中学生が目指すべき英検の級は?そのメリットと対策法も解説
近年、小学校での英語の教科化、中学生が身につけるべき英単語数の増加などますます、英語を使いこなすことができるグローバル人材の育成の重要性が高まっています。
中学生が自身の英語力を知ったり、学習の指針にしたり、あるいは進学で活用できたりする上で「英検」を受験することがおすすめです。
この記事では、中学生が取得しておくべき英検の級とそのレベルの目安、中学生が英検を取得するメリット、そして中学生におすすめの英検対策についてご紹介します。
英検とは
英検とは「実用英語技能検定」の略で、日本国内で歴史も実績もある英語力を測るための試験です。1級から5級まで7つの級に分かれていることが特徴です。
受験をするにあたって年齢制限はなく、お子様からシニアまで幅広い世代の方が受験することができます。
英検を所持することで進学や就職などあらゆる場面で活用できるため、学生に特に人気がある試験です。
中学生を取り巻く英検の現状
2021年度には中高生の受験者が300万人を超え、英検の受験者全体の75%以上を占めました。
中学生の英検受験者は多く、中学生の3人に1人は英検を受験したことがあると言われており、これはおそらく高校受験での優遇措置を見据えてのことでしょう。
中学1年生は5級、中学2年生は4級、そして中学3年生は3級の受験者が特に多いです。
中学生が卒業までに取っておきたい英検の級とそのレベルの目安
中学生が卒業までに取っておきたい英検の級は英検3級または英検準2級です。
ここではそれぞれの試験の特徴やポイントについて解説します。
英検3級
英検3級に合格すると中学卒業レベルの英語力があることの証明になります。
英検3級以上の級から1次試験(筆記試験)に合格すると、2次試験のスピーキングテストが実施されます。
また、英検3級以上の級になると英作文の問題もあるため、英語を読む・話す・書く・聞く能力をバランスよく育成する必要があるでしょう。
合格率は50%程度なので、しっかりと対策する必要があります。
英検準2級
英検準2級は高校中級レベルの試験です。中学生が英検準2級に合格することができると高校入試や内部進学などにおいて大きな優遇措置を受けられることが期待できます。
英検準2級に合格するためには、3級と同様に英語の4技能をバランスよく身につけるとともに、さらに英単語や熟語の学習をすることが必要です。また英作文の配点が大きい為、この対策をしっかり行っていくことが合格のカギとなります。
中学生が英検を受けるメリット4つ
中学生が英検を受けるメリットは下記の4つです。
・英語学習のモチベーションアップにつながる
・高校入試・内部進学などで優遇してもらえる
・外部試験に慣れることができる
・英語の4技能がバランスよく身につけられる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
英語学習のモチベーションアップにつながる
英検には合否があります。合格することで「英検◯級」と認定されることになるため、自分の英語力が視覚化・数値化されます。
このように目に見える形で自分の実力がわかることで、英語学習に対するモチベーションの維持や向上につながるでしょう。
語学力の向上のためには継続的な学習習慣の形成が必要不可欠です。英検を目標にしながら英語学習を進めることで、英語の勉強が習慣化しやすくなります。
高校入試・内部進学などで優遇してもらえる
英検は高校入試・内部進学などで優遇してもらえる試験です。「優遇」の詳細は学校によって異なりますが、主に下記の3つのいずれかの措置を受けることができるでしょう。
・内申点に加点
・英語の学力試験の免除
・英語の学力試験に加点
このような優遇措置を受けることでより合格に近づけます。
下記の表は高校入試で英検取得者優遇を公表している高校の例です。(令和4-5年度)
学校名 | 利用条件 |
大森学園高校 | 一般入試において準2級取得者には50点、2級取得者には80点を筆記試験の得点に加点 |
文教大学附属高等学校 | 推薦入試において、準2級取得で+2点、3級取得で+1点を内申点に加算 |
国本女子高等学校 | 一般入試において準2級取得者には70点、2級取得で80点、準1級取得で100点の加算あり |
立川女子高等学校 | 特別進学コースの推薦または一般入試において英検・数検・漢検準2級以上の取得者は内申点に+2点加点 |
英検で優遇措置を受けるためには最低でも英検3級、できれば英検準2級を取得しておくことが望ましいです。
高校受験までに計画的に英検を受験して、これらの級を取得できるように頑張りましょう。
外部試験に慣れることができる
英検は自分の中学校以外で、一般の方と受験することになります。また、試験もマークシート方式であるため、普段受けている定期テストとは大きく異なります。
英検を何回か受験することで外部試験に慣れることが可能です。外部試験に慣れておくと、高校受験や大学受験の際に、必要以上に緊張してしまったり、実力を発揮できなかったりといったリスクを軽減させることができます。
英語の4技能がバランスよく身につけられる
上記にもありますが、英検3級以上の級になると記述式のライティング問題が筆記試験で出題されたり、2次試験で面接形式のスピーキングテストが課されます。つまり、英検3級以上に合格するためには英語の4技能(読む・話す・書く・聞く)をバランスよく育成し対策する必要があるということです。
中学生におすすめの英検対策
中学生におすすめの英検対策は下記の2つです。
・英作文のトレーニングをする
・英会話スクールや英検対策ができる塾を活用して面接対策をしよう
1つずつ確認しましょう。
英作文のトレーニングをする
英検3級では30語程度の英作文の問題が課されます。
好きな季節、読書が好きであるかどうか、旅行が好きであるかどうかといったあなたの意見や考えを問う質問内容です。
普段から自分の意見や考えを、「理由」も含めて英語で説明できるようにしておくことでライティング対策になるでしょう。
しかし、自分が作った英文が正しく書けているのかどうかを確認する必要があります。
学校の先生や塾の先生に添削してもらい、アドバイスをもらうことで、よりライティング力を高めることが期待できます。
英会話スクールや英検対策ができる塾を活用して面接対策をしよう
英検3級以上の級には面接試験があります。面接で緊張してしまい、実力を発揮できずに不合格になってしまうお子様もかなり多いです。
面接試験のコツは場数を踏んで慣れることです。
しかし、面接試験対策は中々1人で行うことが難しいため、英会話スクールや英検対策ができる塾を活用することで、効率的に面接対策をすることができます。
さくらOne個別指導塾では、英検1級合格者や海外留学経験者など経験豊富で実績も申し分がない英語のプロが英検の指導を担当します。
マンツーマンでの指導を行なっているため、お子様の性格、英語レベル、苦手分野に合わせて柔軟に指導を行うことが可能です。
2次試験のスピーキング対策だけでなく、1次試験の筆記試験対策も行なっています。
さくらOne個別指導塾に通うことで、部活動や習い事で忙しいお子様も効率的に英検対策ができます。
まとめ : 中学生が目指すべき英検の級は?そのメリットと対策法も解説
いかがでしたか?
中学生の方は卒業までに英検3級、可能であれば英検準2級を取得しておくことが望ましいです。
英検3級以上の級になると、英作文の試験やスピーキングテストがあるため、一人で試験対策を行うことが少し難しくなってきます。
さくらOne個別指導塾では、プロの英語講師がお子様のレベルに合わせてマンツーマンで個別に英検合格に向けた指導を行なっています。
興味がある方は、まずは無料体験申し込みをおすすめします。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
参考URL:
https://ryugaku.net/magazine/6633
https://www.miyamanavi.net/eiken-junior-high-school-student/
https://www.kids.ecc.jp/course/eiken_junior.html
https://www.nichibeieigo.jp/kotsukotsu/exam/5093/
https://katekyo-peacenet.com/column/00275.html
https://toraiz.jp/english-times/success/11422/
https://berkeleyhouse.co.jp/blog/eiken/eiken-junior-high/
https://chugakuagaru.com/eiken.html
https://kobetsu123.jp/fukushima/eiken-chugakusei/
https://katekyo-peacenet.com/column/00258.html
https://www.studyh.jp/kanto/special/naisin/index.html