中央大学付属の卒業論文・卒業研究の概要と対策

卒業研究や卒業論文は単なる卒業要件のひとつというだけでなく内部進学の基準にされるため、完成度の高い論文にする必要があります。

また、口頭発表もあるため自分の興味を持ったテーマでわかりやすく研究結果をすることが必要です。

卒業論文の制作ポイントをつかみ、執筆・研究することで完成度の高いものが出来上がるので是非参考にしてください。

卒業論文・卒業研究の概要について

自分でテーマを決め、文系の生徒は卒業論文を執筆し、理系の生徒は卒業研究を行います。中附での学びの集大成として取り組む学習です。

卒業研究や卒業論文に取り組む手順は以下の通りです。

  1. テーマ設定
  2. 「書評」執筆
  3. 口頭発表
  4. 論文作成

1.テーマ設定

「教養総合Ⅰ」「教養総合Ⅱ」での学びや各教科・科目の学習あるいは各種活動や身辺の様ざまな事柄の中から、自ら進んで問いかけ、解決ないし考察すべき対象を探り、テーマを決めていきます。

2.「書評」執筆

テーマに即して参考になると考えられる文献を探究し、そのうちの1冊をとりあげて「書評」ないし「レポート」を執筆します。先行研究の調査をも兼ねる取り組みです。

3.口頭発表

資料収集・実地踏査の結果得られた情報や、それに基づく分析をもとに論文のアウトラインを作成し、レジュメやパワーポイントを用いて口頭発表を行います。

4.論文作成

口頭発表による主張と質疑応答による省察に基づいて、必要に応じて論理の構成を組み替えたり表現を改めたりしながら文章を練り上げ、完成稿を提出します。

卒業論文・卒業研究の対策について

卒業研究や卒業論文は授業内でも対策について説明があるかと思いますが、復習という意味で以下の4点を意識しながら作成するようにしましょう。

  1. 目的を明確にする
  2. 文字数配分を先に決める
  3. 客観的なデータを使う
  4. わかった点・課題を洗い出す

目的を明確にする

一番重要なのは、「目的の明確化」です。

卒業研究や論文ではテーマ設定をする必要がありますが調査目的や研究することで何が得られるのかを明確にしましょう。

目的が明確でないと、知りたいことや結果が不明確になってしまいます。

論文や研究のクオリティは「研究目的」が左右すると行っても過言ではありません。

学校で学んだことや日々の生活で疑問に思うことなど、日頃からたくさんのことに疑問を持つことで意義のある研究ができます。

文字数配分を先に決める

目的が決まったら、次は文字数配分を決めましょう。

実際の論文は何万字ものボリュームがあるため、内容ごとに分割する必要があります。

何万字もの文章を書くとなるとかなり大変なようにも思えますが、「1万字の論文」は「2,000字のレポート5本分」「5,000字のレポート2本分」と分けて考えることで負担が減ります。

目次ごとに、文字数を決めそれに従い作成することで無理なく文章を作成できます。

客観的なデータを使う

卒業研究や卒業論文に限らず、今後大学等で作成するどの論文においても根拠を裏付ける客観的なデータが重要になってきます。

いくら個人のデータが面白いものでも、客観性が乏しいものはただの駄文になってしまいます。

また、読書感想文のようにただ感想を述べればいいものではないため、先行研究で既にわかっていることや行政や国が出したデータなどを使用するようにしましょう。

その際は、必ず適切に引用や参照データを提示するようにしましょう。

そのまま文章をコピペすることは絶対にしないでください。


わかった点・課題を洗い出す

論文において研究結果の考察は一番の肝になってきます。

研究結果を述べた上で、先行研究と比べてどの点に独自性があるのかが特に大事です。

また、研究後の反省点や調査方法の妥当性など今後の課題になるようなところを洗い出しておくといいでしょう。

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