大学受験の勉強時間と勉強方法
今回のさくらOneブログでは 八王子や日野市豊田 そして 国立市国立駅前の個別指導塾で多くの生徒に個別指導をしてきた中で、高校生は、各学年で大体何時間ぐらい勉強すればいいのかという目安をご紹介したいと思います。また長時間勉強を続けるには一体どのように計画すればいいのかということについてもご紹介いたします。
大学受験を控えたお子様がいると、どなたも〝勉強時間〟について悩むのではないでしょうか?
ぜひ八王子、日野市 そして国立市にお住まいで、受験生を控えたお子様がいる方はご参考にしていただき、伸び悩みの解消などにお役立てください。
個別指導塾のプロ講師が考える、大学受験生の各学年別勉強時間の目安
一口に受験生と言っても、時期によって勉強すべき時間の長さは違います。まずは各学年別に、どれくらい勉強すれば十分なのかということをご紹介していきましょう。
受験生の勉強時間の目安:高校1年生
高校1年生のうちは平日1時間、休日は2時間もすれば普通のレベルの大学を目指せるようになります。
あまり多くないように見えますが、たったこれだけでも毎日勉強をするという習慣をつけておくことはとても大変です。また高校に入ったばかりで新しい生活に慣れることに精一杯の時期ですし、色々と挑戦したいことも増えるはず。ですのでまずは、勉強をしない日を作らないことを心がけておくことが大切と言えるでしょう。
そしてその分、定期試験に時間をしっかりとかけましょう。「自分は何時間くらい集中して勉強できるのか」という、自分の限界を知るとともに、どうやってそれ以上勉強ができるようになるかということを考えておくことが受験生になった時役立つはずです。
受験生の勉強時間の目安:高校2年生
学生生活にも慣れてきた高校2年生になったら、勉強時間を徐々に増やしていきましょう。平日は2時間、休日は4時間は勉強したいところです。
部活をやっている人でも、これくらいならば時間が作れるのではないでしょうか。忙しい時などは少し早めに起きて、誰もいないうちから教室へ行って勉強するなどという工夫もあります。
特にこの時期は暗記系よりも英語と数学の勉強に力を入れましょう。理系か文系かにもよりますが、やはりこの2科目は最重要科目であり、一度遅れるとあとあと取り戻すことが大変な科目です。この科目をできるだけ得意にしておくことで以後有利に受験を進めていけるようになります。
高校2年生の半ばを過ぎた頃からはさらに勉強時間を増やしていきます。毎日3時間の勉強を目指し、休日は倍の勉強時間6時間から8時間は続けて勉強ができるようになると安心です。効率ももちろん大切ですが、最初はそれくらいの時間机に向かい続けられるという〝スタミナ〟をしっかりつけることを心がけましょう。
受験生の勉強時間の目安:高校3年生
まだ部活がある人は、高3になってもまだ勉強時間を増やせないでしょう。それは仕方がないことなので、毎日自学自習するクセだけはなくさないように、少しでも勉強する時間を確保すようにしましょう。また基礎的な部分の反復を確実に行い、完璧な状態にしていくことが最初の目標です。
部活が終われば、いよいよ本格的な受験生です。学校がある日でも、放課後から5、6時間は勉強したい。休日は10時間以上です。高1、高2でしっかり勉強をする癖をつけていれば、それほど多くはない時間であるはずです。
しっかり気合を入れて夏休みに毎日8時間勉強できれば、かなり合格が見えてきます。逆に夏休みになかなか机に向かえなかったとか、集中できなかったという場合は勉強癖がつけられていないので、合格が難しくなります。
個別指導塾のプロ講師が考える、長時間勉強を続けられる勉強法。
以上をまとめますと、
- 高校1年生:平日1時間 休日2時間
- 高校2年生:平日2時間 休日4時間
- 高校3年生(部活引退後):平日6時間 休日10時間
もちろん高1の間から長いに越したことはありませんので、勉強できそうならどんどん行っていきましょう。大学受験において、努力は決して裏切りません。
しかし人によっては「1時間勉強しただけで疲れてしまう」とか、「せいぜい3時間が限界です」とかいった人がいるかと思います。それはまだ〝スタミナ〟が付いていないのです。もしもあなたのお子様が長時間の勉強が難しいようならば、ぜひ以下の方法を参考に勉強計画を提案してあげてください。
それは、「極力まんべんなく勉強する」こと。
つまり国語をやったら数学もやる、英語も理科もやる。という風に、1日に与えられた時間の中で極力多くのことをやるように心がけて計画します。
なぜまんべんなくやるほうがいいのでしょうか。
まんべんなく勉強するメリット(1):飽きにくい。
英語を取り組み、続いて数学を取り組み、と、まんべんなく勉強する方が飽きにくいのが最大のメリットです。
一つのことだけをしていると、やはり誰でも疲れます。筋肉と同じようなもので一箇所だけ酷使しているとすぐに疲れて力が入らなくなってしまうのと脳も同じなのです。無理をすれば続けられますが、やはり取り組みがどうしても雑になってしまい、やったことが結局頭に入っていなかったというようなことが起こります。
切り替えは大変ですが、1科目1時間などと決めて、まんべんなくやるほうが、あまり疲れません。逆に新鮮でさえあります。別の勉強で勉強の気分転換ができるのです。
まんべんなく勉強するメリット(2):うぬぼれない。
長時間勉強をするスタミナが付かない原因の一つに「うぬぼれ」があります。「もう合格できるだろう」とか、「もう大丈夫そうだな」とか、満足してしまうから、机に向かい続けることが難しくなるのです。
そして1科目だけを勉強しているとこのうぬぼれが生じやすいと言えます。1科目だけ勉強すれば勉強がかなり進むからです。達成感はあるとはいえ、一つの分野が終わって「よく勉強したなあ!」という気持ちになり、遊んでしまうというパターンに陥ってしまいます。
一方でまんべんなくやれば、当然、一つ一つの進みは遅くなります。すべての科目がなかなか進みません。でもそれが、実際は正しいのです。「まだ全然進んでいない」という危機感が維持でき、机に向かうことに抵抗をあまり感じなくなります。
結果的にまんべんなくやっている人の方が総合的にはたくさん勉強をしていることになりますので、一ヶ月後、二ヶ月後に一気に成績が伸びます。
まんべんなく勉強するメリット(3):苦手科目が出来にくい。
毎日まんべんなくやるようにしておけば、苦手がなくなりやすいのもメリットです。
結局苦手科目が苦手科目になってしまうのは、とっかかりの段階できちんと理解できず、そのままほったらかしにして勉強時間が減ってしまうせい。1日10分でもとにかく取り組んでいれば、必ずその科目特有のルールに馴染んでくるものなのです。
ですので苦手科目もちょっとだけでも毎日行うように心がけていれば、自然と苦手意識がなくなっていきます。それに苦手科目だけ克服しようとするのは少し大変ですが、得意科目を勉強したあとに苦手科目を行うという風に、セットで行うことによってその得意科目でつけた自信が、苦手科目に取り組むモチベーションを与えてくれることもあります。
得意科目だけ、苦手科目だけではなく、両方をちょっとずつ行うように心がけると、成績の偏りをなくせます。
まとめ:学問は1日にしてならず
以上 今回は大学受験を目指す上で、さくらOne個別指導塾が考える学年別の勉強時間の目安と、長時間勉強ができるようになるために「まんべんなくやる」という勉強方法をご紹介いたしました。
「学問は1日にしてならず」と言います。だからこそ途中で息切れしてしまわないように、一定のペースで淡々と最後まで走りきれるかが勝負です。そしてそのために、毎日ちびちびとまんべんなく進めていくのが、もっとも無理のない方法なのです。
もしもお子様が勉強している割になかなか成績が上がらないということを感じているようでしたら、ぜひ1日に一つの科目だけしか勉強していないかということを注意してみてください。
またその他にも、八王子や日野市 そして国立市のお住まいの方で勉強法などにお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にさくらOne個別指導塾までご相談いただけましたら幸いです。