日大内部進学ガイド

日本大学付属高校の3年生にとって、内部進学で日大の希望学部に進むことは大きな目標ですよね。

しかし、「基礎学力到達テストで何点を取るべきか？」、「1万人中何番目に入れば希望の学部に進めるのか？」といった具体的な情報はなかなか手に入らないものです。

そこで、今回日大付属高校生が、基礎学力到達テストで何番の順位を取るとどの学部に進めるかをわかりやすくまとめてみました。

日本大学の全学部概要

日本大学は全国でも稀に見る、文系、理系、芸術系全てを総合的に含んだマンモス大学です。

特に理系は医学部、建築学部等の看板学部を含め、他の大学と比較しても非常に充実しています。今回はこれらの文系、理系、芸術系にそれぞれどのような学部学科があるのかを簡単にまとめ、それぞれだいたい1万人中何位ぐらいに入っていたらその学部学科に進めるかどうかをまとめてみました。

ただし、毎年の基準は多少の変動があるため、その点をご理解の上、参考にしてください。

文系、理系、芸術系（日芸）

文系学部への進路

学部	順位	割合
商学部	5,000位	上位50％
経済学部	4,500位	上位45％
法学部	2,500位	上位25％
危機管理学部	5,000位	上位50％
国際関係学部	7,000位	上位70％

※すべて概算値ですので、参考程度にしてください。また、学科や年ごとにばらつきがあります。

　日大の文系学部には、経済学部、法学部、商学部があります。

さらに、これらとは別に、国際関係学部や危機管理学部なども文系学部としてあります。

ここで、それぞれの文系学部に進むためには、何とその1万人中真ん中の5000番以内に入ることが必要です（文理学部・国際関係学部以外）。これは日大付属高校の生徒や保護者の方々が知らない場合が多いので注意が必要です。

進学しやすい商学部への進学においても、標準化点（4科目の偏差値の合計）200程度必要となります。これは偏差値1教科あたり50となり、平均点を取る必要があります。一方、経済学部への進学では、標準化点（偏差値）200～210くらいが目安になります。しかし、基準は年度により異なりますのでご注意ください。法学部は、1万人中2,500位程度に入ることが求められ、非常に厳しい基準であることがわかります。

　さらに、文系の生徒は文理学部に進むという選択肢もあります。文理学部には語学系の学科に加えて、社会系、教育系、体育、心理、地理などの文系学科があります。標準化点は200から220程度ですが、教育学科は合計230近く必要となることがありますので、全体の1/4程度に入ることが必要となります。

　また、文系の生徒が進学しやすい学部として、危機管理学部と国際関係学部があります。ただし、危機管理学部は年度により、標準化点200点、つまり全体の5000位以内に入ることが必要な場合もあるので注意が必要です。

また、国際関係学部は、他大学では人気がありますが、日大では静岡県三島市にあり交通の便がいまいちという理由で、あまり人気がありません。しかしながら、標準化点185で、全体の順位で約7000位程度に入ることが必要な場合もあります。

理系学部への進路

学部	順位	割合
理工学部	2,500~6500位	上位25~65%
生産工学部	6,000~7,000位	上位60~70%
工学部	8,000位	上位80%
医学部	150~200位	上位1.5~2%
歯学部	3,500位	上位35%
松戸歯学部	7,500位	上位75%
生物資源科学部	7,000位（獣医学科は1000位）	上位70%(獣医学科10%)
薬学部	4,500位	上位45%

　日大の理系学部に関して、上の表を見ると、生産工学部や工学部、生物資源科学部が比較的狙い目であると分かります。

あくまで概算値であるので、この数値を上回ったとしても、油断しないようにしてください。

また、薬学部、歯学部、医学部といった、日大に関わらず比較的難易度の高い学部にもチャンスがあると言えます。

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芸術系学部への進路

学科	順位	割合
写真	6,000位	上位60%
映画	3,000~4,000位	上位30~40%
美術	3,000位	上位30%
音楽	150位(弦、管打楽), 3000位(情報音楽)	上位1.5%, 上位30%
文芸	6,000位	上位60%
演劇	4,000~6,000位(舞踊は2,000位)	上位40~60%(20%位)
放送	5000位	上位50%
デザイン	2500位	上位25%

　日大の知る人ぞ知る人気学部である芸術学部では、上記の通りたくさんの学科があります。

人気な学部であるため、全体的に上位であることが求められる印象です。

　特に、音楽学科は比較的難しいようですが、いずれにしろ基礎学力到達度テストを攻略することが重要です。

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文理学部への進路

学科	順位	割合
哲学科	7,500位	上位75%
史学科	4,000位	上位40%
国文学科	7,500位	上位75%
中国語中国文化学科	6,500位	上位65%
英文学科	6,500位	上位65%
ドイツ文学科	5,500位	上位55%
社会学科	3,500位	上位35%
社会福祉学科	3,500位	上位35%
教育学科	4,000位	上位40%
体育学科	4,500位	上位45%
心理学科	3,000位	上位30%
地理学科	6,500位	上位65%
地球科学科	7,000位	上位70%
数学科	4,500位	上位45%
情報科学科	3,500位	上位35%
物理学科	6,500位	上位65%
生命科学科	5,000位	上位50%
化学科	6,500位	上位65%

　最後に、文理学部です。

日大の文理学部は学科だけでもかなりの数がありますが、その中でも、心理学科と社会学科が比較的難易度が高いようです。

　また、英文学科など、他の大学で人気のある学科が意外にも狙い目である可能性があるので、大学でも英語を学びたい方は、おすすめの学科です。

　さらに、文理学部なので、理系気質の学部もあるため、自分の進路と照らし合わせて選択するのが良いでしょう。

まとめ

　以上が、日大付属高校から日大への内部進学のための基本的な情報です。

各学部への進学には基礎学力到達度テストの結果と順位が大きく影響することを理解し、これからの学習計画に役立ててください。

自分がどの学部に進みたいのか、そのためには何が必要なのかを明確にし、目標に向かって頑張ってください。

これから、皆さんの進学が順調に進むことを願っています。

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