桐蔭学園の特色と内部進学対策について
桐蔭学園の特色と内部進学について
桐蔭学園は神奈川県横浜市に所在している学校法人です。
桐蔭学園としては、幼稚園・小学校・中等教育学校・高等学校・桐蔭横浜大学と、幼稚園から大学まで展開しています。
特に桐蔭学園高等学校の偏差値は65〜69と言われていることが多く、旧帝国大学や早慶上理ICUにも多数合格者を輩出しており、大変輝かしい進学実績を誇っています。
そんな桐蔭学園で学びたい・我が子を通わせたいと考えている方も多いかと思います。
そこでこちらのページでは、桐蔭学園の特色や内部進学に関して紹介します。
教育理念
社会連帯を基調とした、義務を実行する自由人たれ。
学問に徹し、求学の精神の持ち主たれ。
道義の精神を高揚し、誇り高き人格者たれ。
国を愛し、民族を愛する国民たれ。
自然を愛し、平和を愛する国際人たれ。
桐蔭学園の創立50周年を迎えた2014年に策定された教育ビジョンは「次の50年」を見据えて「自ら考え判断し行動できる子どもたち」になることです。
「磨かれざる原石」として入学してきた生徒たちが10年後に社会の中心で活躍するための力を育成します。
校訓
すべてのことに「まこと」をつくそう。
最後までやり抜く「強い意志」を養おう。
桐蔭学園は「公教育ではできない、私立ならではの教育」を目指して設立され、現在まで歩んできました。
桐蔭学園高校に関しては、これまでは男女併学(男女共に募集するが、クラスは男女で異なる形)を採用していたが、2018年度の入学生から男女共学を採用しました。
そのため、2023年度までは、男女併学と男女共学のクラスがどちらも存在するという形になっています。
内部進学の仕組み
桐蔭学園では、幼稚園から入園している場合は、そのまま小学校へと進学することができます。
実際に幼稚園から通わせていた方からの話を聞いてみても、内部進学を希望した場合はほとんどそのまま小学校へと進学できているとのことでした。
また、小学校からは桐蔭学園中等教育学校に内部進学できるようになっています。
中学校のみの桐蔭学園中学校は2021年に廃校となり、現在の中等教育学校へと教育が一本化しております。
中等教育学校とは別に「桐蔭学園高等学校」がありますが、桐蔭学園中学校が廃校となってしまったため、そちらは高校からのみの募集となっています。
幼稚園から小学校への進学は、ほぼ全入と言われています。
小学校への進学を希望しない限りは、必ず進学できると言って良いでしょう。
小学校から中等教育学校への内部進学に関しては
・各ご家庭からの希望
・一定条件を満たしたうえでの小学校からの推薦
があって、中等教育学校への内部進学が可能となります。
「条件付きである」という書き方をしましたが、2021年度は卒業生112名中96名が中等教育学校への内部進学をしています。
他の中学受験や、内部進学を希望しなかったご家庭があることを考えると、学内でよっぽどな問題を起こしたり、素行が悪かったりしない限りは必ず内部進学ができると考えて良いでしょう。
中等教育学校は、完全6年一貫教育がなされるので、内部進学という概念がありません。
中学にあたる部分を前期課程、高校にあたる部分を後期課程と呼んでいます。
そのため、学年の呼び方も中学生を1,2,3年生、高校生を4,5,6年生と呼びます。
また、中等教育学校前期課程から、桐蔭学園高等学校への編入は不可能となっています。
もちろん、高校受験をするという形で中等教育学校から桐蔭学園高等学校へと進学することはできますが、あまりオススメしません。
中等教育学校および桐蔭学園高等学校から桐蔭横浜大学への内部進学のシステムは存在します。
しかし、高等部と大学の偏差値にかなり大きな差があることから、大学へと内部進学をしている人はほとんどいないようです。
そのため、各高校から大学への内部進学に関しては基準がほぼ皆無と言って良く、それと合わせて内部進学対策の方法も無いと言って良いでしょう。
基本的に桐蔭学園に通う高校生は国公立大学や早慶上理ICUのような難関大学への進学を目指しています。
カリキュラム
桐蔭学園高等学校では、生徒それぞれが希望する進路に合わせて3つのコースが展開されています。
プログレスコース:旧帝国大学のような難関国公立大学や、医学部への進学を目指すコース
アドバンスコース:国公立大学や早慶上理ICUなどの難関大学を目指すコース
スタンダードコース:国公立大学・私立大学への進学を目指すコース
2018年の男女共学化に合わせて、元々設置されていた理数科が廃止され、普通科の中に上記のコースが設置される形となりました。
また、2015年から導入された「アクティブラーニング型授業」では、確かな知識を身につけつつも「深い学び」を促すための工夫が施されています。
授業ごとにその時間の学習内容を本質から理解し、ペアワーク・グループワーク・プレゼンテーションを通じて他人の考え方と接することで、客観的でより高次な学びを実現することができます。
先生の話を聞いて納得するだけでは、最大限学びを吸収することができません。
実際に聞いた内容を自分の言葉にして発信することで、より深く自分の知識へと定着していきます。
桐蔭学園中等教育学校では、6年間の完全一貫教育であることの強みを活かした教育が行われています。
英語や数学のような受験に必須となる科目では、中学3年の学年から高校の内容を学び始め、高校2年の学年ではすべての内容を学び終えます。
そのため、最終学年では、余裕を持って入試対策の問題演習を行うことができます。
普通の高校では3年生の途中まで新しい内容を学んでいることが多かったり、学校によっては2学期の中頃になっても新しい内容の授業をしているところもあります。
その点中等教育学校では、一貫した教育を余裕を持って受けることができるので安心して大学受験に臨むことができますね。
以下で紹介する輝かしい進学実績が実現できているのはこのためです。
また、桐蔭学園ではキャリア教育も徹底されており、自分の夢や考えを言葉にして相手に伝えることを指導して実践することで「成長し続ける自分との出会い」が提供されています。
進学実績
2021年の桐蔭学園中等教育学校及び桐蔭学園高等学校の合格者数は以下の通りです。
桐蔭学園中等教育学校
東京一工:9
旧帝国大学:5
国公立医学部:10
私立医学部:30
早慶上理ICU:100
GMARCH:121
桐蔭学園高等学校
東京一工:7
旧帝国大学:8
国公立医学部:14
私立医学部:62
早慶上理ICU:252
GMARCH:474
桐蔭学園中等教育学校・桐蔭学園高等学校ともにたいへん輝かしい進学実績を誇っています。
東大や京大は毎年合格者を輩出しているというわけではありませんが、早慶レベルになると毎年のように多くの生徒が合格しているようです。
また、横浜市立大学医学部医学科や東京都立大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学への指定校推薦枠も用意されています。
国公立の医学部への指定校推薦があるのは、医学部を目指している人からしたらかなり大きなポイントであると言えますね。
クラブ活動
桐蔭学園中等教育学校
運動部:軟式野球・サッカー・ラグビー・卓球・柔道など、計22部
文化部:吹奏楽・写真・美術・書道・文芸など、計25部
中等教育学校では、特に模擬国連部の活躍が輝かしく、2021年に10回目の日本代表として世界大会に出場し、ついに世界大会優勝という成績を修めることができました。
桐蔭学園高等学校
運動部:硬式野球・バスケットボール・硬式テニス・ソフトテニスなど、計23部
文化部:吹奏楽・囲碁・将棋・生物など、計28部
桐蔭学園高等学校では、硬式野球・サッカー・ラグビー・剣道・柔道部が強化指定クラブに認定されています。
学校アクセス
田園都市線青葉台駅よりバス15分
田園都市線あざみ野駅よりバス15分⇨もみの木台下車徒歩10分
田園都市線市ヶ尾駅よりバス15分
電車を降りてもバスに乗るのがほとんど必須な点は少し不便に感じるかもしれませんね。
個別指導のすすめ
桐蔭学園に通われている方は、少しでもレベルの高い大学へと進学したいと考えている方も多いことでしょう。
桐蔭学園は中等教育学校も高等学校もどちらも、ハイレベルな教育が行われています。
しかし、中には
「家での勉強の進め方がわからない」
「今自分が行っている勉強方法が正しいのかわからない」
このような不安を抱いている方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
そんな方は一度、個別指導塾にご相談してみることを強く推奨いたします。
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