八王子学園 八王子中学校の入試問題傾向と受験対策

 

八王子中学校は、国公立大学や首都圏の有名難関私立大学への進学を考えている方に向いている学校の一つです。入試難易度は高めで、入学を希望する生徒が多く競争率が高くなる傾向にあります。

したがって八王子中学校に合格するためには、教育方針や特色を理解し、入試問題の傾向を調べたり、受験対策をしたりすることが必要です。小学生のうちにどれだけ準備できているかが入試合格の鍵となるでしょう。

本記事では八王子中学校の特色と、入試問題の傾向と受験対策の方法について解説します。

八王子学園八王子中学校の概要と特色

八王子中学校の入試を突破するためにも、再度どのような学校なのか確認することをおすすめします。学校によって求める生徒像や教育方針も異なるため、お子様に合っているのかどうかじっくりと考えた上で入試を受けるかどうか検討しましょう。

アクセス

〒193-0931 東京都八王子市台町4-35-1

JR中央線「西八王子駅」南口より徒歩5分

教育方針

八王子中学校・高等学校での学びは、大学への合格に留まりません。

グローバル社会の中で自分や自国、さらには他人や異文化も理解し、尊重できる人間、主体的に考え行動できる人間を中高6年間で目指します。

八王子中学校・高等学校には、大学卒業後のその先の未来へ向けた学びがあります。

学校生活

八王子中学校では、クラスや部活動の仲間、先生と協力し合い、勉強も運動も「文武両道」を目指して頑張ります。

論理力が自然に身につく朝読書

朝礼前に朝読書の時間を設けています。読書をすることで落ちついた気持ちで1日を始めることができ、毎日繰り返すことで自然に読書習慣が身についていきます。本は図書室で借りたり、好きな本をを持ち込んだりして用意します。生徒たちが組織する図書委員会が、推薦図書を紹介することも。読んだ後は読書メモを書くので語彙力や論理的思考力が身につきます。

教室でみんなで食べるランチタイム

中学生のランチタイムは、教室で班に分かれてお弁当を食べます。担任の先生も参加するリラックスできる時間です。お弁当を持ってきていない日は、食堂でお弁当の注文をすることもできます。

個別ブースで集中した学び専用自習室

主に放課後に利用できる自習室は、中学生専用です。落ち着いた環境下の個別ブース式で、授業の復習や調べ物などで、多くの生徒が利用しています。また現役大学生のチューターが室内にいるので、その場で学習指導を受けたり、悩み相談に乗ってもらったりすることも可能です。定期的な利用により自学自習の習慣が身に付きます。

学費(2024年度)

入学時にかかる費用

入学金 250,000円
入学諸経費及び1年次学年諸経費

約280,000円

制服代 約71,000円
学用品代 約100,000円
合計 701,800円

 

年額学費(1年分)

授業料 456,000円
施設維持費 192,000円
教育充実費 38,400円
冷暖房管理費 14,400円
図書費 1,800円
合計

702,600円

 

その他にかかる費用

2年次学年諸経費 120,000円
3年次学年諸経費 120,000円
2年次修学旅行費 約100,000円
3年次異文化交流体験旅行費 約350,000円
合計 約690,000円

 

入学から卒業までにかかる費用

入学時にかかる費用 [約701,800円]+年間学費(3年分)[2,107,800円]+その他にかかる費用[約690,000円]= 入学から卒業までの費用合計[約3,499,600円]

八王子学園八王子中学校の入試情報

八王子中学校には以下2つの入試があります。

  • 東大・医進クラス入試
  • 特進クラス入試

それぞれの募集要項や、試験科目などの情報を紹介します。

東大・医進クラス入試

八王子中学校の東大・医進クラス入試には、以下3種類の試験があります。

  • 2科・4科選択
  • 適性検査型
  • 2科

〈2科受験〉 国語(50分・100点) 算数(50分・100点)
〈4科受験〉 国語(50分・100点) 算数(50分・100点) 社理(計50分 社会50点 理科50点)
〈適性検査型〉 適性検査 I(文章を読み、質問に対して600字程度の文章を書く)(50分・100点)
                      適性検査 II(算数・理科・社会の融合問題)(50分・200点)

特進クラス入試

八王子中学校の特進クラス入試は、以下の試験があります。

  • 2科

〈2科受験〉 国語(50分・100点) 算数(50分・100点)

八王子学園八王子中学校の入試問題の傾向と対策

 

最後に八王子中学校の入試問題の傾向と、対策方法を紹介します。

入試の傾向と対策

八王子中学校の入試で出題される各科目の出題傾向と、対策方法について以下の表にまとめました。

科目 出題傾向 対策
国語 例年、午前・午後入試ともに大問4題構成で、長文読解問題2題、知識問題2題が出題されます。

知識問題は、品詞や主語・述語、ことわざ・慣用句、対義語・類義語、文章の並べ替え、漢字の読み書きなど、国語に関するさまざまな知識が問われるため、普段からコツコツと学習し、多くの知識を身につけておきましょう。長文読解では、言葉の意味や接続詞、内容把握、表現の説明、登場人物の心情、筆者の考えなどが問われます。複数年分の過去問や類似問題など多くの問題で演習を重ねましょう。

算数 例年、午前・午後入試ともに大問5題構成です。大問1は分数や少数を含む計算問題や図形、食塩水、整数、場合の数、平均点などの小問集合、大問2は仕事、図形、値段などの文章題、大問3以降は各単元からの問題となり、速さや距離、図形、整数、規則性など、出題範囲は多岐に渡ります。 各分野をバランスよく学習し、苦手分野を作らないようにしましょう。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。
理科 例年、大問4題構成で、生物・地学・化学・物理の各分野から1題ずつ出題されます。生物は消化や動植物、地学では地層や天気、星座、化学では気体や液体の性質、ものの燃え方、物理ではばねや光など、さまざまな単元から出題されます。 苦手分野を作らないように、バランスよく学習することが大切です。また、複数年分の過去問や類似問題など多くの問題で実践的な演習を重ねましょう。
社会 例年、大問3題構成で、地理・歴史・公民の各分野から1題ずつの出題となります。出題の割合は、地理・歴史が多くなっています。地理では日本各地の川や山、海峡などの地形、農業・漁業・工業など、歴史は人々の生活、政治、文化の仕組み、建物、出来事の並び替え、資料問題など、公民は国事行為、国会、憲法、国連、国民の権利などの問題が出題されます。

各分野ともバランスよく学習し、苦手分野を作らないようにしましょう。

適性検査 I 例年、与えられた文章を読み、問題に答える形式です。問題1は本文からの抜き出し、問題2は本文中の言葉を使って指定された字数内での説明記述、問題3は傍線部について自分の考えを『手順』と『きまり』に従って指定された字数内で説明する問題となります。 複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。また、内容・レベルともに公立中高一貫校と同じなので、八王子中学校の過去問に加えて公立中高一貫校の過去問にも取り組むと良いでしょう。
適性検査 II 例年、大問3題構成で、算数・理科・社会の融合問題となります。算数では素数や規則性、場合の数、理科では電気実験や生物、天気、社会では食や経済、人口についてなどが会話形式で出題されます。 各分野とも基礎知識をしっかりと身につけ、出題形式や傾向を把握するためにも、複数年分の過去問に取り組むことが大切です。また、内容・レベルともに公立中高一貫校と同じなので、八王子中学校の過去問に加えて公立中高一貫校の過去問にも取り組むと良いでしょう。

八王子学園八王子中学校合格のために試験の種類に合わせた対策を取ろう

八王子学園八王子中学校に合格するためには、学校について理解することはもちろん、選択する入試に合わせた対策を取ることが大切です。どの入試を選ぶかによって学習が必要な教科や、試験内容が変わってくるため、ご自身が受ける試験に合わせた準備を始めましょう。

弊社、さくらOne個別指導塾では、八王子学園八王子中学校進学に向けた対策コースを用意しており、社会人プロ講師が完全マンツーマンで個々の実力に合わせた学習指導を行っています。

また、進学後の授業についていくためのサポートにも対応しておりますので、八王子学園八王子中学校の学習についてお困りの際は、無料体験授業も行っているさくらOne個別指導塾にお気軽にお問い合わせください。

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参考サイト

https://www.hachioji.ed.jp/