英語検定5級の難易度レベルと合格のためのポイント3つ

【はじめに】
近年、英語の需要はますます増えてきています。
小学生になる前から子供を英会話教室や塾に通わせる親も多いそう。
そこで幼児、小学生の最初の目標となることが多いのが英検5級です。
では、その難易度とはどのくらいなのでしょうか。

英検5級の難易度は?

英検5級の難易度は「中学初級程度」です。
初級は中学1年生レベルと考えて良いでしょう。

必要な語彙数は600語ほど。
合格率は約85%です。
幼児や小学生でも40%ほどが合格すると言われているので、あまり難易度は高くないようです。

問題は筆記問題(25分)とリスニング(20分)の2つに分かれています。
筆記問題はすべてが短文で、長文読解等はありません。
そのため、人によっては解くスピードを速くするよう意識しなくても良いでしょう。
問題形式は、文章の空欄補充がほとんどです。

しかし後半には単語を並び替えて正しい英文にする、という問題もあります。
リスニングも短文が中心です。
会話に対する応答として正しいものを選ぶ、会話内容として適切なものを選ぶ、といった問題がほとんどです。
英検5級に合格するために必要な正答率は約60%。

「40%を間違えても合格する」と考えると、易しいように思えます。
それでは、英検5級に合格するためのポイントを見ていきましょう。

まずは語彙力から

どの級にも言えることですが、英検に合格するためには語彙力が必要となってきます。
ある程度であれば、直前の単語や文章から意味を推測することができるかもしれません。

しかし長文読解等が入ってきて、わからない単語の量が増えてしまうと内容が頭に入ってこず、解く時間も余計かかってしまう可能性があります。
5級には長文読解がないため、そこまで解くスピードは要求されませんが、語彙力があるにこしたことはありません。
英検5級に合格するために必要な語彙集は600語と言われているので、書店などで英検5級用の単語帳や中学生向けの単語帳を購入し、語彙力をつけるようにすると良いでしょう。

なお、単語帳は例文も記載されているものをオススメします。
単語よりも例文で覚えた方が、その文章で使われている語も覚えることができるため、語彙数を増やすのに向いていると言われています。

過去問を解いてみる

つづいて、大切なのが過去問を解いてみることです。
英検の問題は長年傾向が変わっていません。

そのため、過去問を解いて問題形式を、「こういう問題が出るんだな」、「こういう問題なら答えはこれだな」と頭に入れることによって、正答率がグっと上がります。
最低でも3回分の過去問は解いておきたいところ。
また、1回解いただけで終わらないようにしましょう。

解き終わったら解説をよく読み、どこで間違えたか、なぜ間違えたかをチェックします。
そして2回目、3回目と同じ過去問を解き、満点が取れるほどになるまで繰り返し学習しましょう。

リスニング対策

英検は筆記問題だけでなく、リスニング問題もあります。
英検5級のリスニング問題は短文に対する応答と、その内容を選択するものです。

文章は短く、使われている単語も簡単なものですが、リスニングに慣れていないと苦戦してしまう可能性があります。
そのため、遅くても1ヶ月前からはリスニング対策をおこなっておくことをオススメします。

まずは過去問を解いてみて、その後、過去問で読まれている文章を音読し、耳を英語に慣れさせましょう。
1日30分であっても、1ヶ月続けることによって、リスニング問題が聴き取りやすくなるはずです。

おわりに

今回は英検5級の難易度と、合格のためのポイントをご紹介しました。
合格するには

・語彙力を伸ばす
・過去問を解く
・リスニング対策

の3つが大切です。
一発合格に向けてがんばりましょう!