東京学芸大附属大泉小学校の特色と内部進学対策

東京学芸大附属大泉小学校は2007年度国際中等教育学校の開校にあわせて、「国際」をテーマにした指導が行われることで注目を集める学校です。同じ東京学芸大附属小学校の中でも毛色が異なるため、興味を持っているかたも少なくないでしょう。

 

そこで、本記事では大泉小学校がどのような学校なのか紹介するために、以下のポイントに分けて解説します。

 

  • 東京学芸大附属大泉小学校の特色
  • 東京学芸大附属大泉小学校のカリキュラム
  • 東京学芸大附属大泉小学校の内部進学対策

 

また、内部進学を目指す際に学習をサポートしてくれる個別指導塾についてもまとめているため、内部進学をお考えの方も一読することをおすすめします。

東京学芸大附属大泉小学校の特色

東京学芸大附属大泉小学校の特色は学校が指定している以下4つの使命にあります。

 

  • 教育実践研究
  • 教員養成学校(教員実習)
  • 公教育
  • 地域公立校との連携教育・研究促進

 

引用:本校の使命 東京学芸大学附属大泉小学校

 

それぞれがどのような特色を持っているのか解説していきます。まずは、どのような小学校なのか確認することから始めましょう。

 

教育実践研究

「グローバル社会に生きる力をはぐくむ」をテーマに、IB(InternationalBaccalaureate:国際バカロレア)の教育理念が導入されています。IBは、さまざまな文化の理解と尊重の精神を持つと同時に、より平和でより良い世界を築くことを目的とした考え方です。

 

そのような世界を実現するために、知識や思いやり、研究心をもった若者の育成を目指す教育が東京学芸大附属大泉小学校の特色といえるでしょう。

教員養成(教育実習)

教育実習は、毎年9月上旬から10月中旬まで行われています。実習期間には合計で150名以上の実習生が学校に訪れて、教育実地研究に取り組みます。

公教育

子供達の健やかな成長を第一に考え、子ども達の体験を重視したさまざまな行事が企画されるのも魅力です。その行事を通して、体力や知力、豊かな心を育めるよう学校側がサポートしてくれます。

地域公立校との連携教育・研究促進

練馬区大泉地区の研修会への参加もしており、三木にある学校と連携し、開かれた学校であることと教育実践研究の貢献が目指されています。具体的には、国際中等教育学校との連携や、教育委員会への参加や貢献などです。

 

教育目標

教育目標においても、以下4つの目標が掲げられています。

 

  • 自ら学び、自ら考え,ねばり強く取り組む子ども
  • 支え合い、ともに生きる子ども
  • たくましく、清い心の子ども
  • 希望をもち、世界に伸びる子ども

 

学ぶ楽しさや自己学習力、目標や課題解決に向けて学んだことを活用し、ねばり強く取り組める子どもの育成。また、人と関わる大切さや自己肯定感、コミュニケーション能力やリーダーシップとフォロワーシップなどのチームワーク。

 

心身ともに向上させ、健康保持促進を目指しながら、問題に一生懸命に取り組むたくましさやいさぎよさ。大きな希望や夢を持って、グローバルな視野で多文化共生や平和に貢献できる子どもの育成など、国内にとらわれない教育も特色のひとつです。

国際児童学級「ゆり組」

大泉小学校にあるゆり組は、海外生活の経験がある児童を日本の教育に適応できるようサポートする特設クラスです。昭和44年に初めて海外帰国子女の特別クラスとして作られた歴史もあり、一人ひとりに寄り添ったきめ細かな指導が受けられます。

 

具体的には漢字や日本語計算の個別指導。海外での生活や学校の様子を一般学級の子どもに発表。茶道などの日本の伝統に触れる学習などがあります。

 

生活団活動

生活団活動とは6年生と1年生、5年生と2年生、4年生と3年生のペアに分かれて活動するグループです。4〜6年生が下級生の子ども達に手本を見せたり、作業を教えてあげたりします。

 

また野菜作りや清掃活動、運動会などの行事も活動団が主体となって取り組む体制は、大泉小学校ならではでしょう。

 

東京学芸大附属大泉小学校のカリキュラム

東京学芸大附属大泉小学校のカリキュラムは、学校カリキュラムの研究と構想の継続をもとに設計されています。平成18年度以降からは「国際社会に生きる豊かな学力の育成」と「グローバル社会に『生きる力を育む』」を中心テーマとして研究が続けられています。

 

また総合学習や日本語学習だけでなく、各教科・部でも全体の研究テーマに沿った研究活動が行われているのも大きな特徴です。

研究発表会

研究の成果や内容の発表も定期的に行われています。ただ成果を発表するだけでなく、質疑応答や課題などについて話し合いも行われるので、研究の改善につなげることも可能です。

 

研究発表会がいつ行われるかについては、日程が決まり次第報告されるので、公式サイト等でチェックしましょう。

学校給食

大泉小学校では、食べ物の秘密を探る活動をしたり、月に1度生活団活動で交流給食を実施したりしています。食について学び、子どもが健康を考えて食事がとれるよう指導します。

 

他にも各地の郷土料理や季節の料理など、給食の時間も楽しく過ごせるよう工夫されているのも子どもを通わせたくなるポイントです。

時間割(令和4年度参考)

大泉小学校の時間割は、月曜日から金曜日は通常授業、水曜日には生活団や委員会クラブの活動があります。また、木曜日は生活集会が行われるなどの違いもあり、中休みや給食時間などに多少の違いがあるため、時間には注意が必要です。

 

特に4〜6年生では専科制も取り入れられるので、低学年とはまた異なる充実した学校生活が送れるでしょう。

 

参考:1日の生活 東京学芸大附属大泉小学校

東京学芸大附属大泉小学校卒業後の進路

大泉小学校は一般試験90名と帰国子女で編成され、進路に関しても他の東京学芸大附属とは少し異なります。卒業時は約120名となる卒業生の70名前後は、学校に隣接する中高一貫の国際中等教育学校に進学するのが一般的です。

 

また、少数の子どもは学芸大学附属中学校(大泉・竹早・世田谷)へ進学できる道もあります。このような特色から、進学希望者の多くは国際中等教育学校に進学することになるでしょう。



東京学芸大附属大泉小学校の内部進学対策

大泉小学校では、半数以上の生徒が国際中等教育学校へ進学する他、学芸大学附属中学校も目指せます。しかし、学芸大学附属中学校への内部進学は他の付属小学校よりも受けられる人数が少人数となるため、早い段階での対策が必須です。

 

国際中等教育学校へ進学するのにも、学校の授業を理解し、初等科教育レベルの問題を解けるようにしておく必要があります。内部進学自体の難易度はそこまで高いものではありませんが、しっかりと学習しておかなければ合格も難しくなるでしょう。

 

学校で周りに置いていかれてしまうと、勉強へのやる気もどんどんと失っていくことになるので、復習や予習の習慣づけするのが大切です。勉強するように子どもに言っても、勉強しない、または成績が伸びないのであれば個別指導塾の活用がおすすめです。

 

成績が伸びないのは、勉強に苦手意識を持っていたり、学習が効率的でなかったりする可能性があるため、塾でサポートしてもらうのもひとつの方法です。

 

個別指導塾のさくらOne

東京学芸大附属大泉小学校は、国際中等教育学校と学芸大学附属中学校への進学を目指せますが、学校の授業にしっかりとついていく必要があります。また学校の方針に基づいた考える力や、問題を解決する力も必要となるため、学習の質を高めるのも重要です。

 

しかし、小学生1人だけではなかなか勉強のモチベーションを維持するのは難しく、成績が上がらないと困っている方もいるでしょう。そんなときこそ、子どもの苦手を理解し、効率の良い勉強方法を指導できる個別指導塾が強い味方になってくれます。

 

学校の先生は同時に複数の生徒を指導しなければならないため、どうしても学習指導が全員に行き渡りません。しかし、個別指導塾であれば、子ども一人ひとりに合わせたカリキュラムで指導してくれるので、問題が解けるようになるまでサポートしてくれます。

 

東京学芸大附属大泉小学校の内部進学について、何か不安なことや疑問がありましたら、当該生徒の指導に対応する「さくらOne個別指導塾」までお問い合わせください。

さくらOne個別指導塾では、プロ社会人講師が完全マンツーマンでお子様の苦手やペースに合わせた、無理のない指導を徹底いたします。

多くの一貫校内部進学対策コースも設置しているため過去問や使用テキストにも熟知しております。

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>>参考リンク

東京学芸大学附属 大泉小学校ホームページ

文部科学省IB教育推進コンソーシアム

https://grow-child-potential.com/13190.html#index_id4