国士館中学校の入試問題傾向と受験対策

国士舘中学校は、国士舘大学への進学や首都圏の私立大学や専門学校への進学を考えている方に向いている学校のひとつです。入試難易度は比較的容易で、倍率も毎年1倍台が続いているため、挑戦しやすいです。

国士舘中学校への合格をより確実に掴むためには、教育方針や特色を理解し、入試問題の傾向をつかんだり、受験対策をしたりすることが必要です。小学生のうちに準備を重ねれば合格可能性が高まるでしょう。

本記事では国士舘中学校の特色と、入試問題の傾向と受験対策の方法について解説しています。

国士館中学校の概要と特色

内部進学を成功させるためにも、国士舘中学校にどのような特色があり、どのような教育が行われるのか把握しておくことが大切です。どういった学校なのかわかっていれば授業やテストに対応できるようになるため、内部進学ができる成績の維持につながります。

アクセス

東京都世田谷区若林4-32-1

電車

  • 小田急小田原線「梅ヶ丘駅」 から徒歩13分
  • 東急世田谷線「松陰神社前駅」 から徒歩6分

バス

  • 東急バス / 小田急バス「世田谷区役所入口」より徒歩7分
  • 東急バス(五反田発)「世田谷区民会館」より徒歩2分

教育の特色

教育の特色は、学年ごとに定められています。

1年生のうちは個性を理解し合うことを重視し、2.3年生と学年が上がるにつれて、積極的に行動したり自ら何かを生み出したりできるようになることを目指していきます。

中学1年生

一人ひとりの個性を理解し合う

本校では「自立し受け身ではなく自分で考え行動できる人になる」ために、行事の際に、生徒全員が必ず何かしらの役割を担当することになります。学年を超えた幅広い人間関係の下、全員が埋もれることなく、各自の役割を発揮し、皆の個性を理解し合います。

中学2年生

社会で必要とされる人材になるために

グローバル社会で必要とされる人材に必要なのは、「自分で生み出す力」です。中学2年では、中学1年で学んだ本校の理念と教育目標、礼儀や言葉遣いを基盤に、自ら考え行動することを目指します。

中学3年生

身についた力を自らの成長につなげる

中学3年生は、1、2年生で多くの力を基にして、与えられた材料から、何かを生み出したり創り出したりする力を身につけます。言道大会や体育祭など本校の多くの行事では、先生の力に頼ることなく、リーダーシップをとりながら自力で運営します。

学習活動

国士舘中学校では、多彩な学習活動が行われています。

オリエンテーション

中学1年では、吉田松陰の精神に則った教育目標や創立者・柴田德次郞がこの場所に本学を建てた理由などを、2.3年の校外学習では、松陰の人物像を学び、足跡を辿り、本校の礎となる考えを学習します。

防災学習

本校では、中学、高校、大学で、災害に強い学園作りを進めています。中学2年では、消防庁による救命講習を行い、突然人が倒れた時などに行う心肺蘇生などを学びます。救命講習会を受講して資格を取得することで、人の命の尊さを学ぶ貴重な機会となります。

ブリティッシュヒルズ

本校では、中学2年の12月に、福島県の「ブリティッシュヒルズ」を訪問し、英語を集中的に学びます。「ブリティッシュヒルズ」のレッスンはネイティブによる英語で進行します。最初は英語を苦手と感じていた生徒も、2泊3日のレッスンの中で、友達と協力したり、励まし合ったり、わかる単語を組み合わせて外国人の先生に質問したりするなど、積極的に英語と向き合う姿勢や成長が見られます。

オーストラリア語学研修

迫力ある自然と温かい国民性に触れながら過ごす15日間のホームステイ。生徒の家庭で家族の一員として滞在します。異文化に触れたり、ホストファミリーの子どもと一緒に授業を受けたりして、普段の生活との違いを味わいます。

地域社会との連携

松陰神社通り商店街と松陰神社が実施する「幕末維新祭り」で運営のお手伝いをし、地域の方と連携してお祭りを作り上げます。

エコグラム

長所を伸ばして短所を改善するためのエコグラムを行います。エコグラムでは自らの心の状況や性格を知り、グループコミュニケーションを通して自己の能力アップ・改善を図ります。

書道・武道

知識と技術だけではなく、「礼節」を身につけます。

学費(2024年度)

国士舘中学校の2024年度における学費は、以下の通りです。

入学手続時の納入金 
入学金200,000円 
施設費154,000円
初年度授業料納入金 
授業料438,000円(年額)
教育運営費(1年次)約261,000円


初年度の学費となるため、変更や追加費用などがないか事前に確認しておくのがおすすめです。

国士館中学校の入試情報

国士舘中学校には以下3つの入試があります。

  • 一般入試
  • 帰国子女入試

それぞれの募集要項や、試験科目などの情報を紹介します。

一般入試(2024年度)

国士舘中学校の一般入試には、以下の試験があります。

  • 第1回入試(募集人員各40名)
  • 第2回・3回入試(募集人員各15名)
  • 第4回入試(募集人員各10名)
  • 第5回入試(募集人員若干名)

第1回入試〜第5回入試の全てで、試験内容は2科目(国語、算数) +面接となります。

出願資格は2024年3月に小学校卒業見込みの男女となっており、その他に特別な条件はありません。

帰国子女入試

一般入試と同じ手続き・試験となります。

国士館中学校の入試問題の傾向と対策

最後に国士舘中学校の入試問題の傾向と、対策方法を紹介します。

入試の傾向と対策

国士舘中学校の公式サイトにて、入試傾向と対策について説明があります。

国士舘中学校の入試では、2科目合計で5~6割を確実に点数にすることが合格基準となっております。入試問題は中学受験問題の典型問題と言われるものが多く、市販のテキストと過去問をしっかり解きこんでおくことが大切です。

引用 : Q&A | 国士舘中学校


また国士舘中学校の生徒の中には受験勉強を1年以上頑張ってくるお子様もいますが、6年生から勉強を始めたお子様も多いです。

6年生から受験勉強を始めるお子様の多くは習い事と両立しながら受験できる学校を探して、本校を選んでいます。

また、そのようなお子様向けに学校説明会の際に過去問体験会を開いています。

過去問体験会では、実際に学校に足を運んで本番と同じように受験し、当日中に過去問の解説も行います。解答は添削してご自宅にお送りします。

市販のテキストと過去問を解くことで受験対策ができるので、入試に向けて準備を進めていきましょう。

国士館中学校合格のために試験の種類に合わせた対策を取ろう

国士舘中学校に合格するためには、学校への理解はもちろん、入試に向けた対策を取ることが重要です。試験に合わせた準備を小学生から余裕を持って始めましょう。

弊社、さくらOne個別指導塾では、国士舘中学校への進学に向けた対策コースを用意しており、社会人プロ講師が完全マンツーマンで個々の実力に合わせた学習指導を行っています。

また、授業についていくための補習サポートも行っていますので、国士舘中学校の学習についてお悩みがある場合は、無料体験授業も行っているさくらOne個別指導塾にお気軽にお問い合わせください。

「国士舘中学校の合格可能性を高めたい」「中学受験のために正しい準備をしたい」といったご相談も、大歓迎です。

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参考サイト 

https://jhs.kokushikan.ed.jp/