獨協医科大学の偏差値など入試情報と受験対策

獨協医科大学の入試は、標準的な難易度の問題レベルとなっています。ですが一部難易度の高い問題が存在するなど一筋縄ではいかないのが現状です。

獨協医科大学の入試合格を目指すためにも、まずは学校の特色を知り正しい入試情報を得ることが重要です。

本記事では獨協医科大学の特色に加え、入試問題の傾向と受験対策について解説します。

獨協医科大学の特色

入試を受ける前に、獨協医科大学がどのような特色を持った学校なのかをきちんと知っておく必要があります。

どのような学校でどういった教育が受けられるのかを知っておくことは、受験するうえでのモチベーションに繋がるためおすすめします。

学校アクセス

〒321-0293 栃木県下都賀郡壬生町大字北小林880

  • 東武宇都宮線 おもちゃのまち駅より徒歩で15分

大学の使命及び目的

一般的教養と医学及び看護学に関する理論及び応用を教授・研究し、国際的視野に立って高度の医学的知識と技能を習得することを目的としています。医学及び看護学の発展と福祉の向上に寄与することを使命としています。

6年間のカリキュラム

第1学年では、人間力の向上と医学の基礎を固める学習をします。地域医療や福祉の現場を実体験し、患者の視点に立った医療と福祉について学びます。細胞の生物学などの医師になるための基本を学ぶことにより、広い視野を養っていきます。

第2学年では、人体の構造や機能、疫病の原因や予防などを履修する基礎医学系の講義が本格化します。解剖学実習では、人体の構造や全体像をとらえ、各機関の肉眼的な構造と基本的な機能を理解します。

第3学年では、基礎医学科目に加えて、臨床医学の履修が始まります。消化器科目では、基本的な構造と機能、主要疾患における病態・治療について学ぶため、必要最小限の解剖・生理等の内容と病理学各論実習を行います。薬理学や脳・神経についても学び、臨床実習へ臨めるように万全の準備をしていきます。

第4学年では、基礎医学・臨床医学の知識を集大成するために、臨床統合科目の「麻酔」「救急医学」「眼・視覚」や、社会医学系科目の「法医学」「公衆衛生学」などの講義と実習が加わります。「臨床推論演習」では、症例の診断や治療といった解決方策を修得して、第5学年の臨床実習への準備を行います。

第5学年では、臨床実習が開始されます。大学病院にて内科や外科、小児科、眼科、泌尿器科、耳鼻咽喉・頭頚部外科、産科婦人科、麻酔科などの全診療科目を経験するほか、埼玉医療センター、日光医療センターでも実習を行います。医療現場を見学するだけではなく、実習生も監督医師のもとで医療チームの一員として診療に携わります。

第6学年では、希望する診療科を選択できる臨床実習に加え、基礎医学や社会医学、臨床医学の集中講義で5年間のカリキュラムの総仕上げを行います。医師国家試験形式の卒業試験や個別指導、模擬試験などを繰り返し行い、2月に実施される医師国家試験の合格を目指します。

獨協医科大学の偏差値・入試情報

ここからは獨協医科大学の偏差値や一般入試について解説します。

試験内容や募集人数などに違いがあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。

獨協医科大学2024年度入試要項

偏差値

獨協医科大学の偏差値は62.5となっています。

一般入試の試験科目と配点

一般個別試験

《募集人数》
前期52名/後期10名

《入学試験・科目・時間配点》

3教科4科目(400点満点)

【数学】数Ⅰ、数A、数Ⅱ、数B(数列、ベクトル)、数Ⅲ(60分100点)

【理科】物基・物理、化基・化学、生基・生物から2科目(120分200点)

【外国語】コミュ英Ⅰ・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ(60分100点)

【小論文】*2次試験で実施

【面接】*2次試験で実施

共通テスト利用

《募集人数》
5名

《入学試験・科目・時間配点》
3教科5科目(500点満点)

【数学】数ⅠA・数ⅡB(100点)

【理科】物・化・生から2科目(200点)*基礎科目の選択は不可

【国語】国語(近代以降の文章)(100点)

【外国語】英語(リスニング含)(100点)

受験料と入学手続きにかかる費用

受験料は一般選抜は60,000円、共通テスト利用選抜は40,000円となっています。

入学手続きには入学金が1,500,000円必要です。支払いは銀行振込で行えます。また、入学手続きはホームページより手続期限までに忘れずに行いましょう。

獨協医科大学の入試問題の傾向と対策

では、獨協医科大学の入試問題の傾向と対策について見ていきましょう。

どの教科でもしっかりと過去問題を解いておく必要があるので、きちんとチェックしておくことをおすすめします。

一般入試の傾向とポイント

獨協医科大学の一般入試問題の出題傾向と対策ポイントについて、以下にまとめました。

数学【大問数】4題【解答形式】
・マーク式での解答となります。【ポイント】
・文字を含んだ連立不等式、記数法(n進法)、文字を含んだ確率、平面ベクトル、複素数、数列、漸化式、数学的帰納法、曲線の長さ、置換積分など多岐にわたっています。攻略ポイントとしては、基本的な定義・定理・公式などをしっかりと理解しておく必要があります。特に定理や公式の証明まで地道なことをしっかり行う必要があります。
物基・物理【大問数】5題【解答形式】
・マーク式での解答となります。【ポイント】
・物理の全範囲から偏りなく出題されます。問題量が多いため、事前に用意してきた知識を使ってほとんど悩むことなく、スラスラ解いていく必要があります。攻略のためには、定義や公式を理解したうえで、しっかりと覚える必要があります。
化基・化学【大問数】5題【解答形式】
・マーク式での解答となります。【ポイント】
・理論が重視される傾向があり、化学平衡と反応速度、気体の法則、気体・個体の溶解度、中和滴定、電池・電気分解、結晶格子、熱化学方程式、酸化還元など広い範囲からまんべんなく出題されます。無機は金属イオン系統分析と工業的製法が多い傾向があります。オストワルト法、ソルベー法、ハーバー・ボッシュ法など教科書に出てくるものはすべておさえておく必要があるでしょう。
生基・生物【大問数】5題【解答形式】
・マーク式での解答となります。【ポイント】
・遺伝子や動物の反応といった医学部頻出の単元だけではなく、生態系や植物の反応といった分野も大問レベルで出題されます。全分野の学習が必須であり、難易度としては知識問題、実験考察問題ともに基本レベルだけでは対応が難しいとみられます。
英語【大問数】4題【内容】
・読解、文法、語彙【解答形式】
・マーク式です。【ポイント】
・読解問題が大問2問、文法・語彙問題が大問2問です。読解のテーマは文系・理系問わず非常に幅広いです。2021年度より制限時間が60分となり、時間内にすべての問題を解ききることは難しくなりました。過去演習をしたうえで、自分なりの「捨て問」を想定しておき、本番では八割分の解答を丁寧にできればよいという心構えで臨むのがおすすめです。

獨協医科大学の合格目指して受験対策を行おう

獨協医科大学の入試問題は標準的な難易度の問題レベルとなっていますが、試験時間に対して問題量が多く、取捨選択を迫られることや、標準的問題では、高得点での勝負となる傾向があります。

獨協医科大学に合格するためには、過去問題や問題集などで実際の入試レベルに慣れなければいけません。

しかし、お子様やご家庭での勉強だけではサポートや対策に限りがあるため、個別指導塾を活用した計画的な学習がおすすめです。

弊社さくらOne個別指導塾では、医学部受験専門コースを開講し、社会人プロ講師が完全マンツーマンで獨協医科大学の合格をサポートをしています。

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参考サイト

https://www.dokkyomed.ac.jp/dusm/overview/

https://www.dokkyomed.ac.jp/dusm/exam/

https://www.dokkyomed.ac.jp/dusm/curriculum/six-years.html