東京都市大学付属小学校の入試問題傾向と対策

東京都市大学付属小学校は人気があり倍率が高く合格が難しい小学校です。子どもの将来の中学受験まで想定されている保護者の皆様は、東京都市大学付属小学校に通わせたいと考えている方も多いでしょう。

今回は東京都市大学付属小学校の特色や入試情報、受験対策まで詳しく解説します。ぜひとも東京都市大学付属小学校の受験に役立ててください。

東京都市大学付属小学校の特色

東京都市大学付属小学校は幼稚園から大学までの一貫教育を行っている小学校です。東京都市大学の付属校であり、世田谷区成城に立地しています。1955年に開校して以来の長い歴史のある学校です。

以下に東京都市大学付属小学校の特色を詳しく紹介していきます。

教育目標

東京都市大学付属小学校は学力と心の育成を重視しています。そのために立てられた教育目標は以下の通りです。

  • 自主的な態度を培い、進んで問題を解決する強い意志を育む
  • 集団生活を通して思いやりや協調心を養い、自ら正しく考え行動する心豊かな児童を育む
  • 豊かな情操を養いながら、創造力と表現力を培い感性豊かな児童を育む
  • 基本的な学習姿勢を養いながら、高い学力を定着させる

子どもたちが自主性を育むことを重視しています。また、協調性や思いやりといった集団生活を送る上で大事な力を育むことも大事にしています。

高い学力の定着も重要な目標です。そのために基本的な学習姿勢を養うことを念頭に置いて指導をしています。

勉強集中月間と行事集中月間

東京都市大学付属小学校ではメリハリのある学校生活を送れます。勉強集中月間と行事集中月間の設定をしているからです。

勉強に集中する時期と行事が行われる時期を交互に迎えることで、子どもたちはひとつの目標に集中できます。

英語教育

東京都市大学付属小学校は英語教育に力を入れています。1年生と2年生は日本人講師と外国人講師によって週2回の授業を受けられるのが特徴です。

また、3年生以上になるとクラスを半分に分けて週3回英語の授業が行われます。

授業では電池ボードが活用され、楽しみながら英語を学ぶことが可能です。

国際交流プログラム

東京都市大学付属小学校では英語力を高めるために国際交流プログラムを実施しています。

たとえば、4年生が全員参加の文化体験学習です。福島県のブリティッシュヒルズで行われ、公用語が英語のため実践の機会が与えられます。

3年生から5年生の希望者に対してはオーストラリアへのホームステイを実施します。ホームステイをしつつ現地にある小学校へと通学できるプログラムです。

さまざまな体験を通して子どもたちは英語力を伸ばせます。

課外スクール

東京都市大学付属小学校では放課後の時間を活用して課外スクールを実施しています。多くのスクールが開催されているのが特徴です。

たとえば、サッカースクールでは元プロサッカー選手による指導を体験できます。初心者から経験者までが楽しめるサークルです。

生け花教室は女子だけではなく男子からも人気を集めています。実技だけではなく、クリスマスや正月の飾りを作るなど興味深い試みが盛りだくさんです。

他にも、英語教室やランニングスクールなど多様なスクールがあります。

生活指導

東京都市大学付属小学校では生活指導に力を入れています。自身でよく考えて行動できる子どもを育てるためです。

生活指導の目標として以下の3つを掲げています。

  • 基本的な生活習慣や、ものごとのけじめを大切にする。
  • 思いやりのある子を育て、好ましい人間関係を築く。
  • 集団生活のルールを守り、社会に通用するマナーを身につける。

生活指導を促進するために各種委員会の運営やたてわり活動、安全教育の実施などに取り組んでいます。

安全に関する取り組み

東京都市大学付属小学校では子どもたちの安全を守るためのさまざまな取り組みを実施しています。

たとえば、PASMOを活用したセキュリティシステムです。ICカード読み取り機が玄関にあり、PASMOをかざすことで保護者に登下校がメールで通知されます。

学校と最寄り駅の二子玉川駅の間をスクールバスが運行しています。1年生を最優先で運行されており安心です。

下校指導は徹底して行われており、安全やマナーを守るように促します。また、警備員による見回りや誘導もあり安全です。

他にも緊急連絡システムや安全マニュアルの携帯、安全マニュアルの作成といった安全教育に力を入れています。緊急時には緊急避難校ネットワークにより、近くの学校が連携して子どもたちの安全が守られます。

卒業後の進路

東京都市大学付属小学校を卒業後に他の中学校に進学する生徒が多いです。

たとえば、男子校であれば駒場東邦や独協、早稲田、開成などに進学しています。女子校では、聖ドミニコや東京女学館、盛岡白百合、共立女子などです。

共学校への進学実績としては、栄東や佐久長聖、等々力、宮崎日大などがあります。

都内に限らず他の都道府県の中学へ進学するケースも珍しくありません。

もちろん、内部進学をする生徒も多いです。ただし、内部進学するには、学習面と生活面の両方の評価で判断されます。

学校アクセス

  • 小田急線『成城学園前駅』南口下車徒歩約10分
  • JR・東急線『渋谷駅』から成城学園前行バス→「東京都市大付属小学校前」下車
  • 東急・小田急バス『渋谷駅』から狛江、調布南口行バス→「東宝前」下車、徒歩2分
  • 東急線『二子玉川駅』から成城学園前行バス→「東京都市大付属小学校前」下車

東京都市大学付属小学校の入試情報(2024年度)

  • 入学定員:男女76名(内部進学者約10名)
  • 入試日:2023年11月2日・3日・4日のうちいずれか一日選択
  • 試験内容:ペーパー試験・集団適応試験・保護者面接
  • 出願手続期間:2023年10月1日~10月4日
  • 合格発表日:2023年11月5日
  • 入学手続き:2023年11月5日9:00~11月6日23:59

東京都市大学付属小学校の入試問題傾向と対策

入試問題傾向

東京都市大学付属小学校の入試はペーパー試験、集団適応試験、保護者面接の3つです。試験内容について以下で詳しく紹介します。

ペーパー試験

ペーパー試験では過去に図形や数量、言語、常識、推理・思考、話の記憶といった問題が出題されました。

さまざまな分野がバランスよく出題されるのが特徴です。直感力や思考力、スピードなどが要求されます。

集団適応試験

集団適応試験では、行動観察や制作、運動などが出題されます。

行動観察では過去に遊び道具作りや制作物を用いた遊びなどが出題されました。

制作としては、絵画や工作などが出題されています。指定された課題を守って絵画や工作を完成させなければいけません。

運動テストでは、簡単な運動や模倣体操などが出題されました。

保護者面接

保護者面接は試験管が1名であり、6~8分ほど行われます。

よく聞かれる質問は以下の通りです。

  • 家庭の教育方針について
  • 志願理由について
  • 子どもの長所・短所
  • 本校に望んでいること
  • 小学校生活で大切にしたいこと

一般的な内容について聞かれることが多いです。

入試問題対策

ペーパー試験の対策としてはすべての分野についてバランスよく学習を進めることをおすすめします。

集団適応試験の対策は、きちんと指示を理解して行動できる力を育てることが重要です。日常生活の中でさまざまな体験をさせましょう。他の子どもと協調してルールを守りながら遊ばせる経験を積ませることも大事です。

東京都市大学付属小学校は倍率が高いため、受験に不安を感じる方が多いです。自分たちで対策するのに限界を感じた場合は、塾や家庭教師などを活用してプロのサポートを受けましょう。

東京都市大学付属小学校の入試問題傾向と対策

東京都市大学付属小学校の入試を突破するには徹底した受験対策が必要になります。基本的な問題の演習を繰り返し、日々の生活習慣や所作などの指導をするといったことが重要です。

東京都市大学付属小学校は受験倍率が高く、合格するのは簡単ではありません。受験対策に不安を感じる方は「さくらOne個別指導塾」までご相談ください。

弊社さくらOne個別指導塾は、小学校受験対策で豊富な実績があり、私立小学校受験の対策にも対応可能です。多くの指導実績のあるプロ講師が多数在籍しており、志望校に合わせた対策ができます。無料体験も実施している、さくらOne個別指導塾までお気軽にお問い合わせください。

社会人プロ講師の個別指導を無料体験:さくらOneが自信を持ってお勧めする完全マンツーマン個別指導授業をぜひ体験してみてください。無料体験のお申し込みはこちらから。