英語塾さくらOneメソッドによる科学的リスニングトレーニングとは?
1. 単語と単語のつながり
英語は、意味の塊ごとに一息に発音されるため、その塊の中の隣り合う単語同士は、つながって発音されます。その仕組みを学習し、自分でも発音して確かめていくことで、英語をよりクリアに聞き取れるようにしていきます。
2.強形と弱形
英語は、すべての単語が均等な強さで発音されるのではなく、強勢のかかる部分は強くはっきりと、そうでない部分は弱く素早く発音されます。弱く発音される場合の発音を知ることで細部の聞き漏らしを減らしていきます。
3.ワーキングメモリ
リスニングは、話者のペースに遅れないように聞いた言葉を解釈し、内容を一時的に記憶(ワーキングメモリに保持)しておくていく力が求められます。慣れないうちは、聞いた言葉を頭で処理し、記憶に残していくのに時間が掛かり、話者のペースについていけなくなってしまいます。そのため練習段階では、数語ごとに一時停止を使い、記憶するための時間を長めにとって聞き取っていく練習と、一時停止して聞いた音を復唱する練習とを行っていきます。復唱という形で生徒自身が発音することで、より正しく実際の発音を覚えられるため、英語の音声を聴いた際の反応がスムーズになり、解釈のスピードも早まります。また、それによって内容を話に遅れずに余裕を持って記憶していけるようになり、メモを取りながら話を聞けるようになります。
4.英語の語順
リスニングでは、紙に書かれた英文を読む時のように、英文を読み返すことができません。発話された英文は一度で理解する必要があります。そのためには、英語の文の語順についてのルールを知ることが重要になります。
5.メモの仕方
放送が1回のみの問題(例えば、英検)の場合、メモを見直して話の内容が再現できるようにメモする。
参考文献
- 英語口の体操 p66-