早稲田本庄高等学院の特色と内部進学対策
早稲田本庄高等学院は、生徒の全員が早稲田大学の内部進学を目指すことができ、さらに興味のある学部に向けた指導が受けられます。しかし、ハイレベルな授業となるため、内部進学をするためには一定の成績を保持するための努力が不可欠です。
この記事では、早稲田本庄高等学院の特色を含め、内部進学の情報と対策方法について解説していきます。難関大学である早稲田大学への内部進学を成し遂げるためにも、早稲田本庄高等学院の特徴を掴み、効果的な対策を講じていきましょう。
早稲田本庄高等学院の特色
早稲田本庄高等学院の概要や特色を紹介します。学校の教育方針や活動内容は、どのような生徒を学校が求めているのか知ることもできるため、内部進学のためだけでなく学校生活を充実させるのにも役立つでしょう。
アクセス
〒367-0032
埼玉県本庄市栗崎239-3
最寄り駅:JR高崎線本庄駅下車
南口からタクシーで5分(1,000円程度)、徒歩30分
バスの場合は本庄駅南口から寄居行で「栗崎」下車、徒歩10分
教育方針
早稲田本庄高等学院は、自ら学び自ら問うことを学習姿勢の基本とし、早稲田大学での一貫した教育体系の中での指導を徹底しています。基礎学力や表現力、判断力、思考力の育成にも力を入れており、学力向上だけでなく、大学における専門的な学問研究の分野の模索を高校のうちから行えるのが魅力といえるでしょう。
また、内部進学で志望する学部に合わせた科目を選択し、大学進学に必要な知識や学力を養うことが可能です。
北京大学附属中学校との交流を軸にした訪中修学旅行
早稲田本庄高等学院の訪中修学旅行は、北京大学附属中学校との交流を軸にした修学旅行です。2008年からは韓国と台湾を含めた3コースに分割され、韓国では姉妹校の安養外国語学院、台湾では姉妹校の国立大中第一高級中学との交流を軸にした修学旅行が実施されています。
国内ではなく、中国、台湾、韓国の生徒との交流は生徒にとっても国際感覚を身につけるよい体験となるでしょう。
プロジェクト活動
早稲田本庄高等学院で行われているプロジェクト活動には以下があります。
- 科学未来館連携プロジェクト
- 付属連携プロジェクト
- 企業連携プロジェクト
- 地域連携プロジェクト
- 国際交流プロジェクト
付属高校の特性を生かした大学や他校、企業・地域との連携、国際的な交流もできるプロジェクトは、さまざまな経験と地域の活性化や国際的な視点を持つのに役立ちます。
卒業後の進路
早稲田本庄高等学院では、希望した早稲田大学の学部に内部進学できる推薦権をもらえるため、基本的には卒業生の多くは早稲田大学への内部進学をします。
また、日本医科大学との協定も結んでおり、早稲田本庄高等学院から2名の生徒が 「日本医科大学学校型推薦」に推薦してもらうことも可能です。しかし、本庄高等学院独自の選考と、日本医科大学独自の選考の2段階選考となっているため、簡単に進学できるものではありません。
さらに、早稲田大学以外の他校への進学を希望する場合は早稲田大学の推薦権を失うことになるため、進路選びは慎重に行いましょう。
早稲田本庄高等学院の内部進学情報
続いて、早稲田本庄高等学院の内部進学の選考基準と内部進学状況について解説します。特に選考基準を満たしていないと早稲田大学への推薦も受けられなくなるため、必ず確認しておくようにしましょう。
早稲田大学へ内部進学する際の学部の選考基準
早稲田大学進学する際の学部の選考基準については、学校から明確な情報は公開されていません。しかし、本人の希望を踏まえながら、3年間の成績と卒業論文などを参考に学部が選考されるため、学校が求める成績を収める必要があります。
また学部によっては3年次選択科目等の履修条件もあるため、学校に相談しながら、どういった成績を収めればいいのか確認するようにしましょう。
早稲田大学への内部進学状況(2023年3月卒業生)
早稲田大学の内部進学状況を、学部ごとに分けて紹介します。どういった学部が人気があるのか確認しながら、どの学部を目指すのか考えてみましょう。
学部 | 内部進学人数 | |
早稲田大学 | 政治経済学部 | 73名 |
法学部 | 35名 | |
教育学部 | 14名 | |
文学部 | 16名 | |
文化構想学部 | 21名 | |
商学部 | 32名 | |
基幹理工学部 | 38名 | |
先進理工学部 | 13名 | |
創造理工学部 | 28名 | |
社会科学部 | 20名 | |
人間科学部 | 0 | |
スポーツ科学部 | 0 | |
国際教養学部 | 13名 | |
合計 | 303名 |
2023年3月の卒業生308名のうち303名が早稲田大学に内部進学しており、政治経済学部や法学部、商学部、理工学部などに人気が集まっています。
早稲田本庄高等学院の内部進学対策
早稲田本庄高等学院の内部進学を成功させるために有効な対策方法を紹介します。あくまでも基本的な対策となるため、自身の目標やレベルに合わせた計画を立てるようにしましょう。
内部進学を目指す学部合格に向けた計画を立てる
早稲田本庄高等学院では希望学部に向けた指導が受けられるため、できるだけ早期に内部進学先を決めておくことが大切です。学部が決まっていれば、卒業論文も含めた必要な成績や知識、経験を学校に相談しながら計画的に努力が積めるようになります。
学校側に内部進学するだけの力があると認めてもらえれば、早稲田大学へほぼ確実に内部進学できるため、安定した成績を目指しましょう。
学校の授業や行事・課外活動に積極的に参加する
テストの点数も大切ですが、学校の授業や行事、課外活動に積極的に参加する姿勢も必要です。テストの点数がよくても、授業態度が悪かったり、ルールを守れなかったりすれば、内部進学に不十分な成績だと判断されてしまうでしょう。
内申点はテストの点数のように自分でははっきりと認識できませんが、規則正しい生活と堅実さ、積極的にがんばる姿勢さえあれば悪い評価をされることはありません。
定期テスト対策
早稲田本庄高等学院から早稲田大学へ内部進学するためには、3年間の成績が大きく関係するほか、学部によっては3年次選択科目等の履修条件が必要になります。したがって、定期テストでしっかりと結果が出せなければ、内部進学もできなくなってしまいかねません。
以下では、早稲田本庄高等学院の各定期テストの対策ポイントを紹介します。
科目 | 対策 |
国語 | 現代文、古典B、古典講読、言語文法、言語文化の5つに分けられる。 全体的にやや高めの難易度となるが、教科書やプリントをしっかりと理解しておけば一定の点数は確保できる。 古典講読や言語文法、言語文化については問題集や教材外からの出題も多いため注意が必要。 |
英語 | 英語コミュニケーションと論理・表現の2つの単元に分けられる。 英語コミュニケーションでは教科書約7割、副教材約3割のバランスで出題されることが多い。 論理・表現は教科書と問題集で8割、教材外から2割程度出題される。 英語コミュニケーションの難易度は高めのため、教科書や副教材の復習をし、内容を理解できるようにしておくことが大切。 論理・表現の難易度は標準的な難易度となっているため、教科書と問題集を活用して内容理解ができていればテストにも対応可能。 |
数学 | 数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B、数学Ⅲの5つの単元がある。 数学は教科書よりも問題集からの出題が多く、難易度も高めになっているため、問題集を中心とした復習が効果的。また、問題集は解説が少ないため、教科書の内容理解は必須。 数学Ⅱについては教科書と問題集が5割ずつになる傾向が高いため、教科書もしっかりと読み込んでおくこと。 |
理科 | 高1・高2の科学、高1の物理基礎、高3の物理、など5つの単元にわかれる。 生物基礎以外の4単元は、問題集や教科書、プリントの内容をしっかりと理解し、基礎から応用の問題をまんべんなく学習しておくことが必要。 生物基礎は授業の板書からそのまま出題される問題が多いため、毎日のノートまとめと復習が高得点につながる。 |
社会 | 政経、倫理の2科目で、整形は プリント9割とノート1割、倫理は副教材からほとんど出題される。 どちらとも重要なポイントをノートに残し、プリント もしくは課題図書などを読み込み理解しておくことが重要。 |
早稲田本庄高等学院の内部進学は早期からの計画的な対策が必要
早稲田本庄高等学院の特色や内部進学について解説しました。早稲田大学の内部進学ができる早稲田本庄高等学院ですが、努力せずに誰もが進学できるわけではありません。本庄高等学院が求める成績を収め、十分な内申点を獲得できなければ推薦権を得られなくなってしまいます。
したがって、定期テスト対策や生活・授業態度を改め早稲田本庄高等学院を無事に卒業できるだけの実力をつける努力を続けていきましょう。
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参考サイト
https://www.waseda.jp/school/honjo/access
https://www.waseda.jp/school/honjo/education/curriculum
https://www.waseda.jp/school/honjo/education/event