玉川学園小学部の特色と内部進学対策

玉川学園 は内部進学があるので伸び伸びと過ごせることや、自然が豊かな環境で教育を受けることができることで人気を集めています。

 

幼稚部から大学院までがすべて同じキャンパスにあり、交流がさかんなのも人気の理由の1つです。今回はそんな玉川学園 小学部について、以下の点を中心に解説していきます。

 

1.玉川学園 小学部の特色

2.玉川学園 小学部のカリキュラム

3.玉川学園 小学部の内部進学対策

 

記事の最後には、おすすめの内部進学対策も紹介しているので、内部進学対策について不安に思っている保護者の方はぜひ参考にしてください。

玉川学園 小学部の特色

まずは、玉川学園 小学部とはどのようなところなのかを紹介していきます。

 

玉川学園 小学部の教育理念

玉川学園 小学部の教育理念は「全人教育」を中心とし、人間形成に真・善・美・聖・健・富の6つの価値を調和的に創造することです。

 

玉川学園 の創立者である小原國芳氏が定義した「人間は生まれながらにして、唯一無二の個性を持ちつつも、万人共通の世界をも有する存在である人間像を実現させること」と、日本だけでなく世界に貢献しようとする意気込みを持った人材を養成することです。

 

そしてそれを実現するために、次の12の教育信条を掲げて取り組んでいます。

玉川学園 小学部の教育信条

玉川学園 小学部の教育信条は次の12です。詳しく見ていきましょう。

●全人教育

●個性尊重

●自学自律

●能率高き教育

●学的根拠に立てる教育

●自然の尊重

●師弟間の温情

●労作教育

●反対の合一

●第二里行者と人生の開拓者

●24時間の教育

●国際教育

 

全人教育

人間文化のすべてを人格の中に調和的に形成するために、「真・善・美・聖・健・富」の5つの価値を調和しながら創造することを目的とした教育を行っています。

 

個性尊重

教育は、1人ひとりの個性を十分に発揮させて、自己の発見や実現に到達させるものでなければならない。

 

自学自律

教育とは単に教えられるものではなく、自分から真理を求めて探求してつかみ取ることである。

 

能率高き教育

無理や無駄がなく効率が高い教育を行うため、環境、教材、伝授方法の工夫、コンピューターやネットワークの活用などを行う。

 

学的根拠に立てる教育

永劫に変わらない教育理念の実践のために、論証の繰り返しや科学的実証の蓄積などの教育活動が確固たる信念のもとに行われなければならない。

 

自然の尊重

雄大な自然は、存在するだけで偉大な教育を行ってくれる。貴重な自然環境を守ることを教えることも、大事な教育である。

 

師弟間の温情

師弟の関係は、温かい信頼に満ちたものでなくてはならない。甘やかすことではなく、同じ求道者として厳しさがあるけれども温かい人間関係を大切にしていくことが「温情」である。

 

労作教育

自らが考えて試行、体験、創造することこそが、真の知育、徳育を完成させる。労作によって意思と実践力の両方を兼ね備えた人間を形成することができる。

 

反対の合一

理想と現実、自由とルール、国民と国際人、個人と社会人などの、反対して矛盾対立している2面を1つに調和していく試みに立ち向かっていきたい。

 

第二里行者と人生の開拓者

聖書のマタイ伝にある「人もし汝に一里の苦役を強いなば彼と共に二里行け」という言葉のように、地の塩、世の光となる独立独行の開拓者的実践力を持った人材を育成する。

 

24時間の教育

教師と学生が一緒に過ごし学ぶ師弟同行の教育を行う。決められた時間内で行われるものではなく、「any timeの教育」を目標として人間教育、生活教育を行う。

 

国際教育

語学の習得だけで満足せずに、地球のどんなところでも行うことができる「any placeの教育」を目指して豊かな国際感覚を養う。

 

クラブ活動

玉川学園 小学部では6年生になると、希望すればクラブ活動に参加できます。体育系と文化系のクラブがあり、中には女子のみが参加できるものもあります。

 

●体育系クラブ

野球・サッカー・剣道・ラグビー・陸上・水泳・少林寺拳法・エアロビック・バドミントン・デンマーク体操

 

●文化系クラブ

オーケストラ・吹奏楽・ハンドベルクワイア・サイエンスクラブ・ロボットクラブ・美術・サンゴ研究

玉川学園 小学部の制服

玉川学園 では、「男子はスーツ、女子はその場に適した服装」が伝統で、女子は男子の服装に見合ったものが望まれます。

 

玉川学園 小学部では以下のような服装が推奨されています。

 

1~5年生の服装

1・2年生の間は夏は白、冬は紺の制帽をかぶります。

 

●男子

学園指定の上着と半ズボンで、夏は玉シャツ(半袖の開襟シャツ)を着用します。3年生からはネクタイも着用します。

 

●女子

ブレザー・ワンピース・ブラウス・セーター・無地またはチェックのスカートで、白・グレー・紺のソックスを着用します。

 

6年生

●男子

濃紺のスーツとネクタイを基本とし、それらを着こなせるように指導されます。

 

●女子

15種類の中から好きなものを選ぶことができる標準スカートが、女子にふさわしいスカートとして指定されます。

 

玉川学園 小学部の進路

玉川学園 では高校卒業までの12年間、入学試験は行われません。ただし、5年生からは次の学年に進級するために一定の学習成績や出席日数が求められます。

 

小学部から中学部への内部進学率は約90%で、2021年では87%でした。残りの10%は他の学校への進路変更や保護者の転勤で他の学校へと進学します。

 

中学部の内部進学率は約90%で、高等部の内部進学率は30%となっています。残りの70%は国立大学や他の私立大学に進学しています。

玉川学園 小学部のカリキュラム

玉川学園 では「オン・デマンド教育」として、「いつでも・どこでも・どの教科でも」に答える遠隔教育と、社会や上位校からの需要に応える教育を行っています。

 

また、子どもの将来の夢を叶えるための基礎を作るために一貫したカリキュラムに沿った教育を行い、より高度な学習にも対応できるだけの学習習慣や基礎学力、基本的な考え方を学年ごとに確実に身につけるよう指導しています。

 

次世代のリーダーを養成するために、以下の教育も行っています。

 

●国際理解教育プログラム

●「STEAM教育」・・・科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)を統合的に学ぶ

●「ICT教育」・・・高度情報化社会に適応できる能力を身につける

●「学びの技」・・・思考力スキルを育てる

玉川学園 小学部の内部進学対策

玉川学園 では大学まで内部進学できますが、すべての生徒が進学できるわけではありません。約90%の生徒が高校までは内部進学できますが、一定の成績を取ることが条件です。

 

また、大学進学となると内部進学率は30%と低くなり、他の大学への進学も視野に入れておく必要があります。

 

学習したことを身につけるには、毎日の勉強習慣が重要です。勉強習慣は年齢が低いほど楽に身につくため、小学生のうちにコツコツと勉強し、わからない箇所はその場で解決する習慣を身につけておきましょう。

個別指導塾のすすめ

毎日勉強する習慣を身につけるためには、地道にコツコツと勉強することを続ける必要があります。しかし、小学生が1人で身につけることは困難で、大人のサポートが必要です。

小学生のうちなら親のサポートも可能ですが、近年では共働きが増えてサポートしたくても時間が取れないケースも多くあります。また、近年では教育改革による入試内容の変更やIT社会、グローバル社会に対応した教育サポートが必要となっているため、親では手に余るケースも見られます。

そこでおすすめなのが個別指導塾の利用です。個別指導塾は文字通り1対1のマンツーマンで指導するので、1人ひとりの学習状況に合った指導を受けることができます。

個別指導塾を選ぶ際には内部進学を専門に取り扱っているところを選ぶと、内部進学に適した指導を行ってくれます。近くに内部進学を取り扱っている個別指導塾がない場合は、オンラインでの指導を行っているところを探すといいでしょう。

弊社さくらOne個別指導塾は、社会人プロ講師が完全マンツーマンで指導する個別指導塾です。生徒様に合わせたカリキュラムお組みし、目標に向けての学習のサポートを、経験豊富な講師陣が行っています。内部進学に特化した学校別専門コースも複数ありますので専門的な指導を行うことが出来ます。

オンラインでの指導も行っているので、近くに内部進学の個別指導塾がない場合でも、安心です。無料体験もあるので、玉川学園中学部への内部進学について不安を感じている方はぜひ、お試しください。お問い合わせ、お待ちしています。

社会人プロ講師の個別指導を無料体験:さくらOneが自信を持ってお勧めする完全マンツーマン個別指導授業をぜひ体験してみてください。無料体験のお申し込みはこちらから。

参考URL

https://www.tamagawa.jp/academy/elementary_d/

https://www.tamagawa.jp/

https://www.tamagawa.jp/academy/elementary_d/faq.html