八王子の個別指導塾の都立高校入試の面接

八王子の個別指導塾の都立高校入試面接対策

八王子の都立高校入試には一般入試と推薦入試がありますが、面接があるのは推薦入試だけです。一般入試は学力を判定する筆記試験が実施されますが、推薦入試では学力試験はなく「個人面接」「集団討論」「作文・小論文・実技」などが実施されます。学力試験がなく、実施される時期が1月下旬と早いため、応募者は多く人気があります。
特に推薦入試の面接は対策しにくいため、どういう点が評価されるのか、どういう対策をすればいいのかと悩む受験生も多いでしょう。
そこで今回は、推薦入試の面接がどんなもので、どういう点を評価されるのか、さらにはどんな対策をすればいいのかを解説します。

面接

八王子の都立高校の推薦入試の面接とは

まず、推薦入試の面接の概要、選抜方法について説明しています。

(1)面接試験の概要

面接は個人面接と集団討論の2つに分類されますが、原則としてすべての都立高校で個人面接が実施されます。各高校で独自の基準を設けていて、点数化されて合否判定されます。
ただし、「エンカレッジスクール」「チャレンジスクール」「チャレンジ枠」においては、実施されるのは個人面接だけです。

(2)面接の方法について

①個人面接

個人面接は、受験生1人に対して、面接官は2名以上、10分ほどで実施されます。これはひとつの目安であり、それぞれの高校で面接官の人数や時間には多少の差があります。実際の面接では面接官から質問されて回答するため、アピールするための時間は短いでしょう。そのため事前の準備をしっかりとして、自分をアピールすることがポイントになります。
面接において自己PRカードはどのような扱いをされるのか気になる方もいるかと思います。推薦入試の面接では、自己PRカードを参考資料として面接試験が行なわれています。そのため、自己PRカードを軽視することはできず、しっかりとしたものを書いて提出することが大切です。

②集団討論

集団討論は5~6人がグループを構成して30分ほどの時間で実施されますが、学校によっては15~20分くらいの時間しかないところもあります。
1人の試験官が進行役を努め、もう1人の試験官は採点するのが一般的ですが、それぞれの学校で若干のスタイルの違いがあります。
進行役の試験官から与えられたテーマについてグループで話し合いを行ないます。採点をする試験官は受験生の集団の中での振舞いを審査します。

八王子の高別指導塾での個人面接の流れと対策

ここでは、面接室へ入室してから退室するまでの流れと面接対策について説明します。

(1)個人面接の流れ

実際の面接は以下のような流れで行なわれます。面接の対策をする前に、面接の流れを押さえてきましょう。

①入室

入室する前には必ずノックをします。国際標準マナーでは、正式な場所へ訪れる場合は4回、トイレでのノックは2回、親しい人に対するノック3回とされています。推薦入試の面接では、3~4回が適切と言われています。
ドアをノックしたらすぐに入室せず、返事があってから「失礼します」と一言断ってからドアを開けて入室します。入室したら一礼してドアを閉めて、椅子のある場所へ移動します。面接官から指示がある前に座るのは印象が悪いので、「どうぞ。座ってください」と言われてから着席します。もし面接官から指示がなければ、「失礼します」と一言断りを入れて一礼してから座ります。

②面接本番

面接官は、受験生の言葉遣いや態度を見ています。面接官からの質問には、敬語を使ってハキハキと答えるようにしましょう。椅子に座っている時の姿勢は背筋を伸ばして、面接官の方へ目を向けましょう。できれば表情はこわばらないようにして、微笑むくらいの余裕があるといいでしょう。面接官が見たままの印象で判断されるということを意識しましょう。

③面接終了~退室

面接官から終了と言われたら、「ありがとうございました」と言って一礼してから立ちます。その後ドアの前へ移動してから、再度一礼してからドアを開けて退室します。退室してから騒いだりせず、学校にいる間は面接官に見られていると思って静かにしておくことが大切です。面接では入室してから退室するまで試験が行なわれていると思ってください。

(2)面接では身だしなみに注意する

推薦入試の面接では身だしなみについても面接官は見ています。見た目で判断しないということはないので注意しましょう。とはいっても当たり前のことに気をつければいいだけで、清潔感をアピールできるような服装・髪型で面接に臨めばいいだけです。服装は制服、髪型はさっぱりとして、前髪が顔にかからないようにしておくと、面接官の印象は良くなります。

(3)よく聞かれる質問に対する回答を準備する

だれでも面接では緊張するので、いつもならしないような失敗をすることもあります。緊張するのは仕方ないとしても、面接官からの質問に落ち着いて答えられるようにしておきたいところです。そのためには、事前によく聞かれる質問に対する回答を準備しておくといいでしょう。
よく聞かれる質問には、次のようなものがあります。
・受験する高校を志望する理由
・受験する高校のどこに興味を持っているか
・受験する高校へ入学してやりたいこと
・将来の夢
・中学時代にどんな思い出があるか
・中学時代のクラブ活動について
・家庭や塾での学習について
・得意な科目と不得意な科目は何か
・一般常識や最近のニュース、時事的な問題について
・あなた自身のPR
これらの質問について体験を交えて具体的に説明できるようにしておくことが大切です。質問に回答して、さらに質問されることもありますが、想定できる質問に対する回答を準備しておくとあわてることもないでしょう。ただし、準備した回答を丸暗記するのではなく、自分の言葉で話せるようにすることが大切です。

(4)シミュレーションで練習する

よくある面接の質問に対する回答が準備できたら、実際の面接と同じようにシミュレーションしてみます。
家族や友人に用意した質問をしてもらって回答していきます。緊張すると早口になったり、声が小さくなったりしますが、自分ではわからないので人に確認してもらうようにしましょう。
もちろん一人でも回答して練習はできますが、必ず録音して聴き取りやすいかどうかをチェックしましょう。最初は自分の声を聞くのは違和感があるかもしれませんが、自分の声の大きさや話し方をチェックすることは大切なことです。

集団討論の評価点と流れ

集団討論では、どのような点を評価され、どのような流れで行なわれるのかについて説明します。
集団討論で評価される点
各高校によって基準に多少の差はありますが、集団討論では集団生活をしていく上でのコミュニケーション能力を評価されます。
具体的には、次のようなことです。
「仲間とうまくコミュニケーションをとれるのか」
「自分の意見を主張してリーダーシップを発揮し、議論することができるか」
「与えられた課題の解決に対して、どんな役割を果たせるか」
「他人に意見に聞きつつ、うまくまとめあげることができるか」
また、「討論という場での受験生個人の振舞いはどのようなものか」「課題に対する知識や論理的な会話力」などについても評価されています。

(1)集団討論の流れ

集団討論は、次のような流れで行なわれます。

①試験官からの説明

討論の進め方と注意事項について試験官が説明します

②課題の発表

試験官から課題が発表されますが、紙が配布されたり、黒板に紙がはられたりすることもあります。簡単なものであれば、試験官が口頭で伝えます。課題は学校生活や日常生活に関するものや、社会や環境に関するものが中心です。社会や環境など時事的問題については面接でも聞かれることなので、新聞を読んだりニュースを見たりして知識を入れておくようにしましょう。

③討論するための準備

課題が伝えられてから1~2分で自分の考えをまとめますが、時間が足りなかったという受験生が多いようです。前もって自分の考えをまとめる練習をしておけば、時間が足りなくて困ることもないでしょう。

④集団討論スタート

討論の司会役は試験官がする場合もあれば、受験生が行なう場合もあります。各学校によって違いますが、どちらの場合でも対応できるようにしておきましょう。一般的には30分ほどで集団討論は終了しますが、学校によっては15分~20分で終了するところもあります。
集団討論で意識すべきことは、グループの人は仲間であり協力者であるということです。グループの受験生全員が課題について理解・共有し、少数意見の人にも耳を傾けつつ具体的に議論していくことがポイントになります。このことを意識した討論を心掛けるようにしましょう。

まとめ:八王子の個別指導塾の面接対策

都立高校の面接試験は各学校により、実施方法や時間などが異なるので、一般入試とは違った情報収集や対策をする必要があります。中学校によっては過去の受験生から面接試験後に面接で聞かれた質問や実施方法・時間などについて聴き取り調査をしているところもあります。面接試験を受験する場合には中学校を通して申し込むので、学校の先生とコミュニケーションをとり情報収集と対策をしていくことが大切です。