鷗友学園女子中学校の入試問題傾向と受験対策
東京都世田谷区にある鷗友学園女子中学校はキリスト教に基づく教育を行う女子中高一貫校です。基本的に全生徒が高校へ進学できて、進学実績が優れており、人気を集めています。
鷗友学園女子中学校に合格するには、特色をよく理解して、入試問題の傾向を把握し、しっかりと受験対策を進めることが大事です。小学生の頃から鷗友学園女子中学校に向けた受験対策を進められるかどうかが合格の鍵を握るでしょう
本記事では鷗友学園女子中学校の特色や入試問題の傾向、具体的な対策方法まで詳しく解説していきます。
鷗友学園女子中学校の概要と特色
鷗友学園女子中学校に合格するために、どんな特色のある学校なのか理解することが大切です。鷗友学園女子中学校の求めている生徒像や教育で重視しているポイントなどを理解すれば、お子様に合った環境かどうか判断できます。
それでは、以下で鷗友学園女子中学校の概要や特色を詳しく解説していきます。
教育方針
鷗友学園女子中学校の教育の特徴は以下の通りです。
- キリスト教精神
- リベラルアーツ
- グローバル教育
鷗友学園女子中学校はキリスト教の精神に基づいた教育を行うことを徹底しています。たとえば、聖書を取り扱う授業や宿泊行事における講話などを通して慈愛の精神を学ぶことを大事にするのが特徴です。
鷗友学園女子中学校は全人教育・リベラルアーツを大切にしています。各教科では主体的に学ぶことを重視し、アクティブラーニングに力を入れているのが特色です。総合力のある人間に育てるためのカリキュラムが組まれています。
グローバル教育を大事にするのも鷗友学園女子中学校の教育の特徴です。異なる価値観を認め、協調して新しい価値を創り出せる人間に育てます。交流会や海外研修など国際理解を促すプログラムが充実しており、グローバルに活躍できる人間を育てることが目標です。
以上の教育方針に基づいたカリキュラムが用意されています。
BYOD
鷗友学園女子中学校の教育の特色の1つがBYODです。BYODとは「Bring Your Own Device」のことで、自身の使い慣れた端末を学校に持ち込めます。
授業や課外活動などでは、タブレットやノートパソコン、スマートフォンなど自分の愛用する端末を持ち込んで使える環境です。
鷗友学園女子中学校では、生徒たちが文房具と同じ感覚で端末を扱えます。
グローバル教育の充実したプログラム
鷗友学園女子中学校はグローバル教育を進める上で充実したプログラムを用意しています。
鷗友学園女子中学校の教育プログラムの一例を以下にまとめました。
- ハナ高校との相互交換留学
- チョート校サマースクール
- ディベート講習会
高校1年・2年の希望者を対象に韓国のハナ高校との相互交換留学の制度があります。ハナ高校ではシンポジウムに参加してディスカッションやプレゼンテーションができるため、貴重な機会になるでしょう。
高校1年を対象にアメリカのチョート・ローズマリー・ホールのサマースクールへ参加できるプログラムがあります。世界中から集まった高校生たちと約2~3週間学ぶことができるプログラムです。
放課後に外国人講師からディベートを学べる講習会があります。ディベートの基本的なルールから手法まで学べる貴重な機会です。
学園生活
鷗友学園女子中学校はクラブ活動が盛んに行われています。全部で37の団体があり、生徒のほぼ全員が参加しているのが特徴です。コーチを招いて本格的に取り組んでいるクラブから夏休みに合宿を実施するクラブまであります。
お昼は原則として弁当持参です。食堂はないのですが、昼休みにはパンや牛乳の販売があります。
学内には相談室が開設されており、専門カウンセラー2名が毎日常勤しているため安心です。教員とも連携した上でカウンセラーが生徒の問題に対処してくれます。
中学校の学習ではオリジナルのテキストやプリントを多数活用するのが特徴です。こまめに追試や補修を行い、生徒の学習をフォローしています。
普段の授業以外にも、放課後を利用した講座や外部講師を招いた有料講座があり、発展的な内容を学べる機会が多いです。
通学エリア
鷗友学園女子中学校の生徒の約6割が都内から通学しています。それ以外では、横浜や川崎から通う生徒が多いです。また、埼玉や千葉から通学する生徒もいます。
アクセス
東京都世田谷区宮坂一丁目5番30号
- 小田急線経堂駅より徒歩8分
- 東急世田谷線宮の坂駅より徒歩4分
学費
鷗友学園女子中学校の学費を以下にまとめました。
(2023年調べ)
授業料 | 576,000円 |
施設設備費 | 183,000円 |
教育振興費 | 45,000円 |
教材費 | 78,000円 |
旅行等積立金 | 100,000円 |
PTA会費等 | 16,000円 |
鷗友学園女子中学校の入試情報
鷗友学園女子中学校の入試は第1回と第2回の2回に分けて実施されています。
第1回は募集人員が約180名、第2回は約40名です。
入試科目は国語・算数・社会・理科の4科目で、それぞれ100点満点、合計400点満点で試験が実施されます。試験時間は各科目ごとに45分です。
出願について通学距離や国籍、家族状況などの制限は一切設けられていません。
複数回受験することは可能であり、いずれもボーダーライン上に並んだケースでは優遇される可能性があります。
海外帰国子女に対する優遇措置としては、事前に保護者と面談をした上で、入試の得点に加点する制度の利用が可能です。
鷗友学園女子中学校の入試問題の傾向と対策
鷗友学園女子中学校の入試問題の傾向と対策を以下にまとめました。
科目 | 傾向 | 対策 |
国語 | 全部で3つの大問で、説明的文章が1題、文学的文章が2題出題される。すべての設問が記述式であるのが特徴。さらに、漢字の書き取りが5問出題される。 | 記述問題の対策が重要。出題の意図を意識して長文を読み進める必要がある。自力での対策が難しいため、プロの講師による指導を推奨する。 |
算数 | 大問が8題。よく出題される単元は「割合」「倍数と約数」「図形の移動」「相似」「グラフ」など。すべて記述式であり、途中式も加点の対象になる。 | 解答形式に慣れるために過去問を繰り返し演習することが大切。途中式や考え方をしっかりと文章で書くことを心がけるのが大事。 |
理科 | 大問4題。化学・物理・生物・地学の各分野から満遍なく出題される。知識や計算力、思考力を求められる出題が多い。 | 各分野について基礎知識を定着させて、すぐ知識を引き出せるように訓練しておく。図解や写真が出題されることが多いため、資料集などを活用し視覚的な学習を進めておく。 |
社会 | 大問4題。地理、歴史、公民から満遍なく出題される。分野をまたぐ総合問題の出題もある。正誤選択問題だけではなく記述問題も出題される。 | 基礎的な知識をしっかりと定着しておくことが大事。年表や地図などを活用し、語句の背景や流れを意識して学習しておく。資料集などを活用して視覚的な情報を学ぶことも意識した対策をおすすめする。 |
鷗友学園女子中学校の入試問題の過去問は公式サイト上で公開されています。過去問は問題だけではなく回答も公開されているため参考にしましょう。
鷗友学園女子中学校に合わせた受験対策をしよう!
鷗友学園女子中学校への合格のためには、入試傾向に合わせた対策が必要になります。それぞれの科目について出題傾向を理解した上で効果的な対策を進めましょう。
弊社さくらOne個別指導塾は、ベテランの社会人プロ講師が完全マンツーマンで鷗友学園女子中学校の入試対策を行っております。
授業に遅れないための補習サポートや内部進学対策も行っていますので、鷗友学園女子中学校の入試や入学後の学習についてお困りの際には、無料体験授業も行っている、さくらOne個別指導塾までお気軽にお問い合わせください。
参考サイト
https://www.ohyu.jp/education/byod.php
https://www.ohyu.jp/education/
https://www.ohyu.jp/education/global_education.php
https://www.ohyu.jp/schoollife/qa.php
https://www.ohyu.jp/access/index.php