桜美林中学校の特色と定期テスト・内部進学対策
桜美林中学校は、桜美林学園が設置する中高一貫の男女共学校です。
2021年に学園創立から100年を迎え、キリスト教の精神に基づく建学の精神を大切に継承しつつ、グローバルな世界で新しい価値を創造し、夢と希望を与える人物の育成を目指して教育を行っています。
近年は桜美林高等学校の大学入学実績が急上昇したこともあり、高い注目を集めている学校です。
この記事では、桜美林中学校がとのような特色を持つ学校なのかや、桜美林高校への内部進学の基準と対策についてお伝えします。
桜美林中学校の概要と特色
桜美林学園は幼稚園、中学校・高等学校、大学・大学院と系列校があり、キリスト教の精神に基づいた人格の形成を目指しています。中学校・高等学校でも「礼拝」を学校生活の中心に位置づけており、定期的に礼拝が行われます。
大学・大学院のキャンパスの中に学校があるため、各種スポーツ施設や5万冊以上の蔵書を誇る図書館、ホールなど、施設が充実しており、授業やクラブ活動などの様々な場面で活用されています。
ここでは、そんな桜美林中学校の概要と教育の特色についてお伝えします。
所在地・アクセス
所在地
〒194-0294 東京都町田市常盤町3758
近隣駅からのアクセス
〇JR横浜線「淵野辺駅」から
スクールバスで8分、または徒歩約20分
〇京王線、小田急線・多摩都市モノレール「多摩センター駅」から
スクールバスで約20分
〇JR線、小田急線「町田駅」から
路線バス(神奈川中央交通)を利用できます。
③乗り場:町32・町34 小山田桜台行「桜美林学園」下車
⑬乗り場:町29・町30・町60 橋本駅北口行「矢部」下車 淵野辺駅北口行「桜美林学園前」下車
⑭乗り場:町38・町39 市立室内プール行 野津田車庫行(市立室内プール経由)「桜美林学園東」下車
※橋本駅や多摩境駅からも路線バスで通学できます。
スクールバスについて
毎日、登下校時に淵野辺駅、多摩センター駅と学校との間を、それぞれ10分から20分間隔で往復します。
教育理念
桜美林学園では、創立者清水安三の言葉である「学而事人」を学園のモットーとしています。これは、立身出世のために学問をするのではなく、学んだことを世界の人々に奉仕し、社会のために役立てるために学ぶのである、という意味です。
桜美林中学校・高等学校では、この学園モットーに基づき、
「キリスト教精神に基づく国際的人材の育成」
引用元:理事長メッセージ|桜美林学園
を建学の精神として、
価値観、文化、言葉の違う世界の中にあっても、さまざまなコミュニケーションスキルを身につけ、対応できる人材の育成を目指します。また、幅広い知識や教養を身につけ、自分の価値観のみを中心とするのではなく、他者の立場にも立って物事を判断できる能力を養う教育
引用元:理事長メッセージ|桜美林学園
を大切にしています。
生徒数
中学校の生徒数は422名で、一学年の人数は学年によって多少差がありますが、140名程度です。
1学年4クラス編成なので、1クラスの人数は35名程度です。
桜美林中学校の特色
上記の理念のもと桜美林中学校では、外国語教育と異文化理解教育を大切にし、様々な学校独自の取り組みを行っています。
キリスト教の精神に基づいた学校生活
キリスト教の教えについて学ぶ「聖書科」という教科があったり、週に1度、礼拝の時間が設けられています。創立記念日やイースター、クリスマスなどにも礼拝が行われ、キリスト教の精神を学びます。
また、年に1度、全てのプログラムを英語で行う「ENGLISH CHAPEL」を行います。
2023年度は11月16日に行われ、
ネイティブのオーレンタナベ先生より“An Everlasting Love: Jesus’ Unfailing Embrace (永遠の愛 イエスの揺るぎない抱擁)”と題してのメッセージをしていただきました。
賛美歌「主われを愛す」の歌詞の意味について歌を交えながら解説していただきました。礼拝の司会、聖書朗読、主の祈り 感謝祈祷、通訳もすべて生徒たちが行いました。全校生徒の前で英語を堂々と披露する生徒の姿はとても頼もしいです。
引用元:中学英語礼拝(ENGLISH CHAPEL) | 礼拝 | 桜美林中学校・高等学校
と、生徒が主体となって礼拝が行われます。
基礎学力を身に着ける学習指導
中学校段階では、最初に「学ぶこと」の意義を理解し、興味関心を持って楽しく学ぶことで、自学自習のスタイルを確立させ、基礎学力を定着させていきます。年に5回、国語・英語の3教科を中心に学習状況をチェックする、「コンテスト」と呼ばれる確認テストが行われ、定着度合いを測ります。
普段の授業では、英語は、1年生と2年生では週に2回、3年生では週に1回、英語話者の先生による授業を行います。また1年生と2年生の数学は、少人数での授業が実施されています。
さらに3年生では、大学進学を見据え、主要教科の一部は高校の学習内容を先取りして学習していきます。目標を持って学習できる機会を作る意図で、夏休みに勉強合宿を行い、普段とは異なる環境で学習に集中して取り組み、高校への学習意欲を高めます。
「国際的人材」になるための国際理解教育
全員参加のオーストラリア研修
これまでに身に着けてきた語学力を試す場としてではなく、様々な文化や価値観に触れることで視野を広げることを目標にしています。
3年生では、12月初旬に8日間、オーストラリアに研修旅行に出かけます。そのうち半分はファームステイをし、語学力を磨くことに加え、高校進学に向け、学習意欲を向上させる狙いがあります。
多様な短期留学
桜美林中学校では、1週間~1か月弱まで、様々な期間・場所へ留学できる短期留学プログラムを用意しています。
キャリア教育
桜美林大学の系列校であることを活かして、年に4回、キャリアガイダンスを行います。保護者や卒業生を招き、様々な職業の人のお話を聞く講座を準備したり、桜美林大学の先生による「学ぶ目的」や「学ぶ意義」に関する講義など、キャリア形成の機会を多く設けています。
桜美林中学校から桜美林高等学校への内部進学の状況と対策
桜美林中学校と桜美林高等学校は、どちらも桜美林大学のキャンパスの中にありますが、普段授業をする教室は中学校と高校で分かれています。
ここでは、桜美林中学校から高等学校への内部進学の状況と、内部進学に向けた対策をご紹介します。
内部進学の状況
例年、ほとんどの生徒が桜美林高等学校へ内部進学していますが、10名程度は内部進学を辞退し、他の高校へ進学するようです。進学を辞退する生徒のほとんどは、公立の高校を目指すようです。
高校生では、内部進学生した生徒の中から成績優秀者による「選抜クラス」が1クラス分(35名程度)が編成されます。この「選抜クラス」は、国公立大学や難関私立大学などへの合格を視野に入れたクラスです。難関大を目指すとなると、選抜クラスを目指したほうがいい、という口コミもありました。
内部進学の条件
内部進学に関する条件は公式には発表されていませんが、中学校での学習状況が影響することは間違いないでしょう。生活の様子や出欠状況も加味される可能性が高いです。
高校募集も行っている中高一貫校では、選抜クラスの選抜のために内部進学生にも高校入試を受験させる学校が多くあります。そのため、桜美林中学校から桜美林高等学校への進学に際しても、内部進学生も高校入試を受験することも考えられます。
また桜美林中学校から高等学校へ進学する際には、進学面接と呼ばれる面接が行われます。内部進学生も高校生活の目標を面接で確認することで、中だるみを防ぎます。
いずれにせよ、日頃から基礎基本を大切にして、学習習慣を身に着けておくことが大切だと言えるでしょう。
桜美林中学校から桜美林高等学校への内部進学対策
桜美林高等学校への内部進学対策としては、まずは日々行われる授業にきちんと参加し、学習したことを確実に身に着けていくことが重要でしょう。
そのうえで、年5回の基礎学力を測る「コンテスト」や定期テストである程度の順位をとっておくことが大切です。
高校1年生の1年間は、内部進学生が高校での学習内容を先取りして学んでいることもあり、内部進学生と、他の中学校から桜美林高等学校へ入学した外部進学生は別々のクラスですが、高校2年生からは内部進学生・外部進学生混合のクラス編成になります。
高校入試に向けてしっかり学習を積んできた外部進学生たちに負けずに学習についていくためにも、日々の学習を積み重ねて基礎基本を定着させるとともに、中学生のうちに学習習慣を確立しておきたいですね。
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