岩瀬日本大学高等学校の特色と内部進学対策の解説(基礎学力到達度テスト対策)

岩瀬日本大学高等学校は、茨城県桜川市にある日本大学へ内部進学ができる高等学校です。

この記事では、岩瀬日本大学高等学校がどのような学校なのか、日本大学への内部進学についてを詳しく説明します。

岩瀬日本大学高等学校への進学、または日本大学への進学を考えている学生・保護者の方はぜひ参考にしてください。

岩瀬日本大学高等学校の特色

理念・目標

日本文化を中核とし、東西洋の文化を吸収する「中道精神」を基調として、「調和」「至誠」「自立」の三箇条を座右の銘としています。

 

  • 教育方針

生徒一人ひとりに寄り添い、個々の能力を伸長する教育活動を推進し、生徒のたくましい心と豊かな人間性を養い、社会に貢献する人材を育成する。

 

  • 重点目標

①自ら学び考える確かな学力の育成

②社会で求められる人材の育成

③道を拓く力の育成と自己

教育の特徴

  • 少人数制

学年定員は200人で、コース・習熟度・選択科目によって少人数の授業をし、きめ細やかな学習・進路指導を実現しています。

 

  • ICT活用

1人1台のPC端末を配布し、学習支援を行っています。

また、コロナ禍での休校期間も学びを止めないために、1447本の動画を配信しました。

 

  • キャリア支援

長野県の蓼科林間学園において2泊3日の共同生活をしながら、体験的な活動を通して「地域創生」を学び、将来のイメージ作りに役立てることができます。

また、OB・OGの講演会があり、社会人として活躍している卒業生の体験談を聴くことができます。

 

  • SDGs

月2回、土曜日に総合的な探究の時間で国連の「SDGs」(持続可能な開発目標)を入口に、社会課題を学んでいます。

このことにより、世界の環境や貧困問題を自分事としてとらえることができます。

岩瀬日本大学高等学校の内部進学対策

進学する方法

岩瀬日本大学高等学校では、進学コースが2つに分かれています。

 

  • 日大・総進コース

日本大学への進学を中心とした大学進学コースです。

 

  • 国立・特進コース

国公立大学と難関私立大学への進学を目指す少人数コースです。

 

内部進学を目指すのであれば、日大・総進コースとなります。

 

2020年度は卒業生172名中118名が日本大学への内部進学をしており、約7割と多いことが分かります。

これは、日本大学の内部進学制度があるからこそ、実現されているのです。

 

また、基礎学力選抜・付属特別選抜・国公立併願方式と、3種類の進学方法があります。

主に、基礎学力選抜が内部進学への進学方法となり、基礎学力到達度テストの総合成績から進学が決まります。

つまり、基礎学力到達度テストへの対策が、内部進学対策となるのです。

 

ここで、3種類の進学方法について違いを説明していきます。

基礎学力選抜

基礎学力選抜は、日本大学への内部進学を基礎学力到達度テストの総合成績で決める進学方法です。

高2から高3までの3回のテストの総合成績ですが、それぞれ割合が異なり、高3の9月が一番多い割合となります。

総合成績が希望する学部の基準点を上回っていること、高校3年間の評定平均が3.5以上であることが合格条件です。

 


時期

2年生

3年生

4月

4月

9月

11月

英数国

20%

20%

60%

出願

(計3回の総合成績)

理社(選択)

100%

附属特別選抜

附属特別選抜は、高等学校側が募集要項などに基づいて推薦者を決定し、試験を通して進学する方法です。

試験内容としては、適性検査、筆記試験(小論文・作文)、面接試験となっています。

国公立併願方式

国公立併願方式は、国公立大学に合格した場合のみ日本大学への入学手続きを行わない進学方式です。

基礎学力選抜の内容と同じものを受け、同時に国公立大学の試験も受けることになります。

国公立大学が不合格だった場合は、日本大学へ進学する義務があります。

日本大学基礎学力到達度テスト対策

基礎学力到達度テスト概要

岩瀬日本大学高等学校の基礎学力到達度テストは、高1から高3までの毎年4月と高3の9月の計4回行われます。

そのうち、内部進学の選考に関わるのは高2からの3回で、内部進学に影響する割合がそれぞれ異なります。

高2と高3の4月はどちらも20%、高3の9月は60%と高くなり、理社は高3の9月にどちらかを選択し、100%の割合で換算されます。

基礎学力到達度テスト

英語

毎年の出題傾向はほぼ同じですが、高3の4月は大問7、9月は大問5と形式が変化します。

しかし、形式が変化しただけで問題数が減るわけではないため、注意が必要です。

9月の大問5の長文読解は、時間がかかる上に配点が大きくなっているため、時間配分に気を付けましょう。

 

4月

9月

大問1:リスニング

大問2:語彙・文法問題

大問3:空所補充

大問4:整序問題

大問5:会話文

大問6:長文読解(グラフ)

大問7:長文読解(単語穴埋め)

大問1:リスニング

大問2:文法問題・会話文・整序問題

大問3:長文読解(グラフ)

大問4:長文読解(空所補充)

大問5:長文読解

国語

国語も英語同様、出題傾向がほぼ同じになっており、現代文3題、古文と漢文が1題ずつです。

しかし、高3の4月と9月では配点が変わるため、注意が必要です。

特に、評論と古文の配点が高くなるため、重点的に対策をしましょう。

 

問題構成

4月

9月

大問1:知識問題

20点

14点

大問2:評論

20点

26点

大問3:小説

20点

20点

大問4:古文

20点

25点

大問5:漢文

20点

15点

数学

数学も英語と国語同様に、出題傾向は毎回ほぼ変わらないため、文系と理系で対策をまとめます。

 

  • 文系

数Ⅰ・Ⅱ、数A・Bからまんべんなく出題されます。

教科書付随の問題集や、入試の定番問題が多いため、基礎を固めておくことが大切です。

 

  • 理系

数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数A・Bの範囲で、出題傾向は毎回ほぼ変わりません。

そのため、傾向に合わせた対策をすることが大切です。

苦手な部分を落とさないように、重点的に対策をしましょう。

対策まとめ

どの科目も、出題傾向がほぼ変わらないため、傾向に合わせた対策が重要になります。

また、問題数が多いため、時間配分も大切です。

加えて苦手な部分を重点的に対策していくことで、大きな力となります。



オンライン個別指導塾のすすめ

毎年の傾向がほぼ変わらないと言っても、対策を一人ですることはかなり難しいでしょう。

そこで、オンライン個別指導塾をおすすめします。

普通の塾との違いやオンライン個別指導塾のメリットは以下の通りです。

 

・自宅で受講できる

・1対1での丁寧な指導を受けることができる

・リアルタイムで質問することができる

・オーダーメイドのテキストで学習し、苦手を克服することができる

 

学校でも通常の塾でもできないことが、オンライン個別指導塾では可能になります。

「家庭での学習方法が分からない」や「今行っている勉強の進め方が正しいか分からない」という方は一度個別指導塾にご相談することをおすすめいたします。

特に日大の内部進学を専門に扱っている個別指導塾は多くの内部進学情報・指導ノウハウをもっているので、日々の学習指導を通しながら基礎学力到達度テストでしっかり得点できる力を養うことが可能です。近くに内部進学専門指導塾がない場合は是非、オンライン個別指導も視野に入れてみてください。

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内部進学に不安がある方は早い段階で是非ご相談下さい。