過去問を使った自学自習の方法

八王子の個別指導塾で指導する自学自習の方法を紹介

八王子の都立高校受験のために、自宅学習はどんなことをすればいいのだろうとお悩みではありませんか。学校や塾での学習は先生の指示通りにしていればいいのですが、自宅学習については自分で考えなくてはなりません。自宅学習としては過去問を使った学習がおすすめですが、どうやって過去問を活用すればいいかわからない人もいるでしょう。
そこで今回は、都立高校の過去問を活用した学習法をご紹介していきます。

勉強

過去問を活用するメリット

過去問を活用することには、いろいろなメリットがあります。
まず、過去問を解くことで、八王子の都立高校の入試問題の傾向を知ることができます。都立高校の入試は中学3年間に学習した範囲から出題されるのですが、すべてを学習するには範囲が広過ぎます。その点、過去問を活用すれば入試の傾向をつかむことができ、よく出題されるところを重点的に学習できます。
次に、過去問を実際に解いてみると、入試問題の難易度やどのような出題のされ方をしているのかがわかります。基本的なことはどのくらい押さえておく必要があるのか、どのような応用問題の出題されているのかなどが、入試の過去問を解くことで簡単に把握できるのです。
さらに、過去の入試に出題された問題と同じような問題が繰り返し出題されるので、その対策をすることができます。すべての問題ではありませんが、必ず何問かは同じ出題型式の問題が出題されます。確実に合格するためには、繰り返し出題される同じ出題型式の問題で確実に得点する必要があります。
また過去に出題された問題に類似した問題されることがよくありますが、過去問を解いておけばその対策になります。過去問を学習すると、頻出分野の周辺知識ととも思考力が身について類似問題への対応力できるようになります。過去に出題されていないように見える問題でも、過去問を解く際の思考力が身についていれば解答できる場合がほとんどです。
「入試の直前は過去問しかしていませんでした」と言う合格者がいますが、これは過去問を解くとことが効率の良い学習方法であることを意味しています。

どんな過去問を選べばのか

過去問を解く目的は入試の傾向をつかんで本番の入試に慣れることですから、まずは過去問を解いてみることが大切です。最近ではいろいろなタイプの都立入試の過去問が出版されています。例えば、かなり古い問題が収録されている過去問や予想問題が付いている過去問、解説がしっかりしていて別冊になっている過去問などがあります。
どれを選んでも同じというわけではないので、慎重に選択する必要があります。自宅学習として過去問を活用するわけですから、必ず解説のしっかりしたものを選ぶようにしましょう。解説がほとんどなく解答中心の過去問では、解答だけでは理解できない問題があると困ります。自分が間違えた理由を理解できなければ、過去問の活用をする意味はありません。
過去問を解く目的は、正解するかどうかをチェックすることではなく、自分の弱点を知って克服することです。そのためには詳しい解説を読んで理解する必要があるので、しっかりとした解説のある過去問を選択するようにしましょう。
かなり古い問題が収録されている過去問もありますが、3~5年前の問題が収録されているもので十分です。古い年度の問題は傾向や出題型式が変わっていることが多く、入試本番を意識した学習には向いていないからです。
また過去問を繰り返し解いた後なら、予想問題を解くことには意味があるかもしれませんが、そうでなければ必要ありません。予想問題が付いているタイプは選択しないことをおすすめします。まずは、解説のしっかりとした過去問で繰り返し演習して、完璧に理解することを心がけましょう。

どうやって過去問を活用するのか

適切な過去問を選んだら実際に活用していくわけですが、ただ過去問を解いていけばいいわけではありません。よく考えて過去問を活用していかないと、学習効果を期待できないのです。自宅学習で過去問を活用する場合には、次の5つの点に注意しください。

(1)自分の目標点を決める

過去問を解く前に自分の目標点を決めましょう。だれでも得意な科目もあれば苦手な科目もあるので、点数が取れる科目と取れない科目があります。過去問を解いてみて、点数が取れるかどうかばかり気にするのは意味がありません。
各科目で目標点を決めて、その点数まで到達できたかどうかにこだわるようにしましょう。目標が達成できれば自信を深めることができますし、到達できなければ今後どうすればいいのかを考えるきっかけになります。

(2)制限時間を決めて解く

過去問を解くときには、必ず制限時間を決めてから解くようにしましょう。入試本番と同じ時間で解くと決めたら、その時間内に問題を解きます。こうすることで、どういう時間配分をすれば時間内で解けるかがわかります。また時間を決めて解くと、どのくらいの時間配分で見直しの時間が取れるかもわかるのです。時間を決めずに解いていると時間配分が身につかず、入試本番で時間が足りなくなる可能性があります。
制限時間を決めて過去問を解く場合には時間配分を考えなくてはなりませんが、どうしても時間が足りないということもあります。
そのような場合には、確実に解けるやさしい問題から解いていくようにしましょう。難しくて解けるかどうかわからない問題は後回しにしないと、時間が足りなくなるからです。
例えば、記述問題は後回しにして記号で解答する問題から組んだり、数学の関数の問題は後回しにして計算問題から取り組んだりします。
制限時間を決めて過去問を解く時にメリハリのある解き方をしておけば、入試本番でも時間が足りなくて焦ることもなくなります。

(3)間違えた問題をもう一度解く

一度過去問を解いたら終わりにするのではなく、間違えた問題はもう一度やり直してみましょう。入試は出題された単元の基礎が理解できているか、さらに応用力があるかを審査するためのものです。問題を間違えるということは、その問題の単元の基礎が習得できていないということなので、基礎を完全に習得できるように繰り返し問題を解くことが大切です。

(4)記述問題を添削してもらう

過去問には記述問題もありますが、自分で採点するのが難しいので学校か塾の先生に添削してもらうようにしましょう。解説には模範解答が掲載されていますが、受験生では採点しにくいはずです。自分で採点すると甘めになったりすので、必ず先生に添削してもらって客観的な採点をしてもらいましょう。記述問題の実力をつけるためには、添削してもらうことは必須のことです。
弱点を克服するための学習計画を立てる
過去問を解くと自分の弱点がわかるので、その弱点を克服するための学習計画を立てましょう。例えば、数学の関数の正答率が悪かった場合は、関数についての学習計画を立てます。基礎からやり直して完璧にマスターできたら、確認のため過去問をもう一度解くという流れでいいでしょう。過去問で弱点を発見し、弱点を克服した後でもう一度過去問を解いて確認するということです。入試本番に間に合うように弱点克服の学習計画を立てるといいでしょう。

まとめ:八王子の個別指導塾での自学自習の方法

今回は、八王子の都立高校の過去問を活用した学習法についてご紹介させていただきました。過去問はただ解くだけでは意味がなく、うまく活用すると合格する力を身につけることができます。多くの合格者は過去問を繰り返し解いていますし、入試直前は過去問しかしなかったという人もいるほど過去問は大切です。自宅学習で過去問をフル活用して、八王子の都立高校の合格を確実なものにしてください。

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