センター試験の数学Iの点数をアップさせる参考書ベスト5
国立大学を受験する高校生にとって、センター試験の結果で希望の大学を受験できるか決まるといっても過言ではありません。ですから、多くの受験生は冬になるとセンター試験の勉強で必死になります。数学は文系理系ともに必須の科目です。特にセンター試験の数学は問題数に比べて制限時間が短く、一度ミスをしてしまうと解き終わらずに大量失点してしまうこともあります。センター試験の数学は出題傾向や問題の内容が例年似通っているので、センター試験に特化した対策を行うことで高得点を期待できます。ここではセンター数学の得点を飛躍的に伸ばしやすい参考書を集めました。この中から自分に合う参考書を探してください。
八王子の予備校オススメ:センター試験過去問研究 数学I・A/II・B、5位
出版:共学出版
センター試験において過去問の対策は必須です。センター数学の大問は例年4つあり、大問ごとに出てくる問題は似ています。つまり、過去のセンター試験を知ることで、今年の出題を予測することが可能になるのです。
センター試験過去問研究 数学I・A/II・Bには去年の問題も収録されているので、問題の出題傾向を探りましょう。新課程に変わった過去数年分の問題を見ることで詳しい傾向分析が出来ます。
センター試験過去問研究 数学I・A/II・Bは過去25年追試合わせて60回分の問題を収録しています。一日一年分しても解き終わるのに2ヶ月かかるのでセンター試験の練習にはうってつけの参考書です。さすがに25年前の問題は量・質ともに今の問題の方が優れており、出題範囲も違いますのであくまでもセンターの練習用として解いてください。
センター過去問を集めた参考書は幾つかありますが、この参考書をオススメする理由は解説がしっかりしているからです。センター試験は解法が似ている問題が何度も出てくるので、解説を読み込んで解法を理解してください。
八王子の予備校オススメ:センター試験のツボ 数学IA、4位
著:板谷明彦 出版:桐原書店
センター試験に出やすい問題を集めて解説している参考書です。分野別にまとめられていますので、自分の苦手分野を集中して取り組みたい際に使いやすいです。
内容は先生が対話形式で進んでいくので、硬い文章を読むのが苦手な学生でもとっつきやすい作りになっています。要点も別に掲載されているので、対話文を読むのが面倒くさい人はこの要点のみをしっかりと理解してください。
章ごとには問題演習もあるので、読んだだけになることを防ぐことができます。問題演習も目で解くだけの問題と実際に手を動かす問題の2つがあるので、まず目で解く問題を解き、解法を確認できたら手を動かして解く問題を解いてみましょう。もちろん1問ごとに対話形式の解説が付いていますので、数学があまり得意ではない人でも気軽に問題を解くことができます。
あえて欠点を挙げるとしたら収録問題数が少ないことです。だいたいセンター試験の4回分程度しかないので、量をこなしたい人向けの問題集とは言えません。あくまでも解法の理解、暗記用と割り切って使うことをオススメします。
八王子の予備校オススメ:センター試験必勝マニュアル 数学1A、3位
東京出版編集部 出版:東京出版
センター数学に特化している参考書です。記述試験や学校のテストでは高得点を取れるのに、センター試験では点数が伸びない人にオススメです。
センター試験は例年似たような問題が出てくるので、使用する公式や解法も似たようなものが出てきます。その公式や解法をまとめたのがこの参考書です。
センター試験は試験時間が限られているので、公式を一から求めていると時間が足りなくなります。ですから、ある程度公式を覚えておくことで解く時間を短くすることができます。
ただし、この本を使えるのは数学の基礎ができている人のみです。センター試験のことだけを考えればセンター試験に出やすい解法を覚えることが一番の近道です。しかし、それでは数学独特の理論が身につきませんし、本番に少し違う問題が出ただけでも太刀打ちできなくなります。あくまでも基礎ができた人だけが使うようにしましょう。
八王子の予備校オススメ:センター試験 数学I・Aの点数が面白いほどとれる本、2位
著:志田晶 出版:KADOKAWA/中経出版
「はじめからわかる」シリーズと並んでオススメできるのがこの参考書です。どちらかと言うと理論を中心に掲載されていますので、数学が苦手な人に特有の公式丸暗記を避けることができます。
センター試験に出やすい分野を中心に例題や演習が載っているので、覚えた知識を使って問題を解くことができます。ただし、問題数がたくさん載っているわけではありませんので、本番さながらの問題を解きたい際には向きません。
この本のデメリットはページ数が多いことです。一冊を終わらせるのにかなりの労力を費やすので、計画立てて少しずつ終わらせていきましょう。
八王子の予備校オススメ:はじめからわかる数学I・A&II・B、1位
著:今野 和浩 出版:学習研究社
某アニメキャラの表紙が有名な参考書です。元は数学1Aと数学ⅡBで別々の参考書でしたが、のちに両者とも含まれている参考書が発売されました。内容は元の参考書と同じですから、こちらの方がお得と言えるでしょう。
この参考書はセンター試験向けと銘打っておりますが、どちらかと言うと初学者向けの参考書になります。数学に全く触れたことのない人が初めて参考書を買う際にオススメできる一冊です。
ですから、この参考書は数学が苦手な人が使うと劇的に点数が上がることがあります。教科書のように細かく説明していないので、理論的な内容が苦手な学生でも進めやすいです。だからと言って内容が薄いわけではなく、問題を解く際に必要な情報は載っているのでこの一冊を仕上げることでセンター試験を解く最低限の下地を作ることができます。