小学生は英検何級を目指せばいいの?その基準と対策を解説

2020年度から小学生の英語の教科化が始まり、ますます英語の早期教育に対する興味関心が高まっています。

小学生が英検を所持していることで、自信につながったり、中学受験で優遇されるなどさまざまなメリットがあることから、近年英検の小学生受験者が急増しています。

この記事では、小学生が英検を所持していることのメリット、小学生が所持するべき英検の級、英検対策のやり方についてご紹介します。

小学生のお子様がいて、かつ英検受験に興味がある保護者の方は必読です。

英検とは?

英検とは「実用英語検定」の略で、年に3回実施される英語試験のことを指します。

1級から5級まで級ごとに7つの段階に分かれており、所持する英検の級によっては就職や進学などで有利になることから、小学生から大人まで幅広い世代に人気のある資格試験の1つです。

また、英検を受験する上で対象年齢や年齢制限はありません。

小学生を取り巻く英検の受験状況

近年、英語教育の早期化の影響を受けて、英検を受験する小学生が年々増加傾向にあります。

2014年度はおよそ33万人の小学生が英検を受験しましたが、2018年には受験者が42万人と、10万人ほど増加しました。

詳細は後述しますが、中学受験などの入試でも英検は優遇されることがあることから、今後ますます受験者の増加が見込まれます。

小学生で持っておいた方が良い英検の級とそのレベル

英検には5級から1級までの級があることをご説明しましたが、小学生の段階で持っておくべき英検の級は5・4・3級です。

ここではそれぞれの級のレベルや試験について簡単にご紹介します。

5級

5級は小学生の受験者が最も多い級です。中学1年生レベルの基本的な英語力を習得していると合格できます。合格率は80〜83%と比較的高めです。

2016年より3分間の録音型のスピーキングテストが導入されました。このスピーキングテストは合否に関係ありませんが、英語を話すことに慣れておく必要があります。

日本英語検定協会は小学生のうちに英検5級を取得することを目標に掲げているため、小学生受験者の方はまずは英検5級合格を目指すことがおすすめです。

4級

英検4級に合格するためには、中学2年生レベルの英語力が求められます。5級との違いは文章読解が登場する点です。

ある程度まとまった量の英文を読むための英語力と集中力が求められます。

英検4級以上を所持していると、詳細は後述しますが、中学受験で優遇されるケースもあるため、中学受験を検討しているお子様におすすめの級です。

3級

英検3級を所持していると中学生3年レベルの英語力があると証明されます。

英検3級より記述式のライティングと面接でのスピーキングテストがあることから、読む・書く・話す・聞くといった英語の4技能をバランス良く身につけることが大切です。

合格率が53〜55%と少し難しい試験なので、きちんと対策して臨むようにしましょう。

小学生で英検を持っておくことのメリット3つ

小学生で英検を持っておくことのメリットは下記の3つです。

・中学受験で優遇してもらえることがある。
・英語に対する自信につながる。
・中学での英語学習の準備になる。

それぞれのメリットについて解説します。

中学受験で優遇してもらえることがある

英検を所持していることで、中学受験で優遇してもらえることがあります。つまり、英検を所持していることで合格に近づくことができるのです。

優遇の種類は3種類あり、下記の通りです。

・受験資格を得られる。
・加点される。
・英語で受験できるまたは試験免除になる。

それぞれの優遇タイプの代表例を確認しましょう。

・受験資格を得られる中学校

中学校名優遇されるために必要な英検の級
桜丘中学校英検取得者のみ
淑徳中学校英検3級相当の英語力の証明
聖学院中学校英検4級以上
英検準2級以上で筆記試験免除
八王子実践中学校英検3級以上

・加点される中学校

中学校名加点されるために必要な英検の級
品川女学院中学校第1-2回目は英検準1級以上60点、2級40点、準2級20点、3級10点の加点あり。
第3回目は第1-2回目の加点の1/2
明法中学校英検4級以上
1科目入試を除く全ての入試が対象
三輪田学園中学校2級以上100点、準2級90点、3級80点、4級(CSE1,000以上)70点の加点あり。
麹町学園女子中学校英検3級以上100点、4級80点の加点あり。

英語で受験できる中学校または試験免除できる中学校

中学校名利用条件
江戸川女子中学校一般英語特化型入試において英検2級レベルの英語のテストと面接で判定
大妻中野中学校グローバル入試において、算数、国語、英語の試験を受験。英検準2級を所持していると英語の試験免除。
川村中学校2科入試において、算数・国語
英語より2科目選択して受験する。英検3級以上で試験免除。
玉川聖学院中学校多文化共生入試において算数・国語または算数・英語のいずれかを選択して受験する。資格・技能・経験が求められる。

英語に対する自信につながる

英検は恐らく人生で初めて手にいれる資格になる人が多いのではないでしょうか?

英検に合格すると、合格証をもらえます。そして、次の級に合格することを目指すのです。

5級であっても、お子様にとっては無事に合格することができたら嬉しく、達成感を感じるものです。英語の学習に対して自信を持ち、更にモチベーションアップにもつながるでしょう。

中学での英語学習の準備になる

英検5級は、上記にもありますが、中学1年生レベルの英語力テストです。つまり、英検に合格することができれば、中学校での英語学習の準備にもなると言えます。

中学校で学ぶ内容を小学生のうちに先取りしておくことで、スムーズに中学での英語の授業について行くことができるでしょう。

小学生の英検対策におすすめの方法

小学生におすすめの英検対策は下記の2つの方法です。

過去問や問題集にチャレンジする
英検対策をしている塾や英会話スクールに通う

それぞれの対策方法について確認しましょう。

過去問や問題集にチャレンジする

まずは本屋やインターネットを通じて過去問や問題集を入手し、実際に解いてみましょう。英検の問題傾向やスタイルは基本的には毎回同じであるため、傾向と対策を知っておくことで受験しやすくなるはずです。

実際に過去問や問題集を解いてみて、お子様が苦手とする分野や設問を確認し、苦手分野を集中的に対策することで合格に近づいていきます。

また、英検は基本的にはマークシート式での試験になるため、鉛筆できちんとマークを塗りつぶす必要があることから、ある程度練習も必要です。過去問や問題集を活用することでマークシート式の試験に慣れることにもつながります。

英検対策をしている塾や英会話スクールに通う

小学生の場合、1人で英検合格に向けて継続的に学習することが難しいかもしれません。その場合は、英検対策ができる塾や英会話スクールにお子様を通わせることで、短期間で効率的に英語力を上げられるでしょう。

さくらOne個別指導塾は英検1級所持者、海外留学経験者などプロの英検講師が1対1で英検対策の指導を行なっております。マンツーマンの指導なので、お子様の性格、レベル、理解度に合わせて柔軟に指導することが可能です。

まとめ:小学生は英検何級を目指せばいいの?その基準と対策を解説

いかがでしたか?

小学生における英検の重要度やメリットは年々高まっています。

英検を所持していることで就職や受験など人生のあらゆる重要な場面で優位に働くことから、小学生のうちから英検を受験することをおすすめします。

さくらOne個別指導塾ではマンツーマンで小学生のお子様の英検対策を実施しております。

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参考URL:
https://coeteco.jp/articles/10813
https://www.shane.co.jp/column/detail/id=44680
https://www.berlitz.com/ja-jp/blog/eiken
https://kids-english-online.com/eiken-elementary-school-students
https://startoo.co/english/3488/
https://atoz-brightly.com/articles/child-test/
https://prince-eibei.jp/prince/prince-6323/
https://www.qqeng.com/qqkids/eiken_cat/eiken
https://gakusyu.live/2022/10/12/eiken-syogakusei-tokyoriyou/#toc9