三鷹中等教育学校の特色と入学への受験対策
三鷹中等教育学校への入学を希望しているご家庭へ。三鷹中等教育学校の特徴、教育で重視すること、中学・高校それぞれの入試で必要なことを説明します。
この記事を読めば、東京の名門校に合格するために何が必要なのかがわかるはずです。ぜひ読んで、合格への道を歩み始めてください。
三鷹中等教育学校の特色
三鷹中等教育学校のさまざまな特徴を詳しく紹介します。入学試験に向けて、まずはどのような中学校なのかを知ることから始めましょう。
学校アクセス
住所 〒181-0004 東京都三鷹市新川六丁目21番21号
電話 0422-46-4181
FAX 0422-49-8429
路線案内
三鷹駅から三鷹中等教育学校へは、JR中央・総武線に乗車し、目的のバス停で下車後、バスを利用します。
吉祥寺駅から三鷹中等教育学校へは、JR中央・総武線、京王井の頭線に乗車し、目的の駅で下車後、バスで移動です。
また、京王線仙川駅から三鷹中等教育学校へは、バスで目的地まで行きます。京王線・京王相模原線「調布」駅から「杏林大学病院」(徒歩2分)へは、「調布」駅で下車し、目的地までバスになります。
5つの教育理念
- 思いやりの心をもった社会的リーダーを目指す生徒
- 学習と特別活動・部活動を両立し、限界までチャレンジする生徒
- 全ての教科を意欲的に学習する生徒
- 高い目標をもち最後まで努力する生徒
- 全ての面において自主的、意欲的に取り組む生徒
教育目標
高い見識と幅広い教養の育成
幅広い知識と理解を深めるための活動に取り組むことで、批判的に考え、情報に基づいた判断をする能力を強化します。
思いやりの心をもった豊かな人間性の育成
クラス・ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事、クラブ活動、ボランティア活動、地域との連携など、体験型の活動を通じて、人とのつながりを大切にし、協調性や思いやりの心を育み、共生社会を築いていきます。
体系的な教育課程の構築
中等教育の特徴である1学期と2学期のシームレス教育を実現し、生徒の発達段階に応じた体系的かつ効果的なカリキュラムを実施します。
教育課程
補習・個別指導
放課後の個別指導で、知識の基礎を固め、基礎から高度な応用までスキルを伸ばします。
国語科
国語の授業は、知性と感性を育むために行われています。
前期は、読書マラソンやディスカッション活動を通じて、読解力、論理的思考力、表現力の基礎を身につけます。後期は、現代文や古典などさまざまな文章に触れ、総合的な言語能力を高めていきます。
社会科
前期は地理・歴史・公民を通して母国を理解し、体験学習活動にも参加します。それから、後期は歴史や地理に関する知識を深めるとともに、社会貢献論や法理論の探求です。
数学科
数学科では、生徒一人ひとりの習熟度に合わせた少人数制の指導で、数学の基礎固めを行っています。
中学・高校の6年間を通して、数学的活動を探求し、数学の素晴らしさを味わうとともに、批判的に考え、問題を論理的に判断する能力を強化します。
理科
理科の前期教育では、調査、実験、観察、レポート作成などを通して自然への関心を高め、知ることの楽しさや科学的な視点を身につけることに重点を置いています。
後期では、専門的なテーマを扱うとともに、あらゆる分野を横断的に考える力を養うことが目標です。
英語科
生徒一人ひとりの習熟度に合わせた少人数制の英語教育を行っているのが特徴です。ネイティブスピーカーが指導する基礎・応用学習に取り組むことで、実際に英語を使う経験を積み、コミュニケーション能力を高める練習をします。
また、学期を通して、洋書講読、英語トレーニング、オンライン英会話、外部検定試験などを実施しています。
教育・研究・取り組み
中高一貫教育
三鷹中等教育学校は、中高6年間の一貫教育で、他者への強い共感力を持ち、人間性豊かな社会の実現に貢献する社会的リーダーを育成することを目的としています。
ICT機器の活用
前期課程では全生徒にタブレットPCを貸与し、授業での学習や家庭学習、宿泊行事への参加、生徒や教員、家族とのコミュニケーションに活用しています。
また、全教科でICT機器を活用した授業を受けることが可能です。さらに「Society 5.0に向けた学習方法研究校」としてのミッションを継続するため、デジタル教科書の活用を研究しています。
教育活動
三鷹中等教育学校では、習熟度別少人数制の授業や、月曜日の放課後講習を実施しています。土曜日は隔週で授業を行い(年間18回)、4年間で100冊の本を読むことを目標とした朝読書プログラムも実施し、学力向上に努めています。
探究活動の充実
2021年度より、前期に「探究」を全学年に導入し、主体的・対話的で深い学びを促すとともに、生徒の思考力・判断力・表現力・問題解決力を育成していきます。後期には、6年間を通して「総合的な探究の時間」を継続・強化することが狙いです。
国際理解教育とグローバルな視野の育成
日本の伝統や文化を知り、その良さを伝え、国際感覚を養うことに取り組み中です。
英語検定以外にも、留学生交流、学校間交流、国際ボランティア活動、海外修学旅行、海外留学など、他国の人々との出会いを通して、グローバルな人材育成を重視しています。
全授業オンライン対応
COVID-19の大流行により、日本で初めて全授業がオンラインで提供されることになりました。
毎日6時間、生徒と教師、保護者が協力し、実技教科も含めた双方向の遠隔授業を実施。この取り組みは、マスコミ各社にも大きく取り上げられています。
学校の制服
学校の制服は、前期と後期で異なります。前期のスカートと紺のネクタイ・リボンは、三鷹市の花「はなかいどう」をイメージしたピンクのチェックと、スクールカラーの白のチェックが施されています。
ブレザーは両学期とも同じものです。自由購買では、セーター(前期=灰色、後期=紺色)、スラックス、スカート、ネクタイ、リボンなどを購入できます。
始業式や終業式、校外学習などの正式な行事では正装が必要ですが、普段の学校生活では正装も略装も自由となっているため、制服を無理に着る必要はありません。
学費
2013年11月27日、「公立高等学校等の授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金支給に関する法律の一部を改正する法律」が国会で成立しました。
この法律により、私立高校と同様の就学支援金制度も実施されます。
入学試験について
令和5年度入試日程(2023年4月入学)
出願受付:令和5年1月12日(木)から令和5年1月18日(水)まで
適性検査(入試):令和5年2月3日(金)
合格発表:令和5年2月9日(木) 午前9時
入学手続き:令和5年2月9日(木)午後3時まで、2月10日(金)正午まで
適性検査(入学試験)内容
適性検査【1】と【2】
9:00~9:45 10:25~11:10
独自問題 独自問題+共同作成問題
試験時間はいずれも45分。
合格判定
1000点満点で判定。
適性検査【1】300点
適性検査【2】500点
内申点 200点
適性検査は【1】【2】を100点満点で採点し、【1】は3倍、【2】は5倍して合格判定に用います。適性検査【2】の割合が全体の半分を占めています。
願書
三鷹中等教育学校を受験する小学校6年生は、指定された時間帯に直接学校で願書を受け取ってください。
準備する書類等がありますので、早めの受け取りを下記のように推奨しています。
◆配布日 令和4年11月28日(日)以降
(土曜・日曜・祝日、年末年始12月28日(水)から1月3日(火)は受付しておりません。)
◆時間 平日の午前9時から午後4時30分まで
◆場所 本校受付(経営企画室)窓口
◆その他 事前の申込等は不要です。都外在住等で受検資格審査が必要な方は窓口でお知らせください。
入学試験対策について
適性検査【1】(国語の問題)
三鷹中学校の合否判定は、主に内申点(20%)と2種類の適性検査の結果で行われ、適性検査【2】の割合が最も高くなっています。
適性検査[1](45分間で400字以上の文章を読む読解問題)は全体の3割を占めています。適性検査[1]の問題対策が重要です。
三鷹中の適性検査【2】
総合問題となる適性検査【2】では、数学、社会、理科などさまざまな科目の知識が必要です。
基礎力が不足している場合は、オンライン教材などを利用して、スピードアップを図ることや専門の学習塾なども検討しましょう。
三鷹中等教育学校の特色と入学への受験対策
三鷹中等教育学校の特色と受験対策について解説しました。各教科の教育課程が明確に決まっている三鷹中等教育学校では、こどもの考える力やグローバルな能力を身につけるための一貫した教育が受けられます。
入学試験では国語力はもちろん、数学や社会、理科などの総合的な知識が必要となるため、全体的な基礎力を高めておくことが大切です。また、出題される問題は三鷹中等教育学校独自のものとなるため、過去問題や問題集の活用が欠かせません。
過去問題が難しく感じたり、総合的な基礎力に不安を抱いたりした場合は、適切な指導を行ってくれる個別指導塾の活用がおすすめです。
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参考サイト