【英検準2プラス級】合格するための完全解説ガイド

2025年度よりスタートした「英検準2級プラス」は、中学生や高校生の英語学習者に新たな目標を提供しています。
英検準2級(以下、準2級)と2級の間に位置するこの級は、準2級合格から2級合格までに約2年を要するレベルの壁を埋めるために導入されました。
本記事では、英検準2級プラスの概要、筆記・リスニング・スピーキング各試験の傾向、合格基準と合格率、効果的な学習スケジュールまで詳しく解説します。
お子様の英検準2級プラス挑戦を支援するための情報をぜひ参考にしてください。

英検準2級プラスの概要

英検準2級プラスとは

準2級と2級の中間に新設された英語検定級です。
試験形式は基本的に2級と同じで、一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と二次試験(スピーキング)で構成されます。
一次試験の制限時間は筆記85分+リスニング約25分の計110分、二次試験(面接)は約7分間と、いずれも2級と同じです。
難易度や出題内容も2級に近い一方、求められる語彙や表現は準2級寄りで2級よりやや易しい設定になっています。

受験の目安

準2級合格者である高校1〜2年生が主な受験層です。
準2級が「高校中級程度」、2級が「高校卒業程度」とされる中、準2級プラスは「高校上級程度」レベルの英語力に位置付けられます。
準2級では物足りないが2級にはまだ手が届かないという受験者にとって、自信につながる絶好の中間目標になります。

筆記試験の傾向

英検準2級プラスの一次筆記試験は、リーディング(読解)とライティング(英作文)で合計85分間実施されます。

リーディング

全31問で、短文・会話文の空所補充、説明文の空所補充、長文読解の内容一致選択形式です。
語彙・文法力に加え、文脈から適切な語句を選ぶ力や文章内容の把握力が求められます。

ライティング

英文要約と英作文の2問が出題されます。
要約では与えられた英文の要点を約25〜35語でまとめ、英作文では50〜60語程度で自分の意見を述べます。
英文の要点を正確に抽出し、自分の考えを簡潔な英語で表現する力がポイントとなります。

リスニング試験の傾向

リスニング試験は約25分間で全30問が出題され、音声はすべて1回のみ流れます。
出題形式は日常会話に関する問題(会話文)と、アナウンスや物語などに関する問題の2種類で、前半約15問が会話文、後半約15問が説明文という構成です。

対策ポイント

音声のスピードが上がり内容も高度になるため、冒頭から集中して場面や話者の意図を素早く把握する力が求められます。
日頃から英語音声に触れて慣れておくことも有効でしょう。
例えば、毎日15分程度ニュースや英検リスニング音源を聞く習慣をつけるだけでも効果的です。

スピーキングテストの傾向

英検準2級プラスの二次試験(面接)は、試験官と1対1で約7分間英語による口頭試験が行われます。
形式は2級面接とほぼ同様で、50~60語程度の英文音読・内容に関する質疑・イラスト説明・意見を述べる質問という流れです。

回答のコツ

イラスト描写では、人や物の動作を過去進行形(例: “He was …ing.”)で表現し、各コマ2文程度で状況を述べると効果的です。
また、よくある質問(学校生活や趣味など)には事前に簡単な答えを用意して練習しておくと安心です。
質問が聞き取れなかった場合は丁寧に聞き返せば問題ありません。

合格率と合格基準

準2級プラスは導入間もないため正式な合格率データは未公表ですが、準2級・2級の結果を参考にすると、一次試験の合格率は約3割前後と予想されています。

一方、二次試験(面接)は合格率が約80%と高いです。

準2級プラスでも同程度になるでしょう。

つまり、一次試験さえ突破すれば面接で過度に心配する必要はないと言えます。

合否判定は他の級と同様に英検CSEスコアで行われます。

準2級プラスの合格基準スコアは1829点(一次1402点+二次427点)です。

合格には満点の6〜7割程度の得点率が目安とされ、全問正解でなくても十分合格できます。

得意分野で得点を稼ぎ、不得意分野を補う戦略も有効でしょう。

学習スケジュールと学習時間の目安

英検準2級プラス合格に向けては、計画的に学習を進めることが大切です。以下に試験日から逆算した3か月間のモデルスケジュール例を示します(適宜調整してください)。

日々の学習時間は平日1時間、休日は2〜3時間を目安に確保しましょう。

試験3か月前

語彙と文法の基礎固めを開始します。まず過去問やサンプル問題で弱点を把握しましょう。

その上で、語彙は毎日少しずつ増やす習慣をつけます。

文法は現在完了形や仮定法など重要項目を中心に例文作成や音読練習を行い、使って覚える姿勢で定着を図ります。

また準二級プラスでは、約4,000語程度の単語力が求められます。

一気に覚えるのは難しいでしょう。

小分けにして毎日少しずつ覚える習慣をつけましょう。

試験2か月前

語彙・文法学習を継続しつつ、読解と聴解の演習量を増やします。

長文読解は過去問や問題集で文章の主旨をとらえる練習を重ね、リスニングも聞き取り練習を続けながら試験形式に慣れます。

ライティングでは英文要約と意見作文の練習を開始し、書いた答案は学校の先生や塾の講師に添削をお願いしましょう。

試験1か月前

過去問を使って本番同様の時間配分で解く訓練を積みます。

間違えた問題は解説を読んで弱点を補強しましょう。

ライティングは解答の構成を再確認し、スピーキングは模擬面接で問答の練習をしておきましょう。

直前期は体調管理にも留意し、万全の状態で試験日に臨んでください。

まとめ

英検準2級プラスは英語力を着実に伸ばすための絶好のステップです。

焦らず楽しみながら学習を継続すれば、実力は確実に向上し、自信につながります。

必要に応じて我々、さくらOne個別指導塾の専門指導も活用してください。

継続した努力は必ず成果となります。

健闘を祈ります。

社会人プロ講師の個別指導を無料体験:さくらOneが自信を持ってお勧めする完全マンツーマン個別指導授業をぜひ体験してみてください。無料体験のお申し込みはこちらから。