MARCH付属中学に入学することのメリットと受験対策

大学までエスカレーター式に進学できる中学校に入学できれば、中学生の時点で大学までの学歴が保障されます。中学・高校生活を勉強に偏ったものにするのではなく、遊び、部活、習い事などにも注力できる点でも、中学から大学までの一貫教育は人気を集めているのです。
大学まで内部進学できる中学校は数多く存在しますが、MARCH付属中学はその中でも注目されています。MARCHとは明治大学(M)、青山学院大学(A)、立教大学(R)、中央大学(C)、法政大学(H)の頭文字をとった首都圏に所在する大学群であり、早慶に次ぐ難易度の私立大学群として知られています。
本記事では、MARCH付属中学に入学するメリットを説明した上で、学校別に受験対策の方法を紹介していきます。

MARCH付属中学に入学するメリット

中学から大学まで内部進学できる

MARCH付属中学に入学する最大のメリットは中学から大学までエスカレーター式に進学できるところにあります。子供に何度も受験させることをかわいそうに思う親御さん、中学生の時点である程度の学歴を子供に保障してあげたいと考える親御さんたちの考え方にマッチし、人気を集めているのです。
MARCHのいずれかの大学を卒業することは、将来をある程度保証することにもなります。就職活動で勝ち抜くためには、大学名の他にいろいろな要素が必要であることは言うまでもありません。しかし、MARCH未満の大学に在籍している場合、ESの時点で足切になってしまう企業が一部あることも実情なのです。
MARCHは人気があり、かつ早慶に次ぐレベルの大学群であるため、大学受験だけに進学の可能性をかけることは危険です。MARCH付属中学に進学しておくことで、高校3年生になって大学について本格的に考える際にも精神的安定が保たれるのです。

質の高い教育を受けられる

MARCH付属中学は優れた教育の機会を提供しています。主要科目の他に、時代のニーズにマッチした教育にも力を入れています。自分の適性・興味に合った体験が早いうちから可能になるのです。たとえば、立教新座中学校は留学や語学に興味のあるお子さんの可能性を広げる教育体制が整っています。海外留学の提携校が3ヵ国5校、学べる言語数は11言語におよびます。また、青山学院中等部は中学3年生を対象にユニークな学習を週2時間取り入れています。英語、理科実験、韓国語、中国語など、自分の好みに合った授業を選択し、受講することが可能です。
お子さんの関心や将来を考慮した学びのチャンスを得られる点も、MARCH付属中学に入学するメリットと言えるでしょう。中学生の時点から数多くの体験をすることは、学力向上のみならず、人格形成にも効果的です。

MARCH付属中学に入学するための受験対策

以下、MARCH付属中学の受験対策を学校別に紹介していきます。

明治大学付属の受験対策(明大明治・明大中野・明大八王子)

明治大学付属明治中学校に合格するためには、どの科目においても標準問題を解けるようにしておくことに加え、明治大付属の出題傾向をおさえておく必要があります。

・算数
オーソドックスな難問が多く出題されます。
受験算数にしっかりと取り組み、対策する必要があります。

・国語
設問内容について少ない情報の中でも的確に把握する力が求められます。
問題を解くにあたって手がかりになる記述も少ないため、書いてある内容を正しく、かつ想像力を膨らませて読み解く力を身に付けておくことが不可欠です。

・社会
自分の知らないことに対して既に持っている知識を結び付けて考察する力が求められます。
物事を多角的に結び付けて考察する力を培う必要があります。

・理科
4分野から出題されます。計算問題も出題されますが、典型的な受験頻出レベルです。
受験標準レベルの問題をミスせずに解ける力が問われます。

青山学院大学付属の受験対策(青山学院中等部・青山学院横浜英和)

青山学院中等部の試験問題はどの科目も解答数が多いため、時間内に全ての問題を解き終えられるよう慣れておく必要があります。問題の難易度は受験標準レベルなので、スピーディー、かつ正確に解答できる必要があります。

・算数
問題のレベルは受験標準レベルですが、解答数が多いです。
標準的な問題をスピーディーに解答できる力を身に付けておく必要があります。

・国語
小設問数が多いので、時間配分能力、計画性の有無も特典を得る上で鍵となります。
難易度は受験標準レベルですので、中学受験の問題に慣れておきましょう。

・社会
解答数が多いため、かなりのスピードが必要です。
解答を単に知っているだけでなく、思考力、処理能力を培うことも高得点を取るコツです。

・理科
教科書レベル、受験標準問題のみならず、時事的内容を含んだ問題も出題されます。
社会の状況にアンテナを常にはっておくことが高得点を取るコツです。

立教池袋中学校の受験対策(香蘭女学校・立教池袋・立教女学院・立教英国・立教新座)

立教池袋中学校の試験問題は受験標準レベルの問題が多いですが、各科目において立教系列の大学独自の問題も出題されます。通常の受験対策に加えて、立教系列の出題傾向を分析し、なじんでおく必要があります。

・算数
問題の難易度は受験標準レベルですが、短時間で20問程度解答しなければなりません。
問題を速く、正確に解答できるように準備しておく必要があります。

・国語
設問形式は選択式、書き抜き式、記述式とバランスが取れています。いずれの形式にも慣れておく必要があります。
字数指定のない記述問題も出題されますので、文章力、表現力をともに育んでおくことは不可欠です。

・社会
日本の出来事、世界の出来事についてある程度知っておく必要があります。
問われる内容の難易度は高くないため、基本的な知識がどれだけ身に付いているかが問われている印象です。

・理科
問題の難易度は受験一般レベルです。基本的な知識について苦手を作らないことが合格を勝ち取る鍵となります。

中央大学附属中学校の受験対策(中央大学付属・中央大学付属横浜)

中央大学附属中学校の試験問題は標準的なレベルであるため、標準レベルの問題を難なく解ける力を身に付けておく必要があります。あわせて、中央系列の学校独自の問題も出題されますので、過去問を繰り返して慣れることが大切です。

・算数
問題を解くにあたって「比」が必要になることが多いため、正しく使えるようにしておきましょう。
標準レベルの問題についてミスをせずに解答できる力が問われている印象です。

・国語
長文問題の難易度が少々高いです。書かれた文章を短時間で正しく理解する力が求められます。
あわせて、解説文の穴埋め選択という形式の問題にもなじんでおきましょう。

・社会
設問形式の特徴として、さまざまな時代、分野が混在しています。
過去問で慣れておく必要があります。

・理科
知識の有無を問うような問題だけでなく、思考力が問われる問題も多いです。
計算問題も多く出題されるため、思考型問題への対策が必要になります。

法政大学中学校の受験対策(法政大学・法政大学第二)

法政大学中学校の試験問題はいずれの科目でも標準レベルの問題を解答できるかが問われています。受験レベルの問題を解く力を身に付けた上で、法政大学中学の問題に慣れておくことが大切です。

・算数
標準的な問題も多く、難易度は比較的低いです。
平均点が高いため、問題をミスせずに解く必要があります。

・国語
文章量が全体的に多いため、文章を読むことに苦手意識を持っていると難しくなります。
文章をスピーディー、かつ正確に読解できれば、解答できる問題がほとんどです。

・社会
基本的な情報はしっかりと暗記しておくようにしましょう。
あわせて、資料、グラフなどの読み取り問題に対応できる力を身に付けておく必要があります。

・理科
難易度は低く、解答しやすい内容が多いです。
平均点が高いので問題を確実に解答できる力を身に付けましょう。

まとめ

MARCH付属中学に進学すれば、中学から大学までストレートに進学できます。MARCHと称される大学群はいずれも早慶に付く難易度であり、社会においても高い評価を得られます。中学の時点でMARCHの学歴が保障されていれば、勉強だけでなく、部活動や課外活動にも精力的に取り組めるでしょう。

MARCH付属中学の合格を勝ち取るためには、4科目すべてにおいて受験頻出レベルを難なく解ける力を身に付けておくことが大前提となります。また、各学校によって出題方式や問題のクセが異なるため、受験する学校に合った対策も必要です。