帝京大学高等学校の特色と内部進学対策
帝京大学高等学校を志望している方は、内部進学のために最適なアドバイスやコツを知りたいと考えているのではないでしょうか。
今回は、帝京大学高等学校での教育や指導を最大限に活用し、志望校合格の可能性を高める方法をお伝えします。さっそく、帝京大学高等学校の教育内容と、内部進学を成功させるための方法を学んでいきましょう。
帝京大学高等学校の特色
まず、帝京大学高等学校がどのような指導・学習指導をしているのか分析する必要があります。内部進学を成功させるためには、帝京大学高等学校の指導をきちんと活用しながら、自分が受かりたい大学に合わせて丁寧に勉強していくことが大切です。
学校アクセス
豊田町からスクールバスで20分
平山城址公園駅からスクールバスで14分
多摩センター駅からスクールバスで12分
〒192-0361 東京都八王子越野322番地
TEL 042-676-9511
帝京大学高等学校の生徒数と学年教員数
1年生：6クラスで、男子86人＋女子98人＝184名 学年教員10人
2年生：4クラスで、男子98人＋女子83人＝181名 学年教員10人
3年生：4クラスで、男子84人＋女子97人＝181名 学年教員 9人
学校法人帝京大学建学の精神
努力をすべての基とし
偏見を排し
幅広い知識を身につけ
国際的視野に立って判断ができ
実額を通して創造力及び人間味豊かな
専門性ある人材の養成を目的とする
帝京大学中学校・高等学校では、教師が生徒一人ひとりと向き合い、理解することに力を注いでいます。限られた人数の教室で生徒と密接な関係を築き、豊かな緑に囲まれた静かな学習環境の中で、生徒の脳と身体、そして心を育みます。
生徒が目の前にある道筋を踏破できるようバックアップし、明るい未来への入り口を一緒に見つけていく姿勢が大きな特徴といえるでしょう。
進学指導の特色
高校1年生 I類・II類のクラス編成
高校に入学すると、入試の成績によってI類とII類の2つのクラスに分けられるのが通例です。どちらのクラスも指導の質に差はありませんが、扱う教材の範囲が異なります。この制度は、2年次以降に行われる授業の空き時間を増やすために実施されており、II類のメンバーで東京大学などの名門大学に進学する生徒も少なくありません。
高校2年・3年のクラス編成
東大・難関国立コース
指導方針は、「5教科7科目型」のカリキュラムで、大学進学を目指す生徒の能力を高めることを目的としています。日々の授業では、大学入試に対応した問題を解き、自分の学力と志望校の合格基準との差を認識させる方法が基本。
また、帝京大学高等学校にはもうひとつの特徴があります。それは、生徒の熱意が高く、建設的な競争を通じて優れた学力を獲得できることです。
早慶・国公立/難関私大コース
国立大学への進学を希望する学生から、私立大学への進学を希望する学生まで、幅広いニーズに対応できるよう、シラバスも工夫されています。このプログラムは希望する大学への進学に特化したものです。
そのためには早い段階で志望校を明確にすることが必要。つまり、スキル不足による迷いではなく、要件に基づいたテーマ決定を、講師が連携してサポートしてくれます。
高校カリキュラム
1年次のカリキュラム
高校1年次には、Ⅰ類とⅡ類に分かれます。I類は、外部からの入学生による１クラス、帝京大学中学校の一貫指導を経た生徒が1つのクラスに分かれています。II類は、外部からの入学者が1クラス、中学からの直接入学者が3クラスです。
進路指導
大学や学部について考える
文理を選択する
→適性や志向を踏まえた新路線価格
キャリア教育
教養講座
社会人や卒業生による特別授業
→ 社会人としての未来を熟考
世界を知る 世界を見る
ニュージーランド語学研修旅行
※希望制･･･例年の参加者90%以上
・客観的に日本を見る
・他国の文化を理解する
・実用英語を貯める
2年次のカリキュラム
進路指導
学びたい学問・大学を意識する
・個別面談によるアドバイス
・オープンキャンパスへの参加
キャリア教育
教養講座
大学3・４年生による特別授業
→ 大学の“今” を知る
世界を知る 世界を見る
アジア地域修学旅行
・文化理解の幅を広げる
・他国の同級生の意識を知る
3年次のカリキュラム
進路指導
目標の大学に挑む
・個別面談によるアドバイス
・個別指導・添削指導
キャリア教育
教養講座
大学1年生による特別授業
→ 大学受験の方法論を確認する
制服
男女とも黒に近い深緑を基調にしたブレザーにネクタイで品良く演出。フラックスとスカート、リボンで、その日の気分によってコーディネートを楽しめます。
学習指導と学習環境
実際に行われている学習指導および、進学するお子さんたちがどのように学習を進めているかについて紹介します。
大学受験に向けた生徒と先生の連携
大学進学を希望する生徒が多いため、教員は生徒の能力に応じて進学を奨励・支援しています。生徒と担任が一体となって、生徒が希望する大学に合格できるようにサポートする体制です。
少人数制のため、成績にばらつきがあっても一人ひとりをよく観察し、気軽に教員に相談したり、放課後に教員室や廊下で個別指導を受けられる環境を優先。
また、課題については、点数だけでなく、わかりやすい解説を心がけています。頑張る学生の心に響くような、根本的なサポートやアドバイスができるよう徹底されているのが強みです。
定期試験前の学習計画表づくり
定期テストの2週間前に学習計画を構築。そのプロセスを最適化するために、PDCA（Plan→Do→Check→Action）方式を採用しています。
まず、生徒が学習計画を担任に提示し、その内容を確認することから始めます。定期テスト提出後は、担任教師と対話し、自分に最適な学習プロセスを検討して次につなげる形です。
学習習慣確立に役立つ夕講座
午後の授業に続いて、週3回試験を実施するのが定番です。学習者の希望を見据えた上で、健全な学習パターンを構築できます。
試験は、生徒が自主的に学習に取り組めば満点を取れるような形で作られているため、日々の努力が肝心。スモールステップの成功（試験を突破すること）による、個々の自己認識が重要です。月曜日は英単語、水曜日に数学、木曜日に古文単語のようにカリキュラムが決められるので、希望する講座を受けましょう。
模擬試験の分析
毎年2回、模擬試験を行い、現在の学力や授業での学習定着度を測定しています。試験結果を生徒と一緒に確認し、その結果に落ち込むのではなく、生徒の陥りやすい部分や失敗を認識し、知識を補強するための教育的支援が提供されます。
校舎全体を学習スペースとして活用できる
帝京大学高等学校には、一人で勉強するためのサイレントルーム、調べ物をするためのライブラリー、仲間と一緒に学ぶための複数の教室や専用スペース、相談や指導を受けられる職員室など、豊富な学習スペースを完備。
生徒たちは、自分の勉強に最適な場所を選び、下校時間になるまで勉強を続けられます。
夏期講習
多くの教科指導では、入門から上級まで細かく指導しているので、奨学生は自分の理想とする先生に指導してもらえることが可能です。
受講する生徒はまず受けたい授業を決め、あとは指導者との面談で決めます。生徒の状況を把握する担当者のサポートがあれば、家庭教師や予備校に通う必要もなく、教育効果は絶大となるでしょう。
また、1学期の成績が悪かった生徒には、それぞれ補習を行います。
帝京大学高等学校の難関大学合格実績（2022年）
- 国公立大学：47(現役40)名
- 早慶上理・ ICU：116(現役111)名
- MARCH：247(現役224)名
- 医学部医学科9(現役5)名
内部進学（優遇制度）について
帝京大学高等学校には、さまざまな生徒が在籍しています。入学時から有名大学への進学を目指すアドバンスト・プログラム、スポーツを中心とした中学生活を送るアスリート・プログラム。生徒たちはそれぞれ異なる進路希望を持っており、教育機関はその希望を理解し、適切な指導を行うために最大限の努力をしています。
しかし、生徒たちはもっと簡単に目標に最適な選択肢を活用可能。帝京大学グループの資格制度を利用すれば、一般的な入試よりも、医療系を含む希望する学部への進学がより容易になります。ただし、大学入学はあくまでスタート地点であり、目標ではありません。
医療系の学部に進む場合、4～6年後に国家試験を受けることになります。それを考えると、厳しいからと敬遠することは許されません。勉強に集中すること…。これが帝京大学中学・高等学校における進路指導の不変の方針です。
例えるなら大きな山の最高峰を目指し登るのは大変でも、登ることで筋肉が鍛えられ、新たな発見ができるはずです。そのためにも頑張るべきでしょう。
内部進学で目指せる大学
- 帝京大学
- 帝京科学大学
- 帝京平成大学
その他にも指定推薦枠として、日本大学や、法政大学、東京国際大学なども目指せます。
帝京大学高等学校の内部進学対策
帝京大学高校の教育支援・指導を活用し、希望する大学へ進学する形です。過去問や問題集、参考書などで、大学入試に必要な各項目の知識を強化し、演習をします。
また、一人で勉強していても限界がある場合は、個別指導塾を利用するとよいでしょう。
帝京大学高等学校の特色と内部進学対策
帝京大学高等学校の内部進学について、特色や対策方法を解説しました。帝京大学高等学校で可能な内部進学は、優遇制度の範囲内となりますが、志望大学合格への徹底したサポートが受けられます。
進学校としての実績も豊富で、生徒一人ひとりに合わせた指導が行われるため、適切な内部進学対策も行える特徴は帝京大学高等学校ならではといえるでしょう。
しかし、指導についていけなかったり、学校や自己学習だけでは不安に思ったりする方もいらっしゃるかと思います。そんなときこそ、内部進学ができる大学入試に精通している塾の利用がおすすめです。
さくらOne個別指導塾では、帝京大学高等学校の優遇制度に対応する、帝京大学附属内部進学専門コースで内部進学をサポートいたします。
参考サイト
学校サイト： https://www.teikyo-u.ed.jp/
進路指導の取り組み： https://www.teikyo.ed.jp/career/program/
