部進学は難しいといえます。

 

医学部への内部進学を果たすための条件は評定平均8.5以上です。評定は10段階評価であり、その中で8.5以上を維持しなければいけません。主要5教科だけではなく、体育や美術、音楽などの成績を含めた上で評定平均を8.5以上にする必要があります。

 

単に慶應の付属校へ通っているだけでは医学部への内部進学は難しいため対策が必要です。たとえお子様が優秀であっても、医学部は狭き問であり、ハードルが高いことを覚悟しましょう。

慶應の内部進学で希望の学部に進むための対策

慶應の内部進学で希望する学部に進学するための対策を紹介します。

普段の定期テスト対策が大事

内部進学を実現させるには普段の定期テストの対策が大事です。定期テストは授業で扱うプリントや教材からの出題が中心となっています。日々の予習復習を大切にして、定期テストに臨みましょう。

 

また、社会については時事問題をからめた出題が多いため、日頃からニュースや新聞などに触れる習慣を持つことが大事です。

 

宿題やノートの提出などの課題をこなすことも重要になります。

精神的なサポートが大事

勉強のモチベーションを維持するためにお子様への精神的なサポートは大事です。積極的にお子様とコミュニケーションを図り、現在の精神状況を把握しましょう。

 

やる気を引き出すには、目標を明確にする、5分だけでも勉強をさせてみるといった点が大事です。精神的なサポートで困った場合は専門家への相談もおすすめします。

個別指導塾の利用がおすすめ

慶應の内部進学で人気学部へ進むにはハードルが高いため、専門家からのサポートを受けることをおすすめします。特にマンツーマンで指導を受けられる個別指導塾はおすすめです。

 

ただし、個別指導塾にはさまざまな選択肢があります。慶應の内部進学対策に特化したコースを用意している個別指導塾を利用しましょう。

まとめ

慶應の内部進学を成功させるには、定期テスト対策などを行い、評定平均を上げることが大切です。

 

特に医学部へ内部進学したい場合は、計画的に対策を進めましょう。


 


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