慶應義塾中等部の内部進学情報と内部進学対策

慶應義塾大学の付属校に進学を考えている場合、やはり気になるのは内部進学についてです。
高等部に進学できるのか不安な方も多いと思います。

しかし、付属高校への内部進学は日頃の定期テスト対策をしっかりと積み上げていけば、ほぼ間違いなく進学できます。
今回の記事では、慶應義塾中等部の内部進学情報と内部進学対策に関して解説します。

使用教科書について

慶應義塾中等部では以下の教材を用いて授業を行っています。
成績を決定する上で重要な定期テストは、基本的にこれらの教材から出題されますので、教材に沿った勉強を行い、理解することが大切です。

英語

  • NEW HORIZON(東京書籍)
  • 新中学問題集
  • 速読英単語
  • プリント

数学

  • 中学校数学(学校図書)
  • 新A CLASS中学校数学問題集
  • プリント

国語

  • 中学校国語(学校図書)

理科

  • 未来へひろがるサイエンス(啓林館)
  • ノート

社会

  • 新しい社会 地理(東京書籍)
  • 新しい社会 歴史(東京書籍)
  • ノート
  • プリント

 

定期テスト対策

慶應義塾中等部から高等部各校への内部進学におすすめの学習方法は定期テスト対策です。
成績上位者より希望の学校・学科を優先的に決められていくので、成績や評定が悪いと自分で希望している進路に進めなくなってしまいます。

次に各科目のテスト対策について詳しく解説します。

英語の対策

中等部の英語の定期テストは、プリントのほかに先生が話した内容からも出題されます。
授業中に先生が話した解説やポイントは、ノートにメモを残しておきましょう。

「英語Ⅰ」の定期テストは文法や語句問題が中心です。授業で配布されるプリントから約8割、問題集から約2割の比率で出題されます。
「英語Ⅱ」は会話が中心になっており、リスニングもあり、単語や英作文の出題があります。
「英語Ⅲ」は、期末テストのみの試験です。

期末テストでは「英語Ⅱ」が80点、「英語Ⅲ」が20点の合計100点です。
テスト範囲をしっかり勉強し、特に単語・熟語は重点的に暗記しましょう。

数学の対策

定期テストでは、数学Ⅰ、数学Ⅱともにプリントを中心に出題されます。(数Ⅱは問題集から2割程度)
そのため、プリントの問題を完璧に解けるようにしておけば、80点近い点数を取れるでしょう。
計算問題などは応用の問題も出題されます。
問題数が多いので、類題を解くなどして演習を重ねておきましょう。

問題では、解答だけではなく、必ず途中式が求められますし、図形を自分で書く問題も出題されます。
問題を解く演習だけではなく、幅広い演習をこなしましょう。

国語の対策

慶應義塾中等部の国語Ⅰの定期テストは、授業で習った文章と一緒に、漢字問題が出題されます。
漢字は毎回多くの配点を占めています。
習った漢字は反復して練習し、とめやはねなどの詳細のところまで気を付けましょう。

国語Ⅱの定期テストでは、問題文はさほど多くないものの、記述問題が多く出題されます。
また、記述スペースがかなり広く取られている問題が出題されることもあります。

自分の意見を文章でしっかり書けるように十分に練習しておきましょう。

理科の対策

慶應義塾中等部の理科Ⅰの定期テストは、授業中に書いたノートから約7割程度の問題が出題されます。
残りの約3割に関しては、初めて見る問題が出題されます。

そのため、配点割合が大きいノートの対策を優先的に行いましょう。
授業中にノートをきちんととっていないと対策がとれませんので注意が必要です。

また、理科Ⅰの定期テストは何度がやや高いと言えます。
授業で扱った内容は理解していることを前提に問題が出題されます。

考察問題が出される時もあるので、単なる暗記だけではなく、原理原則を正確に理解することが大切です。

社会の対策

慶應義塾中等部の社会Ⅰの定期テストは、授業中に書いたノートから約4割、学校で配布されるプリントから約6割の割合で出題されます。
このノートとプリントの2つをきちんと対策することが、定期テストで高得点をとる一番の方法です。

また、社会Ⅰは中間テストがなく、期末テストのみ行われるので出題範囲が広く、問題レベルもやや高くなっています。
覚えるべき内容が非常に多いので、テスト直前になって慌てても間に合いません。
日頃から授業内容をよく復習して内容を覚えていきましょう。

対策方法まとめ

ここまでまとめてきたように、慶應義塾中等部の定期テストは、教科書やノート、プリントなど、ほぼ授業内容から出題されます。
そのため、まずは授業をしっかりと聞き、先生の板書や言葉をノートに取りましょう。

そして、定期テストの出題範囲が発表される頃になったら、しっかりと対策を進めましょう。

授業対策

英語の対策

英語の授業は「英語Ⅰ」「英語Ⅱ」「英語Ⅲ」の3教科に分かれています。
もちろん、教科書や問題集はありますが、使用頻度が低く、いずれの授業においてもプリントを使用し基礎的な問題を中心に進められます。
教科書を使用する場合でも、ユニットや章に沿って進まないので、予習は難しいです。
その分復習に力を入れましょう。

また、授業中に分からない部分が発生した場合は、先生に質問するなど、分からない部分や苦手の箇所をそのままにしないように注意が必要です。
授業で使用するプリントはとても量が多いのでなくさないようにきちんと整理しておきましょう。

 

数学の対策

数学の授業で使用する教材は「新A CLASS 中学数学問題集」とオリジナルのプリントが主に使われています。
「新A CLASS 中学数学問題集」は詳しい解説はほとんどなく、解答は別冊です。
問題量も多いので、一度つまずくとなかなか取り戻せません。

授業では「数学Ⅰ(代数)」と「数学Ⅱ(幾何)」に分かれています。
「数学Ⅰ」では基本的な計算を中心に、正負の数の計算や文字式の使い方、方程式・不等式の解き方や文章問題などを扱います。
「数学Ⅱ」では、図形の基礎的用語の説明から始まり、作図と移動・空間図形などを学習します。

国語の対策

先生により多種多様ですが、各学年の共通点として、暗記テストがあります。
暗記テストは成績の一部になるので、しっかりと覚えればアドバンテージとなります。
暗記するものの一例を挙げると「学問のすすめ」の暗記です。
この場合は全文ということはありません。

理科の対策

慶應義塾中等部の理科の授業は、教室授業にプラスする形で実験・実習・ビデオ授業など、理科のさまざまなことに関して理解しやすいように工夫されています。

特に実験は多く、実験中に結果などを記録しておきます。
実験後には考察・感想を書きレポートを提出します。
このレポートの結果は成績に含められますので、テストで失敗しても取り返せるようにきちんと取り組みましょう。

社会の対策

社会は理解するというよりも、暗記する傾向が強いです。
流れを理解しながら正確に暗記することが大切です。

先生によりテスト形式が違うので、先生のテスト形式に見合った勉強をすることが大切です。

さくらOne個別指導塾

今回の記事では、慶應義塾中等部の定期テスト、授業対策について解説しました。
予習復習をきちんとして、定期テスト対策を行っていけば、無理というレベルではありません。
毎日の学習を大切にしていきましょう。

「さくらOne個別指導塾」では、内部進学専門コースを用意し、生徒様が通う学校に合った授業をお組みし内部進学対策を行っています。また日頃の授業のサポートや、定期試験対策など、その時に合った授業に自由に変更することもできます。
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