四谷大塚テキスト「予習シリーズ」とは? 概要と勉強方法を解説

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名だたる有名校に毎年多数の合格者を輩出し、中学受験の名門塾として知られる四谷大塚。入塾テストで約半数は足切りされてしまう進学塾です。その四谷大塚の進学コースで利用する基本テキストが「予習シリーズ」です。

小学校5年生までに単元の学習を終えてしまい、6年生からは受験対策に集中できる予習シリーズは、中学受験には不可欠とまで称されます。その予習シリーズとはどのようなものなのか、どこで学べるかなどを解説します。

四谷大塚とは?

四谷大塚は中学受験専門の塾で、半世紀以上の歴史と高い合格実績を誇っています。校舎は首都圏の主要駅近くのみ。しかし通信教育部門もありますし、四谷大塚と提携して四谷大塚の教材で教える「準拠塾」や「提携塾」は全国各地にあります。それゆえ、日本全国、更には海外でも、四谷大塚は中学受験の大手となっているのです。

予習シリーズとは?

四谷大塚が制作するオリジナルテキストのシリーズの一つが「予習シリーズ」です。四谷大塚では、小学校5年生の終わりまでに、小学校で学習する単元は全て学び終えます。そして6年生では、発展問題や個別の志望校対策といった試験対策に専念するカリキュラムになっています。

「予習」の名の通り、生徒が自分一人で学習できる懇切丁寧な作りになっているのも予習シリーズの大きな特徴です。1単元は10ページ前後で、以下の構成になっています。

  • 導入、基本問題、発展問題のステップバイステップ学習
  • 全ての問題に詳細な解説

半世紀以上にわたる四谷大塚のデータの蓄積や現場で指導している講師が作成している強み。それに加え、指導要領や入試傾向の変化にも柔軟に対応し、改定しているため、本当に使える中学受験のテキストとして定評を得ています。

四谷大塚の学習システム

予習、授業、テストの3段構成

四谷大塚には小学校一年生から入塾できますが、予習シリーズを使い始めるのは4年生からです。従って本記事では、4~6年生の学習に絞って記述します。

四谷大塚での学習は、以下の3ステップを基本としています。(週テストコースでは授業は無し、テストと解説のみ)

  1. 予習
  2. 授業
  3. テスト

「予習シリーズ」は、予習という能動的な学習を通じて思考力を育むことを目指しています。予習した内容をきちんと理解できたかは、授業で確認します。そして学んだ内容をテストで実践することで、更に大きく成長させるのです。

四谷大塚テキストの要求度は高め

四谷大塚のシステムが優れているとはいえ、要求度は相当に高いです。わずか一週間で、独力で一単元の理解から応用までこなすのは、勉強の仕方が分かっていなければ困難です。また、ページ数も4教科ならば40ページと、そこそこの分量です。

もちろん、テストも受けっぱなしにするわけにはいきません。テストには四谷大塚からの解説はつきますが、テストの復習は予習シリーズとは別扱い。つまり、テストや復習の時間を除いた約6日間で予習シリーズの学習は完了しなければなりません。

以上のように、四谷大塚のシステムでの学習においては学習量や難度のみならず、タイムマネジメントも不可欠。保護者の手助けも必要になってきます。ご家庭でサポートしきれない場合は、プロの指導者を探すことも考慮に入れたほうが良いでしょう。

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四谷大塚テキストは、四谷大塚生しか購入できない?

四谷大塚や準拠塾・提携塾の生徒は、予習シリーズを指定教材として入手することができます。しかし、予習シリーズは限定販売ではありません。

予習シリーズは、誰でも購入することができます。四谷大塚ホームページから通信販売で注文するだけです。つまり、塾には行かない方や海外在住の方でも予習シリーズが利用できるわけで、心強いですね。

四谷大塚テキストの構成

予習シリーズ一覧

予習シリーズは国語、算数、理科、社会の4教科のテキストです。それぞれに上下巻があり、また、必修の副教材も学年ごとに用意されています。

メイン教材の予習シリーズは、ステップバイステップの学習方式。基礎、応用、発展と段階を踏んで理解し、その単元の内容を身につけられるよう構成されています。

一方の必修副教材は、トレーニングを積んだり、受験向け問題を解く演習教材です。

4、5年生

【メイン教材】

  • 予習シリーズ(上・下):国語、算数、理科、社会

【必修副教材】

  • 予習シリーズ(上・下):計算
  • 予習シリーズ(上・下):漢字と言葉
  • 予習シリーズ(上・下):演習問題集(全科目)

6年生

【メイン教材】

  • 予習シリーズ(上・下):国語、算数、理科、社会

【必修副教材】

  • 予習シリーズ(上・下):計算
  • 予習シリーズ(上・下):漢字と言葉
  • 予習シリーズ(上)実力完成問題集:国語、算数、理科、社会
  • 予習シリーズ(下)入試実戦問題集(難関校対策/有名校対策):国語、算数、理科、社会

予習シリーズは柔軟な学習システム

さて、4,5年生までは小学校の単元を習得し、6年生は入試対策に特化した構成になっていることが明白でしたね。

しかし実は、もっと早く、4,5年生から受験体制に入ることも可能です。4,5年生向けにも、最難関問題集という選択副教材が提供されています。このような柔軟な学習システムが、予習シリーズの魅力の一つです。

予習シリーズにレベル分けはある?

予習シリーズはレベル分けされておらず、単一レベル構成となっています。予習シリーズ中のどの問題まで解くかで、レベル別の調整をしているからです。

しかし、教科書である予習シリーズにはレベル分けはないものの、四谷大塚には組分けが存在します。組分けは、5週間に一度行われる組分けテストの結果で決められます。組分けのレベルは4段階。Sを最上位とするS、A、B、Cの4レベルです。

では、レベルは何に反映されるのかというと、テスト問題です。レベル分けにより、各レベルに適切な難易度の問題が与えられるのです。難しすぎず易しすぎず、内容を消化して次のステップに進められる仕組みです。

予習シリーズの使い方

四谷大塚テキストは「進度」より「深度」

予習シリーズの使いこなしには、学習の「深度」の見極めが重要です。なぜならば、予習シリーズの学習の「進度」は生徒のレベルに無関係に一律に決められているからです。

生徒の学習レベルに応じた調整は、その単元の学習をどこまで深めるかで行っています。

例えば最難関校希望の生徒ならば、演習問題に加えて選択副教材も勉強します。反対に、まだあまり勉強の進んでいない生徒は、基礎問題に注力して進めることになります。

では、これらの按配は、どうやって決めていけばよいのでしょうか?

四谷大塚・準拠塾生の場合

四谷大塚の生徒ならばクラスがレベル分けされているので、レベルごとの指導がしてもらえます。そして、レベル分けは5週間おきと頻繁に行われます。ですから、常に自分に合った学習内容が提供される仕組みです

では、準拠塾・提携塾に通っている場合はどうでしょうか。この場合は、塾が独自教材で塾生に合わせた指導をしているのが標準的です。塾が管理してくれるので安心とも言えますが、集団授業の場合はむしろ要注意かも知れません。予習シリーズと塾の両方のペースに合わせる努力が必要です。

四谷大塚週テストコース生の場合

授業を受けない週テストコース生は、本人か保護者が自ら学習内容を取捨選択せねばなりません。ただ、テストはレベル別出題ので、テストが学習のガイドラインにはなります。しかし、見極めが難し感じるご家庭も多いことでしょう。

自習者の場合

予習シリーズの自習だけで受験勉強をしている場合は、どうでしょう? テストが受けられないので、目標設定が困難になるかも知れません。分からない箇所があっても、中学受験の問題をその場で教えられる保護者は少ないでしょう。となると、親子ともども、不安感や負担感が大きくなる可能性があります。

もう一点、独学で受験に臨むデメリットは、情報が限られることです。模試で偏差値は把握できても、入試傾向は個人では掴みづらいでしょう。また、お子様の特性に合った学校も、表面的な情報だけでは見つけにくいものです。

以上のように問題を感じる場合は、中学受験の専門家に相談した方が、無理なく受験勉強を進めることができるでしょう。

予習シリーズの勉強で困ったら

予習シリーズの進度についていけない!

さて、これまで予習シリーズが、幅広い生徒の中学入試に必要な実力を養成する仕組みを見てきました。無理をせず着実にレベルアップしていける、信頼のおける学習システムでしたね。

しかし予習シリーズは内容が充実しているだけあり、四谷大塚や塾で学んでいてすら、ついていくのが大変な時も。ましてや家庭で自習している場合の学習計画・管理は、荷が重すぎるかも知れません。

予習シリーズは個別指導と好相性

予習シリーズを自分では使いこなせなかったら、プロを頼るのも一案です。四谷大塚のシステムや予習シリーズを熟知した指導者にアドバイスを貰うのです。

弊社、さくらOne個別指導塾では、「予習シリーズ」を教えた経験の多いプロ社会人講師が、生徒様に合わせて予習シリーズを教えることが可能です。予習シリーズに適したカリキュラムをお組みすることが出来ます。

他にも、習い事や居住地の関係で通塾が難しい方も、オンラインで学ぶことができます。時間も場所も問わないオンライン個別指導なら、諦めていたプロの指導が受けられます。

中学受験人気の高まりを受け、どんどん難化していく中学入試。しか予習シリーズのような優れたテキストは、取り残されたりしません。むしろ適応して進化しています。上手に活用して合格を手にすることができるよう、お子さまに合ったサポートをしてあげたいものです。無料体験も行っているので、一度弊社、さくらOne個別指導塾をご検討ください!

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