日本大学豊山女子高等学校の特色と内部進学対策
今回は日本大学豊山女子高等学校の特色と内部進学対策についてご紹介します。特に、受験生の娘さんを持つ方は、入学後の学びや将来のキャリア形成についても気になることでしょう。
しかし、受験勉強に忙しくて学校の情報まで把握する余裕がないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、日本大学豊山女子高等学校がどのような学校なのか、内部進学の対策についてもお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
日本大学豊山女子高等学校の特色
日本大学豊山女子高等学校は、その教育方針や独自のカリキュラムによって、多くの生徒が進路実現とともに豊かな人間性を身につけることができる学校として、多くの人々に支持されています。その特色について、以下に説明していきます。
学校アクセス
〒174-0064 東京都板橋区中台3丁目15番1号
- 都営三田線 志村三丁目駅から徒歩15分
- 東武東武東上線 上坂橋駅から徒歩15分
教育目標
日本大学豊山女子高等学校の教育目標は、生徒たちが情操豊かで、礼儀正しく人格を持ち、真理を探求し、自立心を養い、国際社会で通用する知識や自由博愛の精神を身につけ、また本校生としての責任や誇りを持った人材を育成することです。
中学校でも同じ教育理念のもと、心身共に健康で明るく広い視野を持ち、素晴らしい人間に成長することを目標にしています。
教育方針
日本大学豊山女子高等学校の教育方針は、礼儀正しく品位のある生徒の育成、自主独立の精神をもつ生徒の育成、国際社会に通用する知識と自由博愛の精神に富む生徒の育成、そして本校の生徒としての責任と誇りをもつ生徒の育成が目標です。
また、小学校で培われた教育成果を発展・拡充し、知育・体育・徳育に基づく生徒の育成を目指し、心身共に健康で明るく思いやりがありながら常に学習を大切にする生徒の育成を目指しています。
学習プロジェクト・教育
日本大学豊山女子高等学校では、生徒たちが主体となって行う学習プロジェクトや教育プログラムが数多く用意されています。詳しくは以下に紹介していきます。
探究学習
研究の中で、他の大学を訪問することや教授から講演を受けることもあり、自分の考えを深める機会が多いです。そうすることで、生徒たちは考える力やプレゼンテーション能力が向上し、自分で設定した課題を達成したという達成感を味わうことができます。
学力向上プロジェクト
学力向上を目的としたプロジェクトです。自習室や最新の理科実験室を完備し、放課後には補習講座が開かれます。
自分のスマートフォンなどを使って調べ学習もできます。進学先に応じた講座もあるため、生徒の成績向上に役立ちます。
ICT教育
ICT教育は、デジタル教材や学習アプリを活用して、さまざまな学習内容をカスタマイズすることができます。例えば、すらら®では、レクチャー動画を見てドリルやテストを受け、得意不得意分野をAIが判断するなど、一人ひとりの理解度に合わせた演習が可能です。
ELST®は英語学習に特化し、英検®対策やCEFR対応など幅広い機能が備わっています。ロイロノート・スクール®は、発表資料作成やグループ学習、協働学習など、主体的な学習に取り組むことができます。
Classi®は、連絡ツールとしての利用に加え、多目的に活用できます。さらに、オンライン授業や緊急連絡もiPadで可能なため、ICT教育は非常に有力な教育手段となっています。
国際交流教育・英語力向上プロジェクト
国際交流教育と英語力向上プロジェクトが行われています。
国際交流教育では、A特進ボストン修学旅行やオーストラリア修学旅行があり、それぞれ現地での学習や交流が行われます。また、海外協定大学推薦制度(UPAA)に加盟しており、海外大学への進学を目指すことも可能です。
英語力向上プロジェクトでは、全員が英検を受検し個々の目標級合格を目指したり、English Roomにてネイティブスピーカーの先生方と英会話を楽しんだり、ALTによる英語の授業や交流が行われています。
選択クラス
日本大学豊山女子高等学校の特徴として、選択クラスが挙げられます。生徒の個性や目標に合わせた取り組みの1つです。 それぞれについて説明していきます。
A特進クラス
A特進クラスは、大学入試に必要な科目を1年生から徹底的に学習し、2年生のボストン修学旅行に向けて英語の準備学習やテーマについての探究学習を行うクラスです。また、地歴・公民、理科にも充実したカリキュラムを設けています。
学校内には自習スペース(ラーニングコモンズ)があり、校内予備校との連携も図っています。海外大学への修学旅行もあり、英語を中心にグローバル社会で活躍できる生徒の育成を目指しています。
さらに、生徒自ら考え企画する講座や合宿もあり、自ら考え行動する力を育成しています。大学合格実績も充実しています。
N進学クラス
日本大学の推薦入学試験制度「基礎学力到達度テスト」に特化した授業を行うクラスです。文系と理系に分かれており、文系は国語・数学・英語・地歴公民の4教科を中心に、地理公民は深く学ぶことができます。
一方、理系は国語・数学・英語・理科の4教科を中心に、物理・生物・化学を進路に合わせて学ぶことができます。
卒業生の主な進学分野は、文系が法学・経済学・商学・芸術・教育学、理系が歯学・薬学・獣医学・看護、理工学・生物学など。
理数Sクラス
女子に理数教育を提供し、科学的倫理観をもつ女性研究者を育成することを目標とし、「興味から意欲へ~中高を通じた、女子への理数教育論の開発~」をスローガンに掲げる理数科のクラスです。
長期的な研究に取り組んで課題解決力を伸ばし、科学者としての倫理観育成やプレゼンテーションスキル向上から始まり、2年次には英語で論文作成を行い、課題研究発表会や文化祭などでプレゼンテーションを行います。
多くの在籍者が医療系や理工系分野に進学しています。
卒業後の進路
2021年度卒業生の進路状況は以下の通りです。
- 4・6年制大学進学率:95%
- 日本大学進学者数:153名(64%)
- 日本大学以外の4・6年制大学進学者数:79名(32.9%)
- 短期大学進学者数:1名(0.4%)
- 専門学校進学者数:6名(2.5%)
- その他進路:6名(2.5%)
日本大学進学者のうち、法学部が最も多く、25名が進学しています。その他にも、文理学部、経済学部、商学部、芸術学部、理工学部、生物資源科学部(獣医1名)、薬学部、医学部附属看護など、様々な学部に進学しています。
参考:https://www.buzan-joshi.hs.nihon-u.ac.jp/course/results/
日本大学豊山女子高等学校の内部進学対策
日本大学豊山女子高等学校の内部進学における対策について、必要となるポイントを紹介していきます。
内部進学の選別基準
内部進学の選別基準は明確には公表されていません。しかし、日本大学への推薦入試制度「基礎学力到達度テスト」で必要な4教科を中心に学習するN進学クラスがあります。
日本大学への進路実績が多いことから、基礎学力到達度テストの対策が必要と言えるでしょう。
内部進学の推薦枠
推薦枠の詳しい数字は公表されておりません。しかし、 2021年度の日本大学進学者の学部ごとの内訳は以下のようになっています。
- 法学部:31名
- 文理学部:25名
- 経済学部:28名
- 商学部:11名
- 芸術学部:11名
- 国際関係学部:1名
- 危機管理学部:2名
- 理工学部:17名
- 生産工学部:3名
- 工学部:1名
- 生物資源科学部(獣医1名):17名
- 薬学部:1名
- 短期大学部:1名
- 医学部附属看護:4名
なお、この内訳から計算すると、進学者の64%(98名)が文理学部・法学部・経済学部・商学部の4つの学部からなります。
内部進学や受験の対策方法
日本大学豊山女子中学・高校では、半数以上の生徒が他大学に進学するため、受験対策を早めに始めることが大切です。内部進学には日大統一テストが必要であり、推薦権を利用することで他大学受験もできます。
内部進学には日頃の授業に対する理解度も重要です。定期テストは標準的な難度で、授業で扱われた内容から出題されます。試験問題は学校で配布された教材から出題されるため、出題範囲をしっかり把握して勉強することが必要不可欠です。
日本大学豊山女子高等学校の内部進学ならさくらOne個別指導塾
日本大学豊山女子高等学校から日本大学へ進学するためには、まずは授業に真摯に取り組み、定期試験で高い点数を取ることが大切です。また、英語や数学などの必修科目はもちろん、選択科目でも得意な科目を伸ばすことが内部進学には重要になります。
そのような学習をしながら、さくらOne個別指導塾のような学習塾も活用すると効果的です。さくらOne個別指導塾では、実績ある社会人のベテランプロ講師がマンツーマンで生徒様一人一人に合った個別指導をしております。
また日大内部進学対策専門(基礎学力到達度テスト対策)コースを設置し、多くの日大付属生の通塾頂いております。
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参考サイト:
学校の特色
https://www.buzan-joshi.hs.nihon-u.ac.jp/senior/
https://www.buzan-joshi.hs.nihon-u.ac.jp/senior/education/
https://www.buzan-joshi.hs.nihon-u.ac.jp/senior/feature/
https://www.buzan-joshi.hs.nihon-u.ac.jp/course/results/
内部進学対策