佐野日本大学高等学校の特色と内部進学対策の解説(基礎学力到達度テスト対策)

佐野日本大学高等学校は、栃木県佐野市にある日本大学へ内部進学ができる高等学校です。

この記事では、佐野日本大学高等学校がどのような学校なのか、日本大学への内部進学についてを詳しく説明します。

佐野日本大学高等学校への進学、または日本大学への進学を考えている学生・保護者の方はぜひ参考にしてください。

佐野日本大学高等学校の特色

理念・目標

日本大学教育憲章で掲げられた「目的及び使命」から、「自主創造」を構成する「自ら学ぶ」、「自ら考える」及び「自ら道をひらく」能力を身につけ、「日本大学マインド」を有する人材の育成を目指します。

教育の特徴

教育の特徴としては、4つの柱を掲げていることがあげられます。

さらに、コースは4つに分けられており、きめ細やかな教育を実現しています。

 

  • 4つの教育の柱

・基礎学力・応用力の育成

毎日の授業を通して基礎学力・応用力を育成し、日本大学をはじめとする希望進路に応じた指導をしていきます。

 

・ICTを活用した教育

TEAL(テクノロジーで可能になる能動的な学習方法)を実践するために、生徒それぞれが自分専用のiPadを利用しています。

校内はもちろん、校外でも学校とつながることで学習機会を広げます。

 

・グローバル教育

イギリスやアメリカなどの海外の姉妹校との交流に加え、昨年度から3か月間のニュージーランドターム留学、ハンガリー・オーストリア研修などが新設されました。

さらに、それらのプログラムの中でSDGs(持続可能な開発目標)を学ぶ機会や英語のディベートをすることができます。

 

・探求学習

SSHとしての歴史が14年あり、すべての生徒が1人1テーマで研究に取り組んでいます。

新たな大学入試に対応する力や、自らの希望進路をより明確にしていく力を育成していきます。

 

  • 3つのコースとαコース

特別進学コースαクラス:東大・京大や国公立大学医学部への現役合格を目指します。

特別進学コース:関国公立・難関私立大学および日本大学難関学部への現役合格を目指します。

スーパー進学コース:国公立・難関私立大学および日本大学への現役合格を目指します。

進学コース:日本大学をはじめ全国の有名私立大学への現役合格を目指します。

佐野日本大学高等学校の内部進学対策

進学する方法

進学する方法としては、基礎学力選抜・附属特別選抜・国公立併願方式の3種類があります。

主に、基礎学力選抜が内部進学への進学方法となり、基礎学力到達度テストの総合成績から進学が決まります。

つまり、基礎学力到達度テストへの対策が、内部進学対策となるのです。

 

佐野日本大学高等学校では、進学コースが基礎学力到達度テストへの対策に力を入れています。

進学コースでは、高2から文系・理系に分かれ、苦手を克服し得意を伸ばすことができます。

基礎学力選抜

基礎学力選抜は、日本大学への内部進学を基礎学力到達度テストの総合成績で決める進学方法です。

高2から高3までの3回のテストの総合成績ですが、それぞれ割合が異なり、高3の9月が一番多い割合となります。

総合成績が希望する学部の基準点を上回っていること、高校3年間の評定平均が3.5以上であることが合格条件です。

 


時期

2年生

3年生

4月

4月

9月

11月

英数国

20%

20%

60%

出願

(計3回の総合成績)

理社(選択)

100%

附属特別選抜

附属特別選抜は、高等学校側が募集要項などに基づいて推薦者を決定し、試験を通して進学する方法です。

試験内容としては、適性検査、筆記試験(小論文・作文)、面接試験となっています。

国公立併願方式

国公立併願方式は、国公立大学に合格した場合のみ日本大学への入学手続きを行わない進学方式です。

基礎学力選抜の内容と同じものを受け、同時に国公立大学の試験も受けることになります。

国公立大学が不合格だった場合は、日本大学へ進学する義務があります。

日本大学基礎学力到達度テスト対策

基礎学力到達度テスト概要

佐野日本大学高等学校の基礎学力到達度テストは、高1から高3までの毎年4月と高3の9月の計4回行われます。

そのうち、内部進学の選考に関わるのは高2からの3回で、内部進学に影響する割合がそれぞれ異なります。

高2と高3の4月はどちらも20%、高3の9月は60%と高くなり、理社は高3の9月にどちらかを選択し、100%の割合で換算されます。

基礎学力到達度テスト

英語

毎年の出題傾向はほぼ同じですが、高3の4月は大問7、9月は大問5と形式が変化します。

しかし、形式が変化しただけで問題数が減るわけではないため、注意が必要です。

9月の大問5の長文読解は、時間がかかる上に配点が大きくなっているため、時間配分に気を付けましょう。

 

4月

9月

大問1:リスニング

大問2:語彙・文法問題

大問3:空所補充

大問4:整序問題

大問5:会話文

大問6:長文読解(グラフ)

大問7:長文読解(単語穴埋め)

大問1:リスニング

大問2:文法問題・会話文・整序問題

大問3:長文読解(グラフ)

大問4:長文読解(空所補充)

大問5:長文読解

国語

国語も英語同様、出題傾向がほぼ同じになっており、現代文3題、古文と漢文が1題ずつです。

しかし、高3の4月と9月では配点が変わるため、注意が必要です。

特に、評論と古文の配点が高くなるため、重点的に対策をしましょう。

 

問題構成

4月

9月

大問1:知識問題

20点

14点

大問2:評論

20点

26点

大問3:小説

20点

20点

大問4:古文

20点

25点

大問5:漢文

20点

15点

数学

数学も英語と国語同様に、出題傾向は毎回ほぼ変わらないため、文系と理系で対策をまとめます。

 

  • 文系

数Ⅰ・Ⅱ、数A・Bからまんべんなく出題されます。

教科書付随の問題集や、入試の定番問題が多いため、基礎を固めておくことが大切です。

 

  • 理系

数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数A・Bの範囲で、出題傾向は毎回ほぼ変わりません。

そのため、傾向に合わせた対策をすることが大切です。

苦手な部分を落とさないように、重点的に対策をしましょう。

対策まとめ

どの科目も、出題傾向がほぼ変わらないため、傾向に合わせた対策が重要になります。

また、問題数が多いため、時間配分も大切です。

加えて苦手な部分を重点的に対策していくことで、大きな力となります。

オンライン個別指導塾のすすめ

毎年の傾向がほぼ変わらないと言っても、対策を一人ですることはかなり難しいでしょう。

そこで、オンライン個別指導塾をおすすめします。

普通の塾との違いやオンライン個別指導塾のメリットは以下の通りです。

 

・自宅で受講できる

・1対1での丁寧な指導を受けることができる

・リアルタイムで質問することができる

・オーダーメイドのテキストで学習し、苦手を克服することができる

 

学校でも通常の塾でもできないことが、オンライン個別指導塾では可能になります。

「家庭での学習方法が分からない」や「今行っている勉強の進め方が正しいか分からない」という方は一度個別指導塾にご相談することをおすすめいたします。

特に日大の内部進学を専門に扱っている個別指導塾は多くの内部進学情報・指導ノウハウをもっているので、日々の学習指導を通しながら基礎学力到達度テストでしっかり得点できる力を養うことが可能です。近くに内部進学専門指導塾がない場合は是非、オンライン個別指導も視野に入れてみてください。

さくらOne個別指導塾では日大内部進学コースを用意しており多くの合格者を輩出しております。オンラインでの指導も行っており、対面授業と変わらないクオリティーの授業をご提供いたします。

内部進学に不安がある方は早い段階で是非ご相談下さい。

 

 

参考サイト

https://high.sano-nichidai.jp/

https://hachiojisakura.com/nichidai2internal/