明治大学付属中野高等学校の特色と内部進学対策
明治大学付属中野高等学校(めいじだいがくふぞくなかの高等学校)は、東京都中野区にある学校法人中野学園が設置している明治大学の付属校で男子校です。
中高一貫校で通称「明大中野」や「名中」と呼ばれています。
この記事では、明治大学付属中野高等学校はどのような学校なのか、また、内部進学対策はどのようにすれば良いのかを解説します。
明治大学付属中野高等学校に受験を考えている保護者の方は、是非参考にしてください。
明治大学付属中野高等学校の特色
明治大学付属中野高等学校は1929年に設立された中高一貫校の男子校です。
制服は一般的な黒い学ランで学内には食堂も設置。
スポーツ強豪校とも知られており、多くのプロスポーツ選手を輩出。また多くのタレントやアイドルが通学していたこともあります。
文武両道で盛んな部活動は運動部文化部ともに伝統ある強豪クラブが多く毎年のように全国大会・関東大会に出場しているクラブ多くあるのも特徴です。部活動によって、上下級生、教師、OBが一体となり終生の友情を育み、目標に向かい切磋琢磨していくことで自主的精神の涵養。個の確立を目指しています。
教育理念
- 質実剛毅
- 共同自治
- 修学練身
こちらの建学の精神を基本理念としており、将来に備えて見極めた目標を持って大学に進学するという学校教育の理想形の体現を目指しています。
基本理念を柱に「みんなんで 仲良く 正直に 真面目に 精一杯努力しよう」を学園の合言葉にしクラブ活動や生徒会活動も活発に行われています。
にして昨今「語学教育」「キャリア教育」をはじめとして、さまざまな試みを展開しつつ、新しい可能性の見つけ出すことが学校教育の課題。そんな課題を解決すべく明治大学付属中野中学校は、生徒一人ひとりの個性的な能力を大切に育成していくことに努め、中学高校と6年にわたる一貫教育をベースとして、大学までを結び10年一貫教育を目標としています。
教育における特徴
明治大学付属中野高等学校は付属でいることに甘えないで「徹底した基礎学力のベースアップ(5教科全ての学力向上)」を目指し以下の内容を行なっています。
- 習熟度による個別フォロー
- 平常講習と夏期講習
- 学力チェックによる指名講習
- 反復学習
上記を行い中学高校と6年にわたる一貫教育をベースにした上で、大学までを結び10年一貫教育を目標としていることが特徴です。
そうした一貫教育の中で「自分で考えて行動する力」「個性を生かした共生力」を身につけていくことを目指しています。
内部進学について
明治大学付属中野高等学校に関しては約80%の人が明治大学に進学していますが、希望する学部は成績によって順番があるため普段の学内での勉強と成績が重要です。推薦の方法は、各学年の学年末総合評価を換算し、3年の総合成績を算出して内部推薦を決定しています。
高校2年生と3年生で行われる明大推薦テストの成績も成績に加算されるので大きな判断材料で試験範囲も広いのでしっかり勉強をしておく必要があります。
そのために重要なポイントは、「高校一年の間に勉強の習慣化」「定期試験対策」の2つです。
2020年度の高校3年生の進路決定状況
明治大学推薦入学 327名 | 海外の大学 0名 | |
在籍者数 403名 |
国公立大学 4名 |
専門・各種学校 1名 |
私立大学 40名 | 就職 0名 | |
進学準備 31名 |
2020年明治大内部推薦
法学部 | 58名 |
商学部 |
58名 |
政治経済学部 | 60名 |
文学部 | 25名 |
理工学部 | 34名 |
農学部 | 16名 |
経営学部 | 38名 |
情報コミュニケーション学部 | 20名 |
国際日本学部 | 10名 |
総合理数学部 | 10名 |
高校一年の間に勉強の習慣化
やはり重要なのは高校2年生と3年生で行われる推薦テストの点数です。その定期試験の点数を確実に取れるように日々の勉強の習慣は非常に大切といえます。勉強の習慣化には「勉強を楽しめること」と「ルーティン化」この二つが重要です。
勉強を楽しめること
「知る」ことの楽しさをまずは自分で体感していくことが重要になります。
そのためにはまずは「興味がること」や「好きなこと」に対して「調べて知る」という行動から達成感などを経験してもらうことです。
その経験が「楽しい」や「嬉しい」「成長を実感している」といったポジティブな感情になると勉強自体が「苦痛」にならなくなります。
「苦痛にならない=継続しやすい」ということになり、さらには探究心もどんどん出てくると言えるでしょう。
ルーティン化
可能な限り毎日続けることのできるタイミングで見つけて勉強をするようにします。
例えば「朝の30分読書」「通学時間の読書や復習」と言った確実に時間を費やせるタイミングを見つけることが大切です。
「安定して続ける事ができる」ことがルーティン化に非常に重要であるため、初めは短い時間でも良いので「自然と子供が勉強に向かう習慣」をつけることに目的をおきましょう。
定期試験の対策
内部進学には定期試験の結果は大きく左右します。
高校から大学への推薦をもらう場合は、まずはきちんと授業を聞いて教科書を読むことは当たり前にできるようにしましょう。さらに自身の希望に沿った推薦をもらえるためにも学内の成績は上であれば上であるほど良いので以下のことに注意しておきましょう。
- 苦手を作らないこと(穴になる教科は作らない)
- 得意教科をとことん伸ばしていくこと(一番成績アップにつなげる事ができるのは「得意を伸ばして高い成績を上げること」です)
- 毎日のルーティン化を活かした復習
- 苦手があれば塾や家庭教師などを活用してカバー(塾や家庭教によっては苦手が好きになることも)
まとめ
今回は明治大学付属中野高等学校のご紹介でした。
中学の時に比べ試験の成績が進学に影響していく事が現実的になります。中学時代は自分自身で勉強を行えたとしても、大学への推薦をもらうにあたって心配や悩みが増えてきます。そんな不安を解消してくれるのは、塾や家庭教師の活用です。
中学時代や高校一年の時点で勉強する習慣を身につけていれば基礎学習は十分だといえます。その後は試験対策の勉強をさらに行なって内部進学を目指しましょう。