東京立正中学校の入試問題傾向と受験対策
東京都杉並区にある「東京立正中学校」
学校情報や入試情報等、お困りなことはございませんか?志望校を決めていく上で、学校情報は非常に重要です。また、最寄駅は?最寄駅からの距離は?どのような道を通学するのか?このような毎日通う学校のこと、些細なことかもしれませんが、こういった情報も非常に大切になります。
こういった情報も含めて、志望校選定に向けて情報を集めていきましょう。
東京立正中学校の特色
まず初めに、東京立正中学校の特色をご紹介します。
どのような教育方針のもと、学校教育が行われているのか、学習のみならず、心の教育や学校行事はどのようなものがあるのかHPを確認してもらい、ぜひ学校に足を運んでください。
HPだけでは感じることができない学校の熱気や熱意、雰囲気を感じることができます。できればお子さまも一緒に訪れることができればイメージも沸きます。
志望校選びは親子一緒に進めていきましょう。
教育方針
「五重塔を建てるよりも、学校をつくって人間の塔を建てよう」という決意のもと、学校が創設されました。
建学の精神は「生命の尊重」「慈悲」「平和」の3本柱になります。こころの教育、国際教育、ICT教育に力を入れています。
また、持続可能な開発のための教育(ESD)が評価され、2015年1月に「ユネスコスクール」加盟校に承認されています。
こころの教育として毎週月曜日の朝、「瞑想」を行っています。また、思いやりの心を育む「報恩感謝」を中心とした情操教育、豊かな人間性を育てることに力を入れています。
国際教育として英検対策、オンラインマンツーマン英会話、研修旅行、海外大学進学協定校推薦制度を開始しています。
タブレットの配布や電子黒板の設置もされ、ICT環境も整備されています。
こういった建学の精神や心の教育、国際教育、ICTの整備といった環境が私立中高一貫校の魅力であり、各学校の特徴になります。また、東京立正中学校はチャイムが鳴りません。
ひとり一人の大切な時間を意識することにつながっています。こういったところも建学の精神が大切にされています。
学習の進め方
教科横断型のクロスカリキュラムを取り入れています。その一環として、校内の畑で野菜の栽培を行っています。
畑仕事を通して、植物の成長を観察(理科)、野菜の流通を調べる(社会)、最後には調理と食事会を行う(家庭科)
このような教科を横断した実践的な体験学習を取り入れています。
主要科目は教科書・問題集だけの演習ではなく、生徒が参加型の授業を展開しています。なぜ?どうして?ということを問いかけ、生徒が考える授業になります。
各科目、大幅な先取学習ではありませんので、基礎基本を中心に進めていきます。
特に苦手な生徒が多い数学についてはタブレットを用いて授業中にeラーニング「すらら」を取り入れています。様々な仕掛けによって生徒の学習への意欲を駆り立てる工夫がなされています。
卒業後の進路
約75%の生徒が指定校推薦・総合型・学校推薦型選抜を利用しています。指定校は日本大学、東洋大学、専修大学、國學院大學等、90校を超える大学があります。
大学進学に向けて学校内において様々なサポートがあります。「進路説明会」「小論文講座」「大学ガイダンス」「大学模擬授業」「社会人を招いた進路後援会」があります。こういったことから生徒への進路を考えるきっかけを与えています。
高大連携として大正大学への指定校推薦枠があります。
学校へのアクセス
所在地:〒166-0013 東京都杉並区堀ノ内2丁目41−15
- 東京メトロ丸ノ内線 新高円寺駅下車 徒歩8分 ※出口1をご利用ください。
- 井の頭線 永福町駅よりバス利用 松ノ木公園バス停下車 徒歩5 分
- 環状7号線を通るバス利用 堀ノ内バス停下車 徒歩7 分
東京立正中学校の入試情報
続いて、東京立正中学校の入試情報についてです。
多岐にわたる入試形態がありますので、お子さまの状況に合わせた入試を受験してください。チャンスが多くあるのは非常にありがたいことです。
最新の情報は必ずHPにてチェックをしましょう。2024年入試要項はこちらになります
主な試験内容・時間・費用
2科目入試 | 得意科目選択入試 | 適性検査型入試 | |
試験科目 | 国語・算数 | 国語・算数・英語から2科目 | 適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ |
試験時間 | 各45分 | 各45分※英検取得級により英語保証点あり | 各45分 |
上記はメインとなる試験をまとめました。
その他に「自己プレゼンテーション入試」「奨学生入試」「SDGs入試」があります。
作文やプレゼン、面接のみの入試もありますので、状況に合わせて併願をしていくといいでしょう。
ただし準備は怠らずに。また、全ての試験において通知表のコピーが必要になりますので忘れずに準備してください。
受験料ですが、同時出願に限り、20,000円で複数出願できます。また、適性検査型入試も同時出願に限り5,000円で両方の出願できます。
上述の通り、必ず入試要項をご確認ください。入試形態の種類が多い学校は、書類も異なり注意が必要です。
合格後、入学手続きにかかる費用
入学手続きは、入学金が240,000円になります。クレジットカード決済、コンビニエンスストアもしくはペイジーになります。
入試に向けての準備は万端の方が多いと思いますが、合格後、手続きについてもきちんと確認し、期日に遅れることがないようにしましょう。いかなる理由があっても遅れた場合は合格取消となります。
入試終了後、新入生のオリエンテーションもあり、気持ちも高まってきます。
東京立正中学校入試対策
国語算数ともに、基本問題が中心に出題されています。
適性検査型入試も都立中高一貫校と比較すると、解きやすい問題になっていますが対策が必要です。
過去問をもとに対策をしていくといいでしょう。
合格に向けて最も重要なことは基礎問題の繰り返しと正確に丁寧に取り組むことになります。
基礎算数
試験時間45分 配点100点
計算問題が10問、小問集合が7~8問、大問が3~4問になります。
前半の計算と小問集合が合格に向けてのポイントになります。小問集合は速さ、平面・立体図形は必須になりますので基本問題を中心に演習を進めてください。
大問については様々な単元が出ていますが、食塩水の問題は多く出題されていますので必ず対策をしておいてください。
基礎国語
試験時間45分 配点100点
漢字や語句、文章読解といったスタンダードな問題になります。合格に向けて特に重要なのが漢字と語句、知識問題です。
これらはコツコツと積み上げていくことで確実に定着し、得点源になる単元です。直前に詰め込むのではなく、計画的に毎日行うことがお勧めになります。
文章読解は、特に難しい問題はありません。本文の内容を丁寧にとらえ、設問に対して正確に答えるようにしましょう。
算数と比較して、得点のしやすい科目になりますので、国語こそ、計画的にできることであれば文章読解も毎日、触れるようにしましょう。
適性検査型入試
試験時間各45分 配点各100点満点
適性検査Ⅰ
文章の内容を読み取ったり、文章をもとに自分の意見を書きます。
国語の力、作文を書く力が求められます。正確に内容を読み取り、誤字脱字のないように条件に合わせて作文を書けるように準備しましょう。
適性検査Ⅱ
資料やデータを読み取り、相違点をまとめることを求められます。
制限時間以上に問題数が多く、処理するスピードも求められます。設問を正確に素早く読み取り、まとめられるように練習が必要です。
適性検査Ⅲ
資料や様々な条件をもとに計算したり、説明をすることが求められます。
適性検査Ⅱとの違いは、計算(算数分野)は加わることです。適性検査Ⅱ同様に制限時間内に扱う情報量、問題量が多いので必要な情報を素早く確認し、解き進めるようにしましょう。
都立中高一貫校の過去問を行うことも対策になります。都立中高一貫校の併願先としてもお勧めです。
東京立正中学校合格に向けて
東京立正中学校の入試問題は、基礎国語、基礎算数の名の通り基本的な問題ばかりになります。よって入試で必要とされる単元の基本的な問題を苦手単元なく進めていくことが重要です。
特に国語は読解、算数は計算を丁寧に行うことが合格に近づく近道です。こういった学習は個別指導塾でひとり一人に合わせた学習がお勧めです。細心の入試情報やデータがきちんと収集されていることも塾選びとして重要です。
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参考サイト
東京立正中学校公式HP