東京医療保健大学看護学科に関する受験情報
東京医療保健大学看護学科の概要
東京医療保健大学は比較的新しい私立大学で、2005年に開校したばかりの大学です。東京医療保健大学は東京都に医療保健学部、東京都、千葉県、和歌山県にそれぞれ看護学部があるのが大きな特長です。学校法人青葉学園が2005年に青葉学園短期大学を改組して開学し、東京都品川区の五反田キャンパスに本部があります。
当初は、医療保健学部看護学科、医療栄養学科、医療情報学科の3学科で開学しました。2014年に東が丘看護学部と立川看護学部が設置され、2018年には千葉看護学部と和歌山看護学部がそれぞれ設置されました。また、大学院として、医療保健学研究科・看護学研究科・和歌山看護学研究科・千葉看護学研究科も設置されています。後期課程としては、医療保健学研究科の看護学領域(博士課程)と、看護学研究科の看護学(博士課程) があります。
現在、東京医療保健大学の看護学科は、医療保健学部看護学科、東が丘看護学部看護学科、立川看護学部看護学科、千葉看護学部看護学科、和歌山看護学部看護学科の5つの拠点があることになります。
キャンパス別に5つある看護学科は看護師・保健師などを養成し、1年課程の助産学専攻科もあります。大学院の看護学研究科はNP(ナースプラクティショナー)の育成を特色としています。
東京医療保健大学看護学科の所在地
東京医療保健大学医療保健学部看護学科のキャンパスは、五反田キャンパスが東京都品川区東五反田4-1-17に所在します。大学本部であり、医療保健学部看護学科1年(前期は週4日)– 4年次に使用します。
世田谷キャンパスは東京都世田谷区世田谷3-11-3(旧青葉学園短期大学)に所在し、医療保健学部看護学科1年前期(週1日)次に使用します。
国立病院機構キャンパスは東京都目黒区東が丘2-5-1(旧東京医療センター附属東が丘看護助産学校)に所在し、東が丘看護学部看護学科1 – 4年次に使用します。
国立病院機構立川キャンパスは東京都立川市緑町3256(旧災害医療センター附属昭和の森看護学校)に所在し、立川看護学部看護学科1 – 4年次に使用します。
船橋キャンパスは千葉県船橋市海神町西1-1042-2(旧地域医療機能推進機構船橋中央病院附属看護専門学校)に所在し、千葉看護学部看護学科1 – 4年として使用します。
雄湊キャンパスは和歌山県和歌山市東坂ノ上丁3に所在し、和歌山看護学部看護学科1 – 2年次に使用します。
日赤和歌山医療センターキャンパスは和歌山県和歌山市小松原通4-20(旧和歌山赤十字看護専門学校)に所在し、和歌山看護学部看護学科3 – 4年次に使用します。
東京医療保健大学看護学科の提携病院
東京医療保健大学医療保健学部看護学科の臨地実習先となる提携病院としては、それぞれのキャンパスに近接する国立・私立の大規模総合病院と提携しています。
五反田キャンパスの提携病院としては、NTT東日本関東病院になります。また、国立病院機構キャンパスの提携病院としては、国立病院機構東京医療センターになります。また、国立病院機構立川キャンパスの提携病院としては、国立病院機構災害医療センターになります。また、船橋キャンパスの提携病院としては、地域医療機能推進機構船橋中央病院になります。また、日赤和歌山医療センターキャンパスの提携病院としては、日本赤十字社和歌山医療センターになります。
東京医療保健大学看護学科の入試種類ごとの受験情報
東京医療保健大学看護学科の入試選抜の種類は学部によって若干異なりますが、試験内容は共通です。
医療保健学部看護学科の定員は一般選抜が50名、推薦型(総合)が12名、学校推薦型一般が14名です。
東が丘看護学部看護学科の定員は一般選抜が47名、推薦型(総合)が8名、学校推薦型一般が23名です。
立川看護学部看護学科の定員は一般選抜が50名、学校推薦型一般が23名です。
千葉看護学部看護学科の定員は一般選抜が50名、学校推薦型一般が18名です。
和歌山看護学部看護学科の定員は一般選抜が34名、推薦型(総合)が8名、学校推薦型一般が10名です。
一般選抜
2教科2-3科目200点満点です。
必修科目
英語(コミュ英I/コミュ英II)(各100点)
選択科目
数学(数学I・数学A)(各100点)
理科(化学基礎・化学・生物基礎・生物)(各100点)
選択科目のなかから、2科目を選択します。
推薦型(総合)
試験の内容は書類審査、面接、小論文・作文が課されます。
学校推薦型一般
試験の内容は書類審査、面接、小論文・作文が課されます。
河合塾が提供する入試難易度データを基にした学部別偏差値一覧によると、
医療保健学部看護学科の偏差値は50、
千葉看護学部看護学科の偏差値は45、
和歌山看護学部看護学科の偏差値は45、
東が丘看護学部看護学科の偏差値は45、
立川看護学部看護学科の偏差値は45~47.5
となっています。
また、入試難易度データを基にした学部別共通テスト得点率一覧によると、
医療保健学部看護学科の共通テスト得点率は68%、
千葉看護学部看護学科の共通テスト得点率は64%
和歌山看護学部看護学科の共通テスト得点率は60%、
東が丘看護学部看護学科の共通テスト得点率は62%、
立川看護学部看護学科の共通テスト得点率は63%
となっています。
東京医療保健大学看護学科で取れる資格と合格率
東京医療保健大学では、同じ看護学科でも取れる資格や、国家試験の合格率が学部によって異なるため、注意が必要です。
医療保健学部看護学科では、看護師国家試験受験資格と保健師国家試験受験資格、養護教諭免許状(一・二種)、衛生管理者<国>を取得することができます。
千葉看護学部看護学科と和歌山看護学部看護学科では、看護師国家試験受験資格と保健師国家試験受験資格、養護教諭免許状(一・二種)を取得することができます。
東が丘看護学部看護学科と立川看護学部看護学科では、看護師国家試験受験資格を取得することができます。
医療保健学部看護学科の2019年度の看護師国家試験合格率は98.2%、2020年度は 98.4%となっています。全国平均と比べると、高い数字を出しています。
東が丘・立川看護学部看護学科の2019年度の看護師国家試験合格率は96.1%、2020年度は 97.0%となっています。全国平均と比べると、高い数字を出しています。
一方、千葉看護学部看護学科と和歌山看護学部看護学科の看護師国家試験合格率は、新設されたばかりのため、まだ数字が出ていません。
東京医療保健大学の就職先(2019年度)としては、NTT東日本関東病院、昭和大学病院、東邦大学医療センター大森病院、東京慈恵会医科大学病院、日本医科大学付属病院、国際医療福祉大学三田病院、東京慈恵会医科大学病院、国立病院機構東京医療センター、国立がん研究センター中央病院、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター病院、日本赤十字社医療センター、東京大学医学部附属病院、横浜市立大学附属病院、日本赤十字社医療センター、亀田総合病院などとなっています。
東京医療保健大学看護学科の留年率
東京医療保健大学看護学科の留年率(2017年度)は、医療保健学部看護学科が1.9%、東が丘・立川看護学部看護学科が3.2%となっています。
東京医療保健大学看護学科の卒業生の声
東京医療保健大学医療保健学部看護学科の卒業生からは「1年次から病院実習があり、早い段階から現場で患者様とのコミュニケーションを体験した。2・3年次には1学生1患者様の受け持ちを経験し、座学で学んでいた解剖生理や看護技術について実際に臨床で活躍する看護師から学べた。4年次の3学科合同で行う協働実践演習では1つのテーマに対して医療栄養学科、医療情報学科それぞれのアプローチで関わることでチーム医療の大切さを実感した。老年看護学ゼミに入り、急性期で治療を受ける認知症の患者様がどうすれば看護ケアをスムーズに受け入れられるかをテーマに論文を制作した」という声が聞かれています。
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参考文献
東京医療保健大学医療保健学部看護学科の公式サイト
http://www.thcu.ac.jp/faculty/healthcare/nursing/
スタディサプリ進路のサイト
https://shingakunet.com/gakko/SC004729/nanido/
看護師国家試験大学別合格状況
Wikipedia