トキワ松学園中学校の入試問題傾向と受験対策

トキワ松学園中学校は、都内の有名私立大学や女子校への進学を考えている方に向いている学校のひとつです。入試難易度は比較的易しく、競争率も低めで合格を得やすいです。

とはいえ、油断は禁物です。合格をより確かなものにするために、入試問題の傾向をつかんだり、受験対策したりすることが必要です。小学生のうちにどれだけ準備できているかが入試突破の鍵となるでしょう。

本記事ではトキワ松学園中学校の特色と、入試問題の傾向と受験対策の方法について解説しています。

トキワ松学園中学校の概要と特色

トキワ松学園中学校への入試を突破するためにも、再度どのような学校なのか確認することをおすすめします。学校ごとで求める生徒像や教育方針も異なるため、お子様に合っているのかどうかじっくりと考えた上で入試を受けるかどうか検討しましょう。

アクセス

東京都目黒区碑文谷4-17-16

電車

  • 「都立大学駅」より徒歩8分

バス

  • 「碑文谷警察署」より徒歩約1分
  • 「平町」より徒歩約3分
  • 「日丘橋」より徒歩約3分

教育理念

トキワ松学園中学校は、「世界を視野に、課題を発見し、多様な価値観を持つ人々とともに未来の社会を創造する探究女子を育成する。」ことを目的とした教育が実施されています。

「探究女子」を育成するために、次の3つの教育を柱としています。

①思考力教育
論理的思考力、表現力を身につけます。

②国際力教育
多様な価値観を尊重し、他者と協働して課題解決する力を養います。

③美の教育
豊かな感性や創造力を養うとともに、正解のない問いを考え続ける力を培います。

学習指導

中学1年で実施するトキワ松学園独自の授業「思考と表現」で探究活動の基礎を身につけます。中学3年生では数学・英語で習熟度別授業を行い、それぞれの理解度に合わせて指導しています。

これにより自分の適性を見極めながら将来の進路選択について早い段階から考え、具体的な進路に向けて学習できるようになります。

学校生活

トキワ松学園では、生徒と生徒のつながりを大切にしています。

そのため、学園全体の交流が盛んです。

21の部活動では中学と高校が一緒に活動しています。

さらに行事やイベントでは、クラスメイトはもちろん、他クラス、他学年のみんなと楽しむことができます。

学費(2023年度)

トキワ松学園中学校の、2023年度における学費( 入学金除く)は以下です。

入学手続時納入金

入学金220,000円
施設設備費150,000円
合計370,000円

入学時納入金

学園会入会費10,000円

校納金

授業料40,250円
施設維持管理費7,500円
学園会費1,300円
学級費600円
学年諸費6,000円
生徒会費500円
合計校納金月額56,150円
校納金年額673,800円

※上記の他に、入学時にタブレット型PC費用100,000円程度、ICT機器維持費2,000円、修学旅行費(2023年度は年額120,000円)があります。

必ず購入していただくもの

制服・体育着など108,420円

初年度の学費となるため、変更や追加費用などがないか事前に確認しておくのがおすすめです。

トキワ松学園中学校の入試情報

トキワ松学園中学校には以下3つの入試があります。

  • 一般入試
  • 中学校帰国生入試

それぞれの募集要項や、試験科目などの情報を紹介します。

一般入試(2024年度)

トキワ松学園中学校の一般入試には、以下4種類の試験があります。

  • 第1回・第2回入試(募集人員各40名): 
    国語・算数 または 国語・算数・ 理科・社会
  • 第3回・第4回入試 (第3回…募集人員15名 ・第4回…募集人員10名):
    国語・算数

  • 適性検査型(募集人員20名) :
    適性検査ⅠA・ 適性検査Ⅱ または 適性検査ⅠB・ 適性検査Ⅱ

  • 英語コミュニケーション(募集人員20名):
    国語・英語 または 算数・英語

    ※英検3級以上の取得者は英語の試験を免除します。

中学校帰国生入試(2024年度)

中学校帰国生入試は、国語・算数・英語のうち選択した2科目、面接を用いた入試です。定員は設けられておらず、基準点に達した受験生全員が合格になります。

出願資格は、以下の通りです。

  • 父母の海外勤務に伴い1年以上海外に在留し、2021年4月1日以降に帰国した者
  • 2024年3月に小学校卒業見込みの者

トキワ松学園中学校の入試問題の傾向と対策

最後にトキワ松学園中学校の入試問題の傾向と、対策方法を紹介します。

一般入試の傾向と対策

科目

出題傾向

対策

国語

・3,000字くらいの長文が1題出題される。

・随筆・説明文・物語が出題されて、詩は出題されない。
※その文に関する設問が15問程度出題。

・長めの文章をじっくり読める力をつけておこう。

・小学校で習う漢字をトメ、ハネに気をつけて正しく書けるようにしよう。

・語句の意味を確認しよう

・記述問題は必ず出題される

算数

・基本的な計算や図形、数量関係の概念に関する問題が出題される。

・1番は数の四則計算、面積、簡単な比や割合、角度、約数と倍数などが出題される。

・2番以降は、数の規則性に関する問題、グラフや表などの資料を読み取って解答する問題、図形の応用問題、文章題などが出題される。

・速度に関する問題が毎年出題される

・速度に関する問題が毎年出題されるため、対策をしておこう。

・途中点もあるため、式や考え方を消さないようにしよう。

・「入試までにこれだけはぜひ算数問題集」(PDF)をやっておこう。

理科

・分野の異なる大問が3題、その中に10問程度の設問がある。

・最近の科学のニュースや身近な自然現象を題材にした問題が出題される。

・実験や観察の結果を考察したり、理由を説明したりするような記述問題が出題される。

・小学校の理科の授業内容と結び付けて考えられるようにしておこう。

・最近の科学のトピックスに関心を持とう。

・漢字指定の問題で、漢字を間違えたり、ひらがなで答えたりした場合は減点となるため、単語を漢字で書けるようにしよう。

・計算問題や記述問題は途中点が与えられるため、出来るだけ書いておこう。

※理科と社会は同時に問題が配布され、時間は60分。
事前にどちらを先に解くかなど、作戦を練っておこう。

社会

・公民的分野から約10点、歴史的・地理的分野から約40点の割合で出題される。

・公民的分野では、資料を読んで、記述する問題が出題される。

・都道府県名を漢字で書く問題は、毎年出題される。

・身近で話題になった出来事に関心を持とう。

・TV・新聞のニュースになった話題を中心にしながら地域・時代にかたよらず出題される。普段からニュースを見るように意識しよう。

・キーワードを書くこと、文末の表現(「〜こと」「〜から」)に気をつけよう。

・漢字指定の問題は、漢字を間違えたり、ひらがなで答えたりした場合は不正解となるため、漢字で書けるようにしよう。

・漢字指定ではない問題は、ひらがなで答えても正解。ただし、漢字が間違っている場合は不正解となるので、漢字が不安な場合はひらがなで書いておこう。

トキワ松学園中学校合格のために試験の種類に合わせた対策を取ろう

トキワ松学園中学校に合格するためには、学校理解はもちろんのこと、選択する入試に合わせた対策を取ることが大切です。どの入試を選ぶかによって学習が必要な教科や、試験内容が異なるため、希望する試験に合わせた準備を始めましょう。

弊社、さくらOne個別指導塾では、トキワ松学園中学校への進学に向けた対策コースを用意しており、社会人プロ講師が完全マンツーマンで個々の実力に合わせた学習指導を行っています。

また、授業についていくためのサポートにも対応しておりますので、トキワ松学園中学校の学習についてお困りの際は、無料体験授業も行っているさくらOne個別指導塾にお気軽にお問い合わせください。

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参考サイト

https://tokiwamatsu.ac.jp/