法政大学は内部進学枠がある付属高校3校のいずれも、偏差値が68前後と高いので、内部進学の難易度も高く、不安を感じる方は多いでしょう。

お子様の内部進学を成功させるには、法政内部進学事情を詳しく理解しておくことが大切です。

本記事では、法政の内部進学について、人気学部や序列・割合・対策について詳しく紹介します。法政の内部進学を目指している方は参考にしてください。

法政大学の内部進学の人気学部や序列

法政大学への内部進学率が高い中高一貫校を例に挙げて、人気の学部を見てみましょう。

法政大学中学高等学校の内部進学率

法政大学の15学部に内部進学しております。2022年3月卒業生の内部進学者の割合が高いのは法学部、経営学部、社会学部、経済学部、文学部です。

法政大学第二中・高等学校の内部進学率

2022年の法政大学卒業生の内部進学率は91％で、最も進学者が多いのは経済学部（全体の14％）、次に法学部・経営学部・社会学部です。

人気学部

また人気学部の偏差値は以下の通りで、偏差値自体は大きな差はありません。

法学部	57.5〜62.5
社会学部	55.0〜62.5
経営学部	55.0〜60.0
経済学部	55.0〜57.5

人気学部の中でも高い評価を得ている学部の序列を、以下で紹介します。

序列は上から順に高くなっています。

• 法学部
• 経済学部
• 社会学部

法学部

法学部は法政大学の中でもトップの学部とされており、学部の中で最も難易度が高いとされています。

特に司法試験や公務員試験を目指す学生に、最も人気のある学部です。

経済学部

経済学部も人気の高い学部で、特にビジネス界でのキャリアを希望する学生にとっては非常に役に立ちます。

経済学部は、法学部に次いで評価が高い学部です。

社会学部

社会学部は、社会福祉やNPOなど、社会貢献に関心を持つ学生に人気があります。

社会学の専門家を目指すには良い学部です。

法政大学の内部進学率・割合

法政の付属校は3つ存在しており、どの学校も内部進学率は高いです。法政大学の付属校では、3校とも内部進学率が80％を超えています。

法政の付属校の生徒のほとんどが法政大学に内部進学するといえるでしょう。

ただし、内部進学率が高くても必ず進学できるというわけではありません。そのため、内部進学を希望したけれどもできなかったケースもあります。

また、内部進学で希望の学部へ進学できなかったケースがあるため注意しましょう。各学部には定員が設けられているため、成績の優秀な生徒から優先的に人気の学部へ進学できるようになっています。

そのため、内部進学対策をしっかりと行って、希望の学部への進学を目指しましょう。

法政は内部進学の割合が非常に高いため、基本的に法政の付属校へ入学する場合は内部進学を前提に考えてください。

法政大学の内部進学の基準

法政大学の内部進学基準はG値 (高校3年間の総合成績) 60%以上ですので、内部推薦枠を確保するためには、高校3年間の総合成績(G値)が60%以上である必要があります。

1年生、2年生、3年生ともに33単位ですので、1年あたり60×33=1980点、3年間で1980×3=5940点を最低限とる必要があります。

1年	3300点 [100点x33単位]
2年	3300点 [100点x33単位]
3年	3300点 [100点x33単位]
総合計点	12200点

総合成績から学力テストの点数と英語資格・検定試験の加点を除いて、総合計点が6100点(総平均50点)以上であることが求められます。

推薦席次は1年、2年、3年(1,2学期)の評価の合計3200+3200+5800=12200点に、以下の点数が加えられます。

• 2回の学力テストの合計点1600点
• 英語資格検定による加点200〜400点
  • 英検
    • 1級 400点
    • 準1級 300点
    • 2級 200級
  • TOEIC
    • スコア900 400点
    • スコア730 300点
    • スコア550 200点

法政大学の内部進学の仕組みと試験内容

仕組み

法政大学には複数の付属高校がありますが、これらの高校から法政大学への内部進学は、一般的に以下のような仕組みで行われます。

対象

法政大学の付属の学校には「法政中学高等学校」「法政女子高校」「法政大学第二中・高等学校」などがあり、これらの学校の生徒が対象です。

各高校で法政大学の指定学部に進学するための、内部進学枠が設けられています。

申請の時期

通常、3年生の時に内部進学の申請を行います。具体的な申請時期や手続きの詳細は、各付属高校の進路指導部などから案内されます。

進学先の学部選び

法政大学の付属高校生は、法政大学内の指定された学部・学科への進学が前提です。学部や学科の選択肢は限られていますが、内部進学の際に希望する学部や学科を選ぶことができます。

法政大学の付属高校からの内部進学について、以下に詳しく説明します。内部進学の仕組みや試験内容は、付属高校の種類や学部によって異なる場合がありますが、一般的なガイドラインと最新情報をまとめました。

試験内容

法政大学付属高校からの内部進学には、以下のような試験や評価が行われます。

学力試験

一部の学部では、内部進学のために簡単な筆記試験が実施される場合があります。

試験科目は、主に高校での学習内容に基づいた問題が出題されます。例えば、国語、数学、英語などの基礎科目が中心です。

一般的には、マークシート形式や短答式の問題が出題されます。

面接試験

面接試験では、学部での学びに対する意欲や、将来の進路についての考え方などが評価されます。

進学の理由や自分の目標について聞かれることが多いです。

面接は個別またはグループ面接があり、志望動機や学部での学びたいことについての質問がされます。

書類審査

成績証明書や進学願書、自己推薦書などが審査されます。

高校での成績や出席状況、進学動機を示す書類が必要です。

書類審査は、通常、提出された書類をもとに選考が行われます。

法政大学の内部進学で合格するための対策5個

法政大学の内部進学に合格するための具体的な対策を以下にまとめます。成功するためには、以下の5つの対策が必要です。

1.学業成績の維持と向上

法政大学の内部進学で最も重要視されるのが、学業成績です。

まずは日々の授業に集中し、定期試験やテストで高い成績を維持することが大切です。

成績が良ければ良いほど、内部進学の選考において有利になります。具体的には、次のような対策を取りましょう。

• 計画的な学習スケジュールの作成 : 毎日の学習を習慣化し、教科ごとに復習や予習をしっかりと行う。
• 過去の試験問題の解き直し : 過去の定期試験や模試の問題を解き、間違えたところを再確認して理解を深める。
• 学校での成績管理 : 成績表や先生のフィードバックを参考に、自分の弱点や改善点を把握して、対策を立てる。

2.内部進学の募集要項と選考基準の理解

内部進学の募集要項や選考基準を理解することも重要です。

法政大学では、各学部・学科ごとに選考方法や重視するポイントが異なる場合があります。事前に募集要項を確認し、入試に向けた具体的な準備を行いましょう。

• 公式サイトや情報提供 : 法政大学の公式サイトや高校の進路指導部から最新の情報を入手し、内部進学の募集要項を確認する。
• 過去の受験者の体験談の活用 : 先輩や卒業生の経験談を参考にして、選考基準や試験内容を予測し、対策を練る。

3.面接対策の徹底

内部進学では、面接試験も重要な選考基準です。面接では自己PRや志望動機をはっきり伝えることが求められます。

自分の強みや進学の意欲を的確に伝えるための準備が欠かせません。

• 模擬面接の実施 : 友人や家族に協力してもらい、実際の面接に近い形で練習を重ねる。
• 自己分析と目標設定 : 自分の強みや弱み、進学の目的や将来の目標を整理し、自己PRを作成する。

4.志望動機の明確化とアピールポイントの整理

内部進学の志望動機を明確にし、進学先での目標や理由を具体的にアピールできるよう準備します。

法政大学に内部進学する理由や自身の将来像を説明し、学部・学科の特徴に合わせたアピールを行います。

• 研究や取り組みの紹介 : 高校生活での研究活動や部活動、ボランティア活動などの経験を活かし、進学の意欲を示す。
• 学びたい内容や将来のキャリアプラン : 将来の進路やキャリアプランについて具体的に説明し、法政大学で達成したい目標をはっきりさせる。

5.試験対策と自己管理の強化

最後に、内部進学のための試験対策を徹底し、自己管理能力を高めることが必要です。

試験の対策とともに、健康管理や生活リズムの整備も行い、本番に向けて万全の準備を整えます。

• 試験対策の計画 : 内部進学の試験内容に合わせた学習計画を立て、過去問題や模擬試験で実力を確認する。
• 健康管理とストレス管理 : 睡眠や食事の質を高め、試験前のストレスを減らすための工夫をする。

これらの対策を行うと、合格へ近づきます。自信を持って挑戦できるように、準備をしっかりと行いましょう。

まとめ

法政大学の内部推薦入試を突破するためには、学校の特色と入試の要求に合わせた対策が重要です。

このような入試対策を効果的に進めるためには、個別指導が有効です。

弊社さくらOne個別指導では、法政大学付属校の内部進学対策専門コースを開講し、指導経験の豊富なプロ社会人プロ講師が完全マンツーマンで、希望の進路への勉強サポートを行っております。

また進学に伴う英検やTOEICなどの資格取得の対策も行っております。法政大学への内部進学対策をお考えの方は、無料体験授業も行っております、さくらOne個別指導塾をご検討ください！