日本大学第二高等学校は、東京都江東区にある私立高校であり、数多くの進学実績を誇る学校として知られています。一体どのような特色があるのでしょうか。また、どのような内部進学対策が行われているのか気になります。

今回は、日本大学第二高等学校の特色や内部進学、また内部進学を利用して進学する場合の対策について詳しく紹介します。

日本大学第二高等学校の特色

日本大学第二高等学校は、大学発祥の地である日本大学の直営校として、伝統と誇りを背景に、豊かな教養・創造力を育む教育を提供しています。その詳しい特色は、以下に述べていきます。

学校アクセス

〒167-0032 東京都杉並区天沼1-45-33

荻窪駅から徒歩約15分

阿佐ヶ谷駅・下井草駅から徒歩で来ることも可能

教育方針と教育目標

日本大学第二高等学校は、以下の方針と目標に基づいて教育に携わっています。

教育方針：

1. 学生の能力と個性を伸ばすことを目的として、身体と心を鍛えることが大切である。

2. 相互の信頼と敬愛を深め、人々を愛する大切さを教える。

3. 自主性を高めつつ、協力する精神を養い、行動する力を育成する。

4. 社会貢献できる人材の育成。

教育目標：

1. 未来に向けて必要な力を身につけることで、生き抜く力を養う。

2. 人を愛するための「人間力」を身につけることで、社会に貢献する力を養う。

3. 夢を実現するために必要な能力を身につけ、誇りを持った生徒を育成する。

日本大学第二高等学校のコースとカリキュラム

中学からの進学者と高校からの入学者を混合してクラス編成を行い、多様な価値観が交差するクラス環境を提供しています。1年次は基礎力の定着や幅広い教養を身につけることが重視され、芸術科目や男子武道以外はすべて同一カリキュラムで学びます。

2年次からは人文社会・理工・医療の3コースに分かれ、系統性と専門性を持った知識と教養を身につけます。3年次でも限られた受験科目に偏らず、豊かな人間性を養い、多彩な進路選択や目標実現、自己実現を深化させる教育が通例です。

また、内部進学対策や特色ある教育に力を入れており、生徒たちは自分にあった進路を選びやすく、将来に向けた準備ができます。

主な授業内容

科目別に指導内容や特徴を説明していきます。

数学

数学は、普段から基礎的な知識や技能を身につけることで、日常生活や問題を数学的な見方で考えることができるようになります。授業では、その基礎的な内容をしっかりと習得するだけでなく、自分の理解度や定着度を確かめるテストやノート確認を行います。

現代文

読んだり書いたりすることで育んだ思考力は、充実した人生を送るために役立ちます。難しい文章や多様な文学作品を学んで、正確に理解して自分の考えをうまく表現する力を高めることができます。

古典

古典文学の作品を読んで、当時の社会や文化を学び、言葉や文法の知識を確かに身につけることで、視野や考え方、想像力を育てることができます。古文や漢文のさまざまな文章に触れることで、日本の伝統や文化について深い知識を身につけることも可能です。

英語

英語で会話をするためには、しっかりとした文法力や語彙力が必要です。これらを伸ばし、正確に読む力を育むことが大切ですが、同時に他の3つの技能も習得します。また、日本人教師や外国人講師からの授業では、単なる英会話だけではなく、話す・聞く活動を通じて書くことも行っています。

理科

理科は、物理・化学・生物・地学の４つの科目をバランスよく学び、実験を通じて五感を使って体験することで、考える力や論理的思考力を養います。高校2・3年生では、進学したい方向に合わせて科目を選択して学びます。また、女子生徒たちが理系科目を選択するのが多いことも特徴の一つです。

地歴公民

中学校で学んだ基礎的な学力をもとに、高校ではより専門的な知識を学びながら、自分の思考力や判断力、表現力を育むことが狙いです。高校2年から自分の興味に合わせて科目を選択し、高校3年では大学入試に必要な知識を学びながら、自分にとって興味深いことに取り組み、自分で積極的に学ぶ姿勢を育みます。

情報

現代社会では技術が日々進化しているため、最新技術をただ受け入れるのではなく、自分自身で考えたアイディアを情報技術を使って実現する力を身につけるための実習が行われています。

総合学習

総合学習では、将来の人間像や大学進学など未来に向けたガイダンスを行っています。

「キャリアガイダンス」とは、自分が将来どのように社会で活躍し、貢献したいかを考えるために、各分野で活躍するエキスパートの講演を聴くことです。

また、「大学別ガイダンス」では、自分が研究すべきことや習得すべきスキルを知ることができます。そして、進路行事を通して自分の進路に焦点を絞っていきます。総合的な学習を通して、将来の進路に備えます。

学校行事

日本大学第二高等学校で、年間を通して行われる行事について紹介します。

高1行事

高校に入学したばかりの1年生全員が参加する高1行事があります。この行事では、クラスごとにミーティングを行い、付属中学出身者と高校からの入学者が交流を深め、新しい仲間との高校生活がスタートします。

高2主権者教育

「主権者教育プログラム」として、高校2年生向けに、沖縄本島での平和学習と自然・文化・歴史の体験を実施します。沖縄戦の実際に触れ、平和の尊さを学ぶことができる平和学習や、自然や文化、歴史について多様な体験をすることができます。

沖縄の魅力や闇を感じる思い出深い旅になることでしょう。

体育大会

高校の体育大会は、6月に開催されます。この大会では、新しいクラスメートたちが一気に仲良くなって、結束を強めます。そして、高校３年生たちが踊る「ニ高音頭」というダンスが、大会の締めくくりとなります。

このダンスは、50年以上の歴史がある伝統的なもので、参加者たちは浴衣を着て踊ります。

卒業後の進路

高校では、生徒は2年次に人文社会、理工、医療の３つのコースから選択します。生徒は、自分の進路目標に向けて学びます。

日本大学へ進学する生徒は、内部推薦制度を利用して約40％、有名私大の指定校・公募推薦を利用して進学する生徒は約30％です。残りの約30％は、他大学への進学を目指して一般受験に挑戦します。

日本大学第二高等学校の内部進学対策

日本大学第二高等学校で内部進学を狙うポイントを紹介します。まずは、内部進学をする基準を把握することから始め、具体的な学部を検討し対策していくことが重要です。

内部進学基準

日本大学への内部進学には、付属推薦制度を利用するのが一般的です。この制度は、大きく分けて「基礎学力選抜」「付属特別選抜」「国公立併願方式」の３つあります。

高校3年生の10月上旬に出願を決め、毎年変更されることもあります。

①基礎学力選抜

日本大学基礎学力到達度テストの順位によって希望の学部・学科に推薦されます。全体の募集枠の7割程度が割り当てられており、全学部・全学科が対象です。

②付属特別選抜

高校内での推薦会議で選ばれ、学内成績や面接・実技等で評価されます。全体の募集枠の3割程度が割り当てられており、実施しない学部・学科もあります。

③国公立併願方式

日本大学基礎学力到達度テストの順位によって希望の学部・学科に推薦されますが、国公立大学のみ併願ができます。国公立大学に不合格の場合は必ず推薦された日本大学の学部・学科に進学する必要があり、他の私立大学や学校は受験できません。

募集枠が少なく、実施しない学部・学科もあります。

日本大学の内部進学対応の学部一覧

• 法学部
• 文理学部
• 経済学部
• 商学部
• 芸術学部
• 国際関係学部
• 危機管理学部
• スポーツ科学部
• 理工学部
• 生産工学部
• 工学部
• 医学部
• 歯学部
• 松戸歯学部
• 生物資源科学部
• 薬学部
• 通信教育部

• その他：短期大学、付属専門学校

（注）日本大学への付属推薦制度の違いによって実施されない場合もあります。

対策方法

日本大学第二高等学校の定期テストの難度は標準的ですが、出題される内容は授業内で扱われたものが多いため、授業をしっかり聞くことが重要です。試験問題は教材から出題されるため、どこから出題されているかを把握して勉強することも必要になります。

日大進学を目指す場合でも、高校３年間の平均評定が3.5以上必要であり、予習・復習をしっかり行い、家庭学習を計画的に進めることが必要です。また、基礎学力到達度テストの結果が加味されるため、これをクリアすることも重要です。

日大第二の生徒が日大を目指す上で、基礎学力統一テストは最後の関門となりますので、早めに対策を始めることをおすすめします。

日本大学第二高等学校の内部進学ならさくらOne個別指導塾

日本大学第二高等学校への内部進学を目指す生徒たちにとって、効率的な学習方法を見つけることが重要です。そこでおすすめしたいのが、さくらOne個別指導塾です。

さくらOne個別は、一人ひとりに合わせたカリキュラムを組んで指導をするため、自分に合った学習ができると評価を頂いております。日本大学第二高等学校の内部進学に合格するためには、高いレベルの学力が必要です。

しかし、自分に合った学習方法がわからなければ、効果的な学習ができません。

さくらOne個別指導塾は、経験豊富なベテランの講師陣がマンツーマンで指導しているため、日本大学第二高等学校への内部進学に必要な知識や技能をきちんと身につけることができます。また日大内部進学対策専門（基礎学力到達度テスト対策）コースを設置し、多くの日大付属生の通塾頂いております。

無料体験も実施しておりますので、ご興味を持ってくださった方はお気軽にお問い合わせください！

 参考サイト：

学校の特色

https://www.nichidai2.ac.jp/education/

内部進学対策

https://www.nichidai2.ac.jp/career_guidance/recommendation_system.html