慶応義塾幼稚舎の入試問題傾向と対策

慶応義塾幼稚舎は、多くの人が憧れる学校の一つです。そのため、入試問題の傾向を把握し、しっかりと対策を講じることが重要になります。この記事では、慶応義塾幼稚舎の入試問題傾向と対策について解説します。

慶應義塾幼稚舎の特色

慶応義塾幼稚舎は、日本で最も古い私立小学校の一つで、福澤諭吉の教えを受け継いだ教育が行われています。独立自尊の教えを重視し、小中高大の一貫教育を提供しており、入試の志願倍率は全国の私立小学校で高い部類です。

慶應義塾幼稚舎の特色について、詳しく紹介していきます。

学校アクセス

住所:〒150-0013東京都渋谷区恵比寿2-35-1

TEL:(03)3441-7221(代)

FAX:(03)3441-7224

  • 最寄り駅は広尾駅

天現寺方面出口の改札口から、外苑西通りを天現寺の交差点へ向かって徒歩7~8分。

  • 都営バス「天現寺橋」停留所より徒歩1分
  • 都営バス「広尾病院前」停留所より徒歩3分

教育理念

慶応義塾幼稚舎の教育理念は、「独立自尊」を実践できる人材を育成すること。子どもたちは自分を磨きながら、互いの違いを認め合い、助け合えるようになります。そして、共に思いやりの心を持って、自分のできることを一生懸命することを目指しています。

幼児期から語彙力、論理的な思考力、観察力を養うことが重要です。

 担任持ち上がり制・教科別専科制

慶応義塾幼稚舎は6年間クラス替えがなく、同じ担任が、クラスの児童一人ひとりの成長を見守って対応しています。多くの教科の授業を専門性の高い教員が担当し、それぞれの教科を通して様々な学びと成長を促しています。

 研究・行事・体験

年間を通して、慶応義塾幼稚舎では多様な行事が開催されています。各分野における行事を紹介します。

体育活動

  • 春:短距離走、リレー、長距離走
  • 夏:水泳
  • 秋:運動会、体力測定、校内大会
  • 冬:毎朝の駆け足、縄跳び
  • 校外活動
    • 4年生:海浜学校でミニマラソン
    • 5年生:高原学校
    • 6年生:登山

遠足・宿泊行事

  • 1年生:日吉キャンパス内を遠足
  • 2年生:年度ごとに目的地を選んで遠足
  • 3年生:秩父や立科などで1~2泊
  • 4年生:千葉県館山で4泊5日の海浜学校
  • 5年生:長野県立科の慶応義塾の山荘にて高原学校(1週間)
  • 6年生:5泊6日の修学旅行

文化行事

  • 作品展:1年生から6年生までの各教室に、そのクラスの児童たちの作品が展示される
  • 音楽会:12月上旬に行われ、4~6年生が参加する。二部合唱や器楽合奏の成果を発表することで、子供たちの心を成長させ、豊かにさせる
  • 学習発表会:2月下旬に催され、全学年が参加する。1年生は歌詞が6番まである「福沢諭吉ここにあり」を大合唱し、2・3年生はそれぞれ、学年で考えた劇を披露する。5・6年生はクラブの活動を通じた発表を行う。

クラブ活動・国際交流

また、幼稚舎には多くのクラブがあり、5・6年生が週1回活動しています。クラスや学年を超えた仲間との交流を通して、お互いの長所を伸ばし合うことが可能です。

さらに、児童活動という奉仕的な活動があります。募金の呼びかけや、牛乳パックやペットボトルのふたのリサイクル、といった活動が代表的です。

国際交流プログラムに参加することもできます。これらのプログラムでは、ホームステイをしたり、現地の学校の授業に参加したり、英語を使ったフィールドワークをしたりと、日本国内ではできないような貴重な体験ができます。

卒業後の進路

慶応義塾幼稚舎の卒業生は、ほぼ全員が系列中学に進学します。進学先は慶應義塾普通部(男子校)・慶應義塾中等部(共学)・慶應義塾湘南藤沢中等部(共学)の3校から、児童と保護者が選択できます。

入学試験について

慶応義塾幼稚舎の入試について、2023年度の情報を紹介します。今年度の目安として、ご覧ください。

  • 日程:2022年11月1日(火)~ 9日(水) 
  • 入試方法:絵画制作、運動テスト、集団遊びの3つの行動観察テスト 
  • 出願方法:2022年9月6日(火)~ 30日(金)に願書を購入し、郵送または持参提出 
  • 費用:入学時初年度納入金額は合計1,610,000円 
  • 募集人数:男子96名、女子48名、合計144名

志願者数

画像引用:公式サイト

入学試験傾向と対策について

慶応義塾幼稚舎の入学試験は、倍率が10倍を超えるため入念な準備が必要です。受験対策のポイントとなる入試傾向と対策について紹介します。

運動テスト

慶応義塾幼稚舎の入試運動テストでは、「模倣体操」と「サーキット運動」が出題されます。

「模倣体操」では、試験官の先生の動きを正確に観察し、真似て動くことが重要です。「サーキット運動」では、先生が示す通りに動き、5種類前後の動きをして、ゴールがひつようになります。様々な動きが出題されるので、正確に動けるように練習しましょう。

具体的な出題例としては、グーパージャンプ、前後屈、指折り、片足を上げて10秒間ポーズをとる(飛行機片足バランス)、両足飛び、腕回し、ダッシュ、スキップ、けんけん、ゴムとび、ボール投げ、縄跳びなどがあります。

行動観察テスト

行動観察テストでは、「集団遊び」と「自由遊び」があります。

集団遊びでは、5〜7人のグループでボール運びや仲間探しゲーム、ボウリング、しりとりなどを行います。コミュニケーション能力や問題解決能力、ルールを守れるかなどが見られます。

自由遊びは、おもちゃで自由に遊ぶというテストで、子供のいつも通りの「素」の姿や、子供らしさが観察されています。

絵画制作テスト

絵画制作テストでは、オリジナリティのある発想力や創造力、表現力が試されます。制作中には、試験官の先生から質問されることもあります。

また、道具や材料を自分に必要な分だけ取るという指示が出されることもあり、瞬時に「何があれば、自分の考えた創造物を作れるか」を把握する能力や、自分以外の相手への配慮などもチェックされるテストです。

過去に出題されたお題には、妖精さんへのお弁当を工作する、自分がかなえたい願いごとを、2つ考えて絵に描く、自分が大きくなったら何になりたいかを絵に描くなどがあります。

いずれのテストも、漠然と取り組むだけでは合格するのは難しいです。適性を試される試験を熟知している家庭教師や学習塾といった手段を利用して、効率よく受験に求められるスキルや学力の土台を整えていくことをおすすめします。

慶応義塾幼稚舎の入試問題傾向と対策

慶應義塾幼稚舎は、独自のカリキュラムと試験システムを持つ、非常に人気のある学校です。また、慶応義塾幼稚舎の入試問題は、言葉、算数、絵の問題が多く出題されます。そのため、幼児期から語彙力、論理的な思考力、観察力を養うことが必要です。

そこで、慶應義塾幼稚舎に合格するためには、適切な準備と指導が有効です。そのためには、「さくらOne個別指導塾」がおすすめです。さくらOne個別指導塾では、ベテランのプロ講師が生徒様一人一人の特性を活かせるマンツーマン形式で個別指導いたします。

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参考:

http://www.yochisha.keio.ac.jp/index.html

https://aiq.school/kids/lp/keio.html#:~:text=%E5%B9%BC%E7%A8%9A%E8%88%8E%E3%81%AE%E5%8D%92%E6%A5%AD%E7%94%9F%E3%81%AF,%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%83%BB%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82