埼玉医科大学の偏差値など入試情報と受験対策
埼玉医科大学の入試は、標準的な難易度の問題レベルとなっています。ですが一部難易度の高い問題が存在するなど一筋縄ではいかないのが現状です。
埼玉医科大学の入試合格を目指すためにも、まずは学校の特色を知り正しい入試情報を得ることが重要です。
本記事では埼玉医科大学の特色に加え、入試問題の傾向と受験対策について解説します。
埼玉医科大学の特色
入試を受ける前に、埼玉医科大学がどのような特色を持った学校なのかをきちんと知っておく必要があります。
どのような学校でどういった教育が受けられるのかを知っておくことは、受験するうえでのモチベーションに繋がるためおすすめします。
学校アクセス
毛呂山キャンパス(医学部・大学院・短期大学・大学病院)
〒350-0495 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷387
- 東武越生線 東毛呂駅より徒歩で20分・医大ゆきバスもあり
- JR八高線毛呂駅より徒歩で3分
- JR川越線高麗川駅より医大ゆきバスあり
日高キャンパス(保険医療学部・国際医療センター)
〒350-1241 埼玉県日高市山根1397-1
- 東武越生線 東毛呂駅よりバスで15分
- JR川越線高麗川駅よりバスで10分
川角キャンパス(保健医療学部理学療法学科)
〒350-0496 埼玉県入間郡毛呂山町川角981
- 東武東上線 坂戸駅よりスクールバスで17分
- 東武越生線 東毛呂駅よりスクールバスで10分
- 毛呂山キャンパスよりスクールバスで17分
川越キャンパス(総合医療センター、医学部、総合医療センター看護学校)
〒350-8550 埼玉県川越市鴨田辻道町1981
- JR埼京線・東武東上線 川越駅よりバスで25分
- 西武新宿線 本川越駅よりバスで25分
川越ビル(かわごえクリニック、医学部)
〒350-1123 埼玉県川越市脇田本町21-7
- JR埼京線・東武東上線 川越駅より徒歩で3分
- 西武新宿線 本川越駅より徒歩で7分
埼玉医科大学の期待する医療人像
埼玉医科大学の期待する医療人像は以下の3点です。
・高い倫理観と人間性の涵養
医療人は、病を持つ人々の心を理解し、その立場に立って、十分な説明と相互理解のもとに医療を行わなければなりません。そのためには、人間性を育成し、常に倫理観を磨き、教養を積むことに努力するべきとしています。
・国際水準の医学・医療の実践
医療人は、生涯にわたり常に最新の医療を提供するように心がけなければなりません。医療における課題を自ら解決する意欲と探究心を持ち、国際的視野をもって医学・医療の進歩に貢献することが必要としています。
・社会的視点に立った調和と協力
医療人は、自らの能力の限界を自覚し、患者中心の医療を実践するために、総合力を磨く必要があります。社会的視野を持つことや、健康の保持・増進、疫病の予防などの保健・医療全般に責任を有することを自覚し、地域並びに国際社会の保健・医療に貢献するべきとしています。
特色あるカリキュラム
埼玉医科大学では、師弟同行の思想でカリキュラムを進化させる取り組みを行っています。学生が「クリッカー」と呼ばれるリモコンを操作することで、講義中に教員からの質問にリアルタイムで答えられるレスポンス・アナライザーや、「クリッカー」を使用して授業評価ができるシステムを導入しています。
埼玉医科大学の偏差値・入試情報
ここからは埼玉医科大学の偏差値や一般入試と新潟県地域枠、東京都地域枠について解説します。
試験内容や募集人数などに違いがあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。
偏差値
埼玉医科大学医学部の偏差値は62.5です。
一般入試の試験科目と配点
一般個別試験
《募集人数》
80名
《入学試験・科目・時間配点》
3教科(400点満点)
【数学】数Ⅰ・数A、数Ⅱ・数B(数列・ベクトル)、数Ⅲ(50分100点)
【理科】物基・物理、化基・化学、生基・生物から2科目(90分200点)
【外国語】コミュ英Ⅰ・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ(70分100点)
【小論文(和文・英文)】(60分)*1次試験で実施し、2次試験の判定に使用
【面接】*2次試験で実施
共通テスト利用
《募集人数》
10名
《入学試験・科目・時間配点》
4教科6科目(550点満点)
【数学】数ⅠA・数ⅡB(100点)
【理科】物・化・生から2科目(200点)*基礎科目の選択は不可
【国語】国語(100点)
【外国語】英語(リスニング含)(150点)
学校推薦選抜/帰国生選抜
《募集人数》
40名程度
《入学試験・科目・時間配点》
3教科(100点満点)
【数学】数Ⅰ・数A、数Ⅱ・数B(数列・ベクトル)(30分20点)
【理科】物基・物理、化基・化学、生基・生物から2科目(60分40点)
【外国語】コミュ英Ⅰ・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ(30分20点)
【小論文(和文)】(30分)
【面接】
受験料と入学手続きにかかる費用
受験料は一般選抜は60,000円、共通テスト利用選抜は40,000円となっています。
入学手続きには入学金が2,000,000円必要です。支払いは銀行振込で行えます。また、入学手続きはホームページより手続期限までに忘れずに行いましょう。
埼玉医科大学の入試問題の傾向と対策
では、埼玉医科大学の入試問題の傾向と対策について見ていきましょう。
どの教科でもしっかりと過去問題を解いておく必要があるので、きちんとチェックしておくことをおすすめします。
一般入試の傾向とポイント
埼玉医科大学の一般入試問題の出題傾向と対策ポイントについて、以下にまとめました。
数学 | 【大問数】4題【解答形式】 ・マーク式での解答となります。【ポイント】 ・微分積分、ベクトル、場合の数と確率の出題が多いですが、整数問題や数列なども出題され、バランスよく出題される傾向です。問題の難易度としては、教科書に載っているような基本的な解法+αで解くことのできる問題がほとんどですが、計算力を要する問題も出題されます。2021年は数Ⅲからの出題が少ないです。攻略ポイントとしては、特に定理や公式の証明まで地道なことをしっかりやっておく必要があります。 |
物基・物理 | 【大問数】4題【解答形式】 ・マーク式での解答となります。【ポイント】 ・力学、熱力学、電磁気、原子を中心に出題されています。近年では波動も出題されます。難易度としては基本問題も多いですが、公式の導出問題や典型問題の要素を複数組み合わせた問題など、公式のあてはめだけでは解けない問題まで出題されます。 |
化基・化学 | 【大問数】3題【解答形式】 ・マーク式での解答となります。【ポイント】 ・無機と理論、有機が各1題ずつ出題される傾向です。理論は原子の構造、結晶格子、熱化学方程式、酸・塩基の中和、酸化還元、電池・電気分解、気体、平衡など幅広く出題されます。無機は周期表をベースに教科書で覚えこみを徹底するといいでしょう。工業的製法、イオン系統分析も落とせません。理論、有機は基本から標準レベルの問題が大半ですが、有機は難易度としてはやや高いです。油脂、糖、アミノ酸・たんぱく質などの天然高分子はもちろん、合成高分子も出題されます。医薬品関係や生物の知識も基本レベルは押さえておきましょう。 |
生基・生物 | 【大問数】5題【解答形式】 ・マーク式と計算問題【ポイント】 ・全分野からバランスよく出題されます。とくに大きく取り扱われる分野としては、動物の反応、遺伝子、代謝といった医学に関わる分野です。設問は教科書に載っているような基本的な問題が多く、高校生が見たことのない事象はあまり出題されませんが、化学のようなモル計算も出題されます。 |
英語 | 【大問数】5題【解答形式】 ・マーク式での解答となります。【ポイント】 ・知識型問題と考察型問題がバランスよく配置され、基礎から標準レベルの問題を中心に構成されています。典型例がかなり多く、定番の生命現象や実験に対する理解と知識が勝負を左右すると見られます。【ポイント】 ・2021年以降は大問5問構成で、うち4問が長文読解問題です。読解問題が極めて多いことに加えて、文法・語彙問題でもハイレベルな知識を問う出題がされています。英文の難易度は標準レベルから難問レベルまで多様です。読解もんだのテーマも文系・理系のジャンルを問わず非常に幅広いです。 |
埼玉医科大学の合格目指して受験対策を行おう
埼玉医科大学の入試問題は標準的な難易度の問題レベルとなっていますが、試験時間に対して問題量が多く、取捨選択を迫られることや、標準的問題では、高得点での勝負となる傾向があります。
埼玉医科大学に合格するためには、過去問題や問題集などで実際の入試レベルに慣れなければいけません。
しかし、お子様やご家庭での勉強だけではサポートや対策に限りがあるため、個別指導塾を活用した計画的な学習がおすすめです。
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