学習院初等科の特色と内部進学対策
皇族が通う大学として知られている学習院大学。その付属校でもある「学習院初等科」は、学習院大学へ内部進学できることから人気のある私立小学校です。
今回は学習院初等科について、以下の点を中心に解説していきます。
- 学習院初等科の特色
- 学習院初等科の独自教育
- 学習院初等科の内部進学対策
学習院初等科へ入学したからには、学習院大学への進学を考えているお子様や保護者様は多いのではないでしょうか?
今回の記事ではどのような対策をすれば内部進学できるのかだけではなく、おすすめの学習塾についても紹介しているのでぜひ参考にしてください。
学習院初等科の特色
学習院初等科では「自重互敬の精神の育成」を教育理念にしています。
自重敬愛とは自分を大切にし、お互いを敬い思いやるという精神です。
教育理念の達成のために以下のことを実施しています。
人に迷惑をかけず、人から受けた厚意に感謝し、正直で思いやりのある心を持ち、それらが適切な言葉となり、行動となって実践できるように心がけさせています。
動植物の飼育・栽培・観察などによって豊かな心情を培うとともに、勤労の楽しさを味わわせています。広い校庭・近光園・愛育園・体育館・プール等を利用しての行事・運動・遊戯、また校外教育等によって、たくましい心と健やかな体の育成に努めています。
服装・所持品等は質実を旨とし、物を大切にする気持ちを育てることに留意しています
教育目標
学習院初等科の教育目標は「真実を見分け、自分の考えを持つ子ども」です。
具体的には以下のような子どもに育てることです。
進んで工夫し、努力する子ども
真心を持って人や物に接する子ども
美しさを感じとる心の豊かな子ども
健康や安全に心がけ、進んで体を鍛える子ども
引用:教育目標
基本方針
上記の教育理念と目標達成のために以下のように授業を進めます。
総合的な学習の一環として、全学年に図書教育、3年生以上には情報教育を実施する。
情報教育では、1人に1台タブレット端末を配付し、また視聴覚室にはクラスの人数分のPCを設置し、コンピュータの基本的な操作や、情報機器やインターネットなどを利用する上でのマナー(情報モラル)を学ばせ、発展として他教科でも活用できることを推進する。
3年生以上に英語科を教科として設置する。そしてコミュニケーション能力の向上と国際社会の形成者としての自覚を育てる。
英語教育では1クラスを2分割し、少人数による外国語への無理のない導入を図り、国際交流を意識した授業をしている。
引用:教育目標
学習院初等科の独自の授業
学習院初等科の独自の授業を紹介します。
「さくら」
「さくら」という授業を全学年対象で、日本語や日本文化に触れる活動をしています。
「総合的な学習」の一環として、週1時間、さまざまな授業を行っています。その時間を本校では「さくら」と呼んでいます。
⽇本の⽂化に触れる・感じる・学ぶ
⽇本の⽂化は、⾃然や季節感を⼤切にすることから、四季折々の豊かな⽂化が⽣み出されています。
そこで、「さくら」の時間では、季節の⾏事を楽しんだり調べたりする活動や俳句で表現する活動を通して、四季の変化を五感で感じ、⽇本⼈が⼤切にしてきた⼼に触れながら、⽇本⽂化を学びます。
⽇本の⽂化をよく知り⼤切にする⼼を持つことは、将来国際⼈として活躍するためには⽋かせないものです。体験的に広げる・つなげる
「さくら」の授業では、 教科の内容をもとに何かを作ったり体験したりします。また、⾒学や調べ学習を通して、内容を広げたり他の教科や学校⾏事とつなげたりしています。
これを、本物に触れ本質を理解する教育として考えています。
具体的には以下のように授業を実施します。
- ⽇本の古典に触れる。
- ⽇々の体験や⾃然の中で感動したことを俳句などで表現する。
- 七⼣、お正⽉など季節の⾏事について、体験したり調べたりする。
- 邦楽鑑賞会 能・狂⾔、雅楽、琴・三味線・尺⼋などを鑑賞する。
- 茶道の家元のご指導を受け、お点前を頂く体験をする。
- 礼法の総師範のご指導を受け、挨拶、⾷事の仕⽅、⽇本⼈の⼼遣い等を学ぶ。
- 国際交流を通して、改めて⽇本⽂化や⽇本⼈について学ぶ。
国語教育
硬筆習字(漢字学習を含む)、文法学習、表現法については独自のテキストを活用することで、教科書の学習を補教しています。
また硬筆を書字指導の基本と考え、3年生まで硬筆習字の指導を充実させ、毛筆習字は4年生から指導しています。
引用:Q&A
プログラミング教育
学習院初等科では、プログラミング的思考=分割して組み立てる力を授業で育成。
具体的には4年生から作曲をしたり、図形を描いたり、自動ドアを動かしたりするという内容を扱っています。
他にもタブレット端末を使って、ロボットを制御する内容も取り入れています。
英語教育
英語の授業は3年生から実施。
3、4年生は週に1時間、5、6年生は週に2時間です。
また来日したオーストラリアの小学生や、女子中等科の留学生とも交流しています。
さらにはオンラインでの交流もしています。
例えばオーストラリアの学校とは、インターネットを使ったテレビ電話で交流など。
このように海外の生徒と交流することで、英語の習得をします。
学習院初等科の内部進学状況と対策方法
学習院附属校全体での内部進学状況と、内部進学対策で必要なことを紹介します。
内部進学状況
学習院初等科から学習院中等科へは、ほとんどの生徒が内部進学します。
そして学習院中等科から学習院高等科へは生徒の約95%が、学習院高等科から学習院大学へは約60%の生徒が内部進学。
つまり半数以上の生徒が学習院大学まで内部進学する傾向があります。
内部進学対策方法
学習院中等科から学習院高等科、学習院高等科から学習院大学へ内部進学するには、学校からの推薦が必要です。
推薦の際は、学業成績だけではなく出席日数も考慮されます。
つまり普段の学業で所定以上の成績が求められます。
そのためには学習習慣があると有利です。
個別指導塾のすすめ
学習院初等科から学習院中等科へ内部進学するためには、学校からの推薦が必要です。
また学習院中等科には外部からの受験生も入学します。
そのため学習院初等科に通われている学生の多くが、
「外部生と差が離れないか不安」
「今後の授業について行けるか心配」
といった悩みを抱えています。
このような悩みを抱えている方は、個別指導塾にご相談することをおすすめいたします。
さくらOne個別指導塾の強み
さくらOne個別指導塾は、対面授業とオンライン授業を提供している個別指導塾です。
強みとしては、以下の2点です。
- 内部進学専門コース
- プロ社会人完全マンツーマン指導
それぞれ具体的に紹介いたします。
内部進学専門コース
内部進学対策専門のコースがあり、内部進学に関する情報や指導ノウハウを持っています。
そのため日常的な学習指導をしながら、進学に必要な学力を身につけることが可能です。
プロ社会人完全マンツーマン指導
マンツーマンで教えるため、生徒一人一人に合わせた丁寧な授業が可能です。
具体的にはどうしたら問題が解けるか一緒に考えて、生徒の理解度に合わせて授業を進めていきます。そして勉強方法だけでなく、勉強習慣を身につける方法もレクチャーします。
今後の内部進学を成功させるためにも、成績アップだけでなく勉強習慣をつけさせるサポートをいたします。
以上の強みを生かし、内部進学を成功させるサポートをいたします。
また学習院大学附属校の内部進学者を輩出しております。
そのため学習院初等科からの内部進学でお悩みの方は、是非ともご相談ください。