日本大学国際関係学部の内部進学基準
日大国際関係学部では、「国際総合政策学科」「国際教養学科」の2つの学科に分かれています。
「国際総合学科」は、グローバルな人材の育成を目指し、語学力や世界的問題を解決するための専門知識を学ぶ科になります。
「国際教養学科」は、外国語学部と同等の語学力を身につけて多文化共有社会で活躍できる人材の育成を目指した科です。
どちらもこれからの社会に必要な学びができる魅力のある学部なのは間違いありません。
日大付属高校から国際関係学部に内部進学を考えている人は、この記事で内部進学について解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
教育の特色
国際総合政策学科と国際教養学科の両学科を含む8つのコースが設置され、基礎教育と13の言語から複数選択できる言語教育が受けられます。
言語教育ではネイティブの講師が付き、高度な語学力を学ぶことができます。
国際総合政策学科
コース紹介
- 国際関係コース:国際関係や国際協力の基礎を習得し、世界が抱える諸問題を解決するリーダーの育成
- 国際ビジネスコース:経済活動と市場の仕組みや企業組織と経営などの基礎を習得し、国際レベルでビジネスをリードしていける人材の育成。
- ブローバルスタディコース:現代社会の環境問題・人口問題・食糧問題などの諸問題を考える基礎である社会科学の知識を習得し、問題解決に向けて積極的に活動できる人材の育成。
- グローバル観光コース:観光政策・観光文化・観光経営・観光実務などの専門知識と技術を習得し、国内外の観光産業の振興に寄与できる人材の育成。
国際教養学科
コース紹介
- 国際文化コース:様々な国と地域に息づく歴史・芸術・思想・宗教などの多様な文化を学び、多文化理解を深めそこに生きる人々を捉えた創造力と思考力を備えた知的能力の高い人材を育成します。
- 国際コミュニケーションコース:国際社会の多様な他者と協働・共生するために必要なコミュニケーション能力を備えた人材の育成を目指しています。
- グローバルスタディコース:現代社会の環境問題・人口問題・食糧問題などの諸問題を分析、考察し問題解決へと導いていけるような人材を育成します。
- グローバル観光コース:観光を通して異文化理解・国際交流を促進し相互の発展を図るため、観光政策・観光文化・観光経営・観光実務などの専門知識と技術を習得し、観光産業を盛り上げていけるような人材の育成が目標。
卒業後の進路
各旅行会社や鉄道関係企業、商社、銀行や警視庁、県庁、市役所など就職する企業は多岐に渡ります。
語学力を身につけて海外の企業に就職する事も可能です。
大学院に進む生徒もいます。
大学院では地域格差の拡大、民族対立、地球環境破壊など国際社会が直面する問題の解決策を探り、より高度な技術と専門性を身につける事ができます。
将来グローバルに活躍できる基礎や知識が学べる学部なので、これからますます人気が出るでしょう。
日本大学国際関係学部の入試情報
日大国際関係学部の入試種類は、「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」があります。
一般選抜での国際関係学部の国際総合政策学科と国際教養学科の共通テストの得点率は63%です。
学校推薦型選抜で推薦枠に入るための指定校推薦の評定は4.0前後となっています。
国際関係学部の総合選抜は学校型選抜と違い、対象を現役生だけにせず、高校時代の学業成績を出願条件にしないため、学校長の推薦書でなくてもクラブ顧問の推薦書も受け付けています。
また、海外留学体験のある方やこれまでの経験から見て学習意欲のある人か能力や適正などを総合的に判断します。
一般選抜 | 総合型選抜 | 学校推薦型選抜(指定校) | 学校推薦型選抜(公募) |
N全学統一方式 第1期(2~3教科・3科目型) | 書類審査 | 書類審査 | 書類審査 |
A個別方式 第1期(3教科型)第2期(3教科型※)第3期(2教科型) | 小論文 | 口頭試問及び面接 | 小論文 |
C共通テスト利用方式 第1期(3教科型)・第2期(2教科型) | 面接 | 学校長の推薦書 | 学校長の推薦書 |
学校長、所属クラブの顧問及び監督の推薦書 |
内部進学のための基礎学力到達度テスト
日大附属高校から、日大国際関係学部への内部進学する方法は、「学校推薦型選抜」の中の「学校推薦型選抜(附属高等学校)・基礎学力選抜」になります。
この基礎学力テストは、日大附属高校の生徒だけが受けられる内部進学に関わるテストです。
基礎学力到達度テストでいい点が取れれば内部進学ができる可能性が高くなり、希望する学部に入れる確率も必然的に上がりますよね。
この基礎学力テストの選考方法は、偏差値に基づく標準化得点が全体の8割に入っていることが最底条件です。
その後、順位の高い生徒から全国の日大各学部ごとにセクションが行われて、募集人数枠内で推薦要項の基準を満たした生徒が推薦者として選出されます。
内部進学を狙っている生徒は基礎学力テストに力を入れましょう。
こちらの表は、基礎学力テストの内部進学における点数配分の比率になります。
学年 / 実施月 | 内部進学選考における割合 | 教科 |
高校2年 / 4月 | 20% | 国語、数学、外国語 |
高校3年 / 4月 | 20% | 国語、数学、外国語 |
高校3年 / 9月 | 60% | 国語、数学、外国語 |
高校3年 / 9月 | 100% | 地理歴史・公民、理科 |
日大への内部進学率と進学実績
実際にどのくらいの日大附属高校の生徒が日大に進学しているのか気になりますよね。
日大付属校(全26校)の日大への内部進学率と進学実績(国際関係学部への進学者数)をまとめてみました。
日本大学高等学校(令和3年度)
進学率 | 日本大学への進学率53.4% |
進学実績 | 日本大学への進学者数314名(内国際関係学部4名) |
日本大学櫻岡高等学校(令和4年度)
進学率 | 日本大学への進学率76% |
進学実績 | 日本大学への進学者数370名(内国際関係学部2名) |
日本大学鶴ヶ丘高等学校(令和3年度)
進学率 | 日本大学への進学率63.1% |
進学実績 | 日本大学への進学者数267名(内国際関係学部4名) |
日本大学藤沢高等学校(令和3年度)
進学率 | 日本大学への進学率97% |
進学実績 | 日本大学への進学者数255名(内国際関係学部5名) |
日本大学豊山高等学校(令和4年度)
進学率 | 日本大学への進学率74% |
進学実績 | 日本大学への進学者数362名(内国際関係学部2名) |
日本大学豊山女子高等学校(令和3年度)
進学率 | 日本大学への進学率61.7% |
進学実績 | 日本大学への進学者数148名(内国際関係学部1名) |
日本大学三島高等学校
進学率 | 日本大学への進学率51.4% |
進学実績 | 日本大学への進学者数366名(内国際関係学部35名) |
日本大学明誠高等学校
進学率 | 日本大学への進学率72% |
進学実績 | 日本大学への進学者数250名(内国際関係学部11名) |
日本大学山形高等学校
進学率 | スポーツコース進学コース特進コース | 日本大学への進学率15.4% |
進学率 | 進学コース | 日本大学への進学率38.8% |
進学率 | 特進コース | 日本大学への進学率17.4% |
進学実績 | 日本大学国際関係学部への進学者数5名 |
日本大学習志野高等学校
進学率 | 日本大学への進学率80.9% |
進学実績 | 日本大学への進学者数425名(内国際関係学部17名) |
日本大学東北高等学校
進学実績 | 日本大学への進学者数294名(内国際関係学部9名) |
日本大学第一高等学校
進学率 | 日本大学への進学率64.4% |
進学実績 | 日本大学への進学者数226名(内国際関係学部5名) |
千葉日本大学第一高等学校(令和4年度)
進学実績(附属推薦) | 日本大学への進学者数206名(内国際関係学部3名) |
進学実績(一般選抜) | 日本大学への進学者数324名 |
日本大学第二高等学校
進学率 | 日本大学への進学率42.9% |
進学実績 | 日本大学への進学者数162名(内国際関係学部2名) |
日本大学第三高等学校
進学率 | 日本大学への進学率38.2% |
進学実績 | 日本大学への進学者数141名(内国際関係学部11名) |
大垣日本大学高等学校(令和4年度)
進学実績 | 日本大学への進学者数67名(内国際関係学部7名) |
土浦日本大学高等学校
進学実績 | 日本大学への進学者数508名(内国際関係学部11名) |
岩瀬日本大学高等学校
進学率 | 日本大学への進学率58.3% |
進学実績 | 日本大学への進学者数126名(内国際関係学部3名) |
宮崎日本大学高等学校(令和4年度)
進学実績 | 日本大学への進学者数136名(内国際関係学部28名) |
佐野日本大学高等学校
進学実績 | 日本大学への進学者数377名(内国際関係学部19名) |
長崎日本大学高等学校
進学実績 | 日本大学への進学者数138名(内国際関係学部5名) |
長野日本大学高等学校
進学率 | 現役合格率90.7% |
進学実績 | 日本大学への進学者数503名 |
札幌日本大学高等学校
進学実績 | 日本大学への進学者数58名(内国際関係学部3名) |
目黒日本大学高等学校
進学率 | 日本大学への進学率98% |
進学実績 | 日本大学への進学者数222名(内国際関係学部7名) |
日本大学商学部の内部進学基準
日本大学で国際関係学部に推薦で入りたいという人は、学校推薦型選抜の基礎学力選抜という方法があります。
得点が上位に入れば、希望の学部の推薦枠に入る確率が上がります。
そのためには普段の勉強とは別に、基礎学力テスト対策をして臨むのがおすすめです。
さくらOne個別指導塾は、日大の基礎学力テスト対策に向けたカリキュラムがあり、数多くの生徒が内部進学のために基礎学力テスト対策をしています。
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参考サイト:
日大国際関係学部について
https://www.ir.nihon-u.ac.jp/
日大附属高校一覧