東海大学の内部進学の人気学部・倍率・割合・順位・テスト対策

「東海大学の付属校から確実に内部進学をしたいから、早いうちから対策をしたい。」

そのように考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

東海大学は付属高校が全国各地に14校あり、生徒数も多いことから、内部進学は決して簡単ではありません。

本記事では、東海大学の内部進学の人気学部・倍率・割合・順位・テスト対策を付属校別に紹介します。

今回の内容を、進路を考える際の参考にしていただけると幸いです。

東海大学の内部進学の人気学部

東海大学の内部進学希望者の中で人気のある学部は、以下の学部です。

  1. 政治経済学部
  2. 経営学部
  3. 文化社会学部
  4. 工学部
  5. 情報理工学部
  6. 体育学部

政治経済学部、経営学部は1・2年次が湘南キャンパス、3・4年次が品川キャンパス、工学部は1・2年次が湘南キャンパス、3・4年次が伊勢原キャンパス、その他の学部は4年間通して湘南キャンパスなため、首都圏にある学部に人気が集中していることがわかります。

具体的な内部進学の競争率や進路希望者の動向は年度や時期によって違いがあるため、最新の入試データや学校内の生徒の動向を確認しましょう。

東海大学の内部進学の割合

東海大学の内部進学の割合は以下の通りです。

付属校合計内部進学数内部進学率
望星(東京)25約3%
菅生(東京)13533.0%
高輪台(東京)46489.4%
浦安(千葉)333約80%
市原望洋(千葉)20766.9%
相模(神奈川)355約80%
甲府(山梨)7128%
静岡海洋(静岡)23140〜50%
熊本星翔(熊本)163約40%
諏訪(長野)119約30%
札幌(北海道)
福岡(福岡)
大阪仰星(大阪) 34約10%
山形(山形)62約20%

 

引用

公式:東海大浦安高等学校

公式:東海大相模高等学校

公式:東海大高輪台高等学校(2022年度)

公式:東海大静岡翔洋高等学校

公式:東海大熊本星翔高等学校(2022年度)

公式:東海大諏訪高等学校

公式:東海大札幌高等学校

公式:東海大福岡高等学校

公式:東海大大阪仰星高等学校

公式:東海大市原望洋高等学校(2022年度)

公式:東海大望星高等学校

公式:東海大甲府高等学校

公式:東海大山形高等学校

公式:東海大菅生高等学校(2022年度)

東海大学の内部進学の基準

東海大学への内部進学は以下の内容を中心に選考が行われます。

学業成績

3年間の学業成績が選考の評価になります。内部進学をもらう為には、1年生から成績を意識した対策が必要となります。

学園オリンピック

東海大付属校の生徒が参加する学園オリンピックは、芸術、国語、理科など8つの文化部門とスポーツ大会で構成されています。文化部門で優秀な成績を収めると、内部進学の加点対象となります。医学部は除外。

学園基礎学力定着度試験

東海大学全付属校の「学園基礎学力定着度試験」は毎年4月に実施され、内部進学や他大学の推薦入学の重要な基準です。

生徒会活動・部活動成績

その他生徒会活動や部活動の成績も、内部進学を選考する際の基準となります。

東海大学の内部進学の学費

東海大学の学費は学部や学科、学年によって異なりますが、一般的には、学費には以下のような費用が含まれます。

  • 入学金:新入生が入学時に支払う費用です。
  • 授業料:年間の学費として支払う授業料です。
  • 施設費:大学の施設や設備を利用するための費用です。
  • 実習費や教材費:専門的な実習や教材にかかる費用です。

学部ごとの学費は以下の範囲で設定されています。

  • 文系学部:年間約120万円から160万円程度
  • 理系学部:年間約130万円から200万円程度
  • 医療系学部や特殊な学部:年間130万円から650万円程度

東海大学の内部進学の仕組みと試験内容

以下で、東海大学への内部進学に関する仕組みと試験内容についてお伝えします。

仕組み

条件 : 東海大学の付属高校から大学への内部進学には、一定の条件が設けられています。条件として、3年間の学業成績、学園オリンピックの成績、学園基礎学力定着度試験、生徒会活動や部活動の成果などがあります。

申請 : 内部進学を希望する学生は、所定の申請手続きを行います。通常、申請期間内に申請書類を提出し、必要な書類(成績証明書、推薦状、志望動機書など)を準備します。

試験 : 必要に応じて、内部進学希望者向けに試験が行われることがあります。試験内容は、応募する学部や学科によって異なりますが、一般的には専門知識や一般教養、または面接が含まれることがあります。

選考 : 提出された申請書類や試験結果、面接結果、成績などが総合的に審査され、内部進学の可否が決定されます。選考の結果、合格者には内部進学の通知が送られます。

試験内容

前述の通り、東海大学の全付属校で毎年4月に行われる「学園基礎学力定着度試験」という試験があります。

基礎学力定着度試験では、 主要5科目である「国語・数学・英語・理科・地歴・公民」が試験科目となっています。

試験時間は50分、各100点のマークシート方式です。

東海大学の内部進学のテスト対策5個

学部によっては70%以上の得点率が求められる基礎学力定着度試験は、どのように対策すれば良いのでしょうか。

ここでは内部進学基準の大きな割合を占める「基礎学力定着度試験」について、各科目ごとのテスト対策について解説していきます。

国語

国語では、共通学力テストや多くの大学の2次試験と同じように、以下の4つの大問が出題されます。

  • 現代文
  • 小説
  • 古文
  • 漢文

50分という短い時間で4つの大問を解かなければならないため、素早く解答できる基礎的な学力を身につけることが最低条件です。

特に古文や漢文は、暗記すればある程度対応できる分野であるため、事前にしっかりと勉強しておきましょう。

古文や漢文をスムーズに解くことができれば、現代文や小説に時間割くことができるため得点も安定します。

学内で配られている過去問はもちろんのこと、日常的な勉強からペース配分や大問ごとの対策を意識して勉強してください。 

数学

基礎学力定着度試験の際、数学では以下の分野が毎年繰り返し出題されています。 

  • 対称式
  • 判別式・2次不等式
  • 解と係数の関係
  • 2次関数の頂点
  • 3次関数の極値
  • 不定積分・定積分

毎年同じ問題が出題されるというわけではないですが、上記分野から出題されることが多いと覚えておきましょう。

そのため数学は対策しやすく、得点率も安定して高い傾向にあります。

分野別に過去問を解きつつ、苦手を作らないように対策し、得点を取りこぼさないようにしましょう。

英語

基礎学力定着度試験の中でも、英語は総合的な実力が試される科目です。

出題される問題も、

  • 発音問題
  • 文法問題
  • 語彙問題
  • 会話形式問題
  • 長文読解問題
  • リスニング

どれも総合的な実力が無いと、解けない問題ばかりです。

まずは発音問題や文法問題など、事前対策によって反射的に解けるようになる問題は早い段階で対策しておき、配点の高い長文読解に力を入れることができるよう日常的な勉強を行いましょう。

かなり対策に時間がとられる科目であるため、早い段階から勉強を始める必要があります。

地歴公民(選択式)

基礎学力定着の試験では、地歴公民は選択式となっています。

そのため選択した科目によって、どのように対策をすれば良いのかというのが若干変わってくるので注意が必要です。

日本史と世界史は出題範囲も広く、対策に時間がかかることが予想されますので、試験に間に合わない可能性があります。

公民は出題範囲は日本史や世界史と比べると狭いですが、そのぶん正確な知識が求められるのが特徴です。

またカリキュラム上、試験直前に範囲が終わることもあり、先取り学習をしているかどうかで得点の差がついてしまう科目でもあります。

普段からある程度先取り学習をして、基礎学力定着度試験直前に焦ることがないように気をつけましょう。

理科(選択式)

基礎学力定着の試験では、理科は「生物・化学・物理」から選択可能です。

ただ難易度的には大きく差があるというわけではないため、どの科目も日頃の対策をしっかりしているかというのが問われることになります。

「基礎学力定着度試験では、生物・化学・物理から選択することができます。

特に他の科目と比較しても、それぞれの科目によって若干出題難易度が異なるのが特徴です。

そのためこだわりがないのであれば、比較的平均点が高い「生物」を選ぶことをおすすめします。

地歴公民科目と同じようにカリキュラムが直前に終了する関係で、特定の分野は対策がおろそかになってしまう可能性もあります。

そこで事前にある程度予習で学習を進めておき、定着度試験直前に何度も繰り返して復習できるようにしておくと、他の学生たちに差をつけることが可能です。

東海大学の内部進学で医学部へ行く方法は?

東海大学は関東の医学部付属校の中でも、医学部への内部進学者を多く出しています。

中学・高校受験はそこまで難しくないため、大学受験での医学部受験の負担を考えるとおすすめの学校です。

東海大学付属校から東海大学医学部へ進学するには、定期テストの成績で常にトップクラスを維持することに加え、2年時以降の学園試験に対応できる学力をつけましょう。

学園試験はマークシート形式の実力試験で基礎的な知識を問う問題がほとんどです。基礎的な知識の穴をなくす学習法が高得点につながるといえます。

2年時の4月に行われるテストで高得点を取るためにも、1年時から家庭教師や個別指導などを利用し学校の進度に基づいた勉強を行ってください。

内部進学に対応している塾を利用することで、効率良く傾向を掴み対策を行えます。

まとめ

東海大学の内部推薦入試を突破するためには、学校の特色と入試の要求に合わせた対策が重要です。

このような入試対策を効果的に進めるためには、個別指導が有効です。

弊社さくらOne個別指導では、東海大学付属校の内部進学対策専門コースを開講し、指導経験の豊富なプロ社会人プロ講師が完全マンツーマンで、希望の進路への勉強サポートを行っております。

また進学に伴う英検やTOEICなどの資格取得の対策も行っております。東海大学への内部進学対策をお考えの方は、無料体験授業も行っております、さくらOne個別指導塾をご検討ください!

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