日本大学医学部の偏差値などの入試情報と受験対策
日本大学医学部の入試は、標準的な難易度の問題レベルとなっています。ですが一部難易度の高い問題が存在するなど一筋縄ではいかないのが現状です。
日本大学医学部の入試合格を目指すためにも、まずは学校の特色を知り正しい入試情報を得ることが重要です。
本記事では日本大学医学部の特色に加え、入試問題の傾向と受験対策について解説します。
日本大学医学部の特色
入試を受ける前に、日本大学医学部がどのような特色を持った学校なのかをきちんと知っておく必要があります。
どのような学校でどういった教育が受けられるのかを知っておくことは、受験するうえでのモチベーションに繋がるためおすすめします。
学校アクセス
〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30-1
- 東武東上線 大山駅より徒歩で15分
- 池袋駅西口よりバスで25分
- 東京メトロ 千川駅より徒歩で20分
カリキュラムの特徴
・一般教養・基礎医学(1年次)
一般教育と基礎医学の科目を設置し、様々な角度から人間理解を深め、臨床医学を学ぶうえで必要な知識を蓄えます。医療・福祉現場に赴き、医学生としての自覚を持った基本態度を身に付けられます。
・基礎医学(1~2年次)
人体の基本的な構造・機能を解剖学、生化学、生理学、薬理学といった学問体系別に集約しているため、効率的に学べます。
・臨床医学(2~4年次)
医学の最も実践的な分野である臨床医学を、PBLチュートリアルと学系・分野の枠にとらわれない統合型講義のハイブリット形式で学べます。
・社会医学(4年次)
医療環境や病院の予防、法医学など、社会と医療の関係について学習します。
・自由選択医学研究1・2(4年次)
4年次の共用試験後、約1か月にわたり研究室に配属され研究に取り組みます。学生自身の知的好奇心に基づく興味や想像力に沿って学べるカリキュラムとなっています。国内に限らず海外施設でも学べるため、知識を広げられます。
・臨床実習(4~6年次)
実際の医療現場で患者との接し方や診断・治療法などを学びます。4年次は医療環境や病気の予防といった周辺領域についての実習と内科や外科等の主要診療科で診療の基本に関する実習を行います。5年次では、1グループ3名程度の少人数で1年間を通して附属病院等を含めた全診療科で実習を行います。6年次では、学内ではなく海外でも臨床実習を行います。
自主創造の基礎をつくる3つのターゲット
・ターゲット1 日大生としてのアイデンティティ
日本大学について様々な角度から概観することで、学ぶ意味・意義や所属学部・学科の特色を理解し、在学中の学びのイメージを描くことをねらいとしています。
・ターゲット2 コミュニケーションとインクルージョン
コミュニケーション・ツールの活用方法やコミュニケーションスキルについて理解を深めるとともに、ICTツール等を用いて積極的に他者と協働する姿勢の修得をねらいとしています。
・ターゲット3 論理的・批判的思考とアウトプット
グループまたは個人でのワークを通して、自身の考えを論理的かつ批判的にまとめながら成果物を作成し、プレゼンテーションなどを通して他社へ伝えることをねらいとしています。
日本大学医学部の偏差値・入試情報
ここからは日本大学医学部の偏差値や一般入試について解説します。
試験内容や募集人数などに違いがあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。
偏差値
日本大学医学部の偏差値は65.0となっています。
一般入試の試験科目と配点
一般選抜 N全学統一方式
《募集人数》
第1期90名/第2期15名
《入学試験・科目・時間配点》
3教科(550点満点)
一次試験
【数学】数Ⅰ、数A、数Ⅱ、数B(確率分布と統計的な推測を除く)、数Ⅲ(60分100点)
【理科】物基・物理、化基・化学、生基・生物から2科目(120分200点)
【外国語】コミュ英Ⅰ・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ(60分100点)
二次試験
【数学】数Ⅰ、数A、数Ⅱ、数B(確率分布と統計的な推測を除く)、数Ⅲ(60分60点)
【外国語】コミュ英Ⅰ・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ(60分60点)
【面接】(20分30点)
受験料と入学手続きにかかる費用
受験料は一般選抜は60,000円となっています。
入学手続きには入学金が1,000,000円必要です。支払いは銀行振込で行えます。また、入学手続きはホームページより手続期限までに忘れずに行いましょう。
日本大学医学部の入試問題の傾向と対策
では、日本大学医学部の入試問題の傾向と対策について見ていきましょう。
どの教科でもしっかりと過去問題を解いておく必要があるので、きちんとチェックしておくことをおすすめします。
一般入試の傾向とポイント
日本大学医学部の一般入試問題の出題傾向と対策ポイントについて、以下にまとめました。
数学 | 【ポイント】 ・出題範囲は多岐にわたり、大問6問構成で時間は60分のため問題数が多いのが特徴的です。すべてマークシート形式のため、正確かつ早く解くことが求められます。 |
物基・物理 | 【ポイント】 ・全問マークシート方式となる傾向があります。大問は5題となる傾向が高く、力学、熱力学、波動、電磁気、原子が出題されます。熱力学では気体の状態変化、波動では音波、力学では物体の運動に関する出題が目立ちます。多くは基本から標準レベルを出題していますが、計算に時間がかかる問題もあるため、計算のスピードが要求されます。普段から多くの問題を計算できるように練習するとよいでしょう。 |
化基・化学 | 【ポイント】 ・知識問題、実験に関する問題、計算問題などのほぼすべての出題パターンが含まれています。出題範囲も多岐にわたるため、苦手な分野をつくらないようにしましょう。大問は7問構成ですべてマークシート形式です。高校化学のほぼ全範囲に対して標準的なレベルの問題を解けるようになることが極めて重要と考えられます。 |
生基・生物 | 【ポイント】 ・全学部共通の試験科目のため、全分野の知識がまんべんなく問われています。医学部入試には、発生や代謝、分子遺伝学に関わる応用的な考察・計算問題が出題される傾向がありますが、日本大学の試験では生態系、進化に関する問題も比較的出題される傾向があります。 |
英語 | 【ポイント】 ・1次試験文法・語法・語彙を問う空所補充問題、語句整序問題、短い会話文の読解、長文読解問題などが例年のN方式の問題構成となっています。・2次試験読解問題3題での出題となる傾向があります。長文で用いられる単語にやや難易度が高いものが含まれているため、単語力はしっかりと身につけておく必要があります。 |
日本大学医学部の合格目指して受験対策を行おう
日本大学医学部の入試問題は標準的な難易度の問題レベルとなっていますが、試験時間に対して問題量が多く、取捨選択を迫られることや、標準的問題では、高得点での勝負となる傾向があります。
日本大学医学部に合格するためには、過去問題や問題集などで実際の入試レベルに慣れなければいけません。
しかし、お子様やご家庭での勉強だけではサポートや対策に限りがあるため、個別指導塾を活用した計画的な学習がおすすめです。
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