田園調布学園中等部の入試問題傾向と受験対策

中高一貫校の女子校である田園調布学園中等部は人気を集めています。有名大学への進学が多く、入学を希望する生徒がたくさんいて競争倍率は高いです。

お子様が田園調布学園中等部を受験するならば、入試問題傾向を理解した上で受験対策をする必要があります。事前の準備が合否を左右するでしょう。

本記事では、田園調布学園中等部の特色や入試問題の傾向、受験対策について詳しく解説しています。

田園調布学園中等部の概要と特色

田園調布学園中等部の受験を考えているならば、学校について詳しく理解しておくことは大切です。面接の際にも、学校に関する質問を受けることがあります。また、お子様に適した学校か判断するためにも、田園調布学園中等部の概要や特色を理解しておきましょう。

アクセス

〒158-8512 東京都世田谷区東玉川2-21-8

  • 田園調布駅 徒歩8分
  • 雪が谷大塚駅 徒歩10分

教育理念

田園調布学園中等部の教育の特徴を以下にまとめました。

  • 協同探求型授業
  • 土曜プログラム
  • 体験を重視した教育活動

生徒が広い視野を持ち、常に探求できる人になれることを目指して教育しています。そのために共同探究型授業を重視しているのが特徴です。

また、行事やクラブ活動などが充実しており、体験を重視した教育活動に取り組んでいます。

さらに、田園調布学園中等部では学校ループリックを作成しています。学校ルーブリックにより、どんな力や姿勢を身につけてもらいたいのかが明確です。教科や学年ごとにルーブリックが設定されていて、教育目標がわかりやすく示されています。

探求と教科横断型授業

田園調布学園中等部のカリキュラムの大きな特徴として「探求」と「教科横断型授業」があります。

田園調布学園中等部では平日に週1回の探求プログラムの授業が実施されます。情報を分析する力や対話を通して解決方法を模索する力を育成するのが狙いです。

教科横断型授業では、多角的・重層的に物事を見る視点を養います。多くの学年・教科で教科横断型授業が実施されており、課題解決の糸口を身につけることが目標です。

年間行事

田園調布学園中等部では年間を通してさまざまな行事・イベントがあります。

たとえば、校外学習です。自然観察やハイキング、職場訪問、判別見学などさまざまな機会が用意されています。

芸術に触れる機会として用意されているのが芸術鑑賞教室です。中1・2年では演劇鑑賞、中3では歌舞伎鑑賞が行われています。

毎年実施される「なでしこ祭」は生徒主体で2日を通して実施される行事です。クラスや学年ごとの発表に加えて部活動での展示発表、講堂公演などもあります。

施設・環境

田園調布学園中等部には充実した施設・環境が整っています。

本校舎はレンガ造りであり、耐震性にも配慮された建物です。教室に加えて図書館や理科室、PC教室、CALL教室などがあります。

第二校舎には、被服室や調理室、音楽室、美術室などがあり、創造探索棟とも呼ばれています。

グランドには200mトラックや全天候型テニスコート4面が設置されていて、充実したスポーツ環境です。

国際交流

田園調布学園中等部は国際交流に力を入れています。

たとえば、中3の希望者が海外ホームステイをできるプログラムです。カナダまたはオーストラリアへ2週間のホームステイができます。現地の生徒との交流や語学研修、プロジェクト学習などを通じて語学力を向上し、異文化の理解を深めることが可能です。

中2の希望者に対してはイングリッシュ・チャレンジを実施しています。グループプレゼンテーションやスピーチなどのアクティビティを3日間続けて取り組む行事です。

中3の希望者に対して実施されるイングリッシュ・キャンプというプログラムもあります。スピーチやディベート、英語劇などを3泊4日で体験するのが特徴です。英語について自信を持ち、英語を使う楽しさに目覚められます。

学費

田園調布学園中等部の学費は以下の通りです。

内訳費用
入学金250,000円
授業料468,000円
施設費96,000円
教育充実費132,000円
合計(初年度)946,000円
教材費・体験学習費・学習体験旅行費375,000円(3年間)
後援会費190,800円(3年間)
生徒会費17,280円(3年間)

初年度の学費は合計で946,000円です。また、教材費・体験学習費・学習体験旅行費として3年間で375,000円かかります。他にも、3年間で後援会費が190,800円、生徒会費が17,280円発生します。

田園調布学園中等部の入試情報

田園調布学園中等部では以下の5種類の入試があります。

  • 第1回
  • 午後入試
  • 第2回
  • 第3回
  • 帰国生

2024年度におけるそれぞれの入学試験の詳細を以下にまとめました。

  第1回 午後入試 第2回 第3回 帰国生
試験日 2月1日午前 2月1日午後 2月2日午前 2月4日午前 12月3日
募集定員 80名 20名 70名 30名 若干名
試験科目 国語、算数、社会、理解 算数 国語、算数、社会、理解 国語、算数、社会、理科 (A)国語・算数
(B)英語・算数
(C)算数
から選択+面接

基本は4教科の入試ですが、2020年から算数1科のみの午後入試が新設されています。

田園調布学園中等部の入試問題の傾向と対策

田園調布学園中等部の入試問題の傾向と受験対策について紹介します。

入試問題の傾向

田園調布学園中等部の入試について、各科目の出題傾向を以下にまとめました。

科目傾向
国語
  • 知識問題、説明文、物語文・随筆文から大問1題ずつ出題される
  • 知識問題では漢字の読み書きが出題される
  • 長文読解では記述式の出題が多い
算数
  • 大問5題
  • 大問1が計算問題・小問集合で大問2以降が応用問題
  • 計算問題・小問集合では「図形」「割合と比」「特殊算」が頻出
  • 応用問題は「速さ」「平面図形・立体図形」が頻出
社会
  • 大問1題
  • 地理・歴史・公民の融合問題
  • 時事問題も出題される
理科
  • 大問4題
  • 物理・化学・生物・地学からバランスよく出題される
  • 選択式や数値記入、適語補充が出題の中心
  • 記述式も出題される

国語は長文読解で記述式の問題が多く出題されるのが特徴です。

算数は頻出する分野があるため、傾向を把握した上で対策を進めましょう。

社会は数ページに及ぶリード文があり、読解力が求められます。比較的難易度は高いといえるでしょう。

理科は実験や観察についての問題が多い傾向にあります。

田園調布学園中等部の受験対策

田園調布学園中等部の各教科の受験対策について以下にまとめました。

科目受験対策
国語

問題集をこなす、本を読むなど文章に触れる機会を増やすことが重要です。

長文の要約を行う訓練をして表現力や要約力を高めることも効果があります。

算数

計算問題が多いため、毎日問題を解いて計算力を高めることが効果的です。

記述問題が出題されるため、問題を解く際に途中式まで記述する癖をつけることも重要になります。

社会

地理・歴史・公民に関する基礎知識を身につけることが大切です。教科書や資料集を読み込むと良いでしょう。

過去問や解いて長いリード文の問題を解く訓練をすることも重要です。

時事問題対策として新聞やニュースを見ることもおすすめします。

理科

教科書や資料集を読み込んで実験や観察に関する知識を身につけることが大切です。

日頃から科学現象に注目して、現象が起きる理由を論理的に考える練習をすることも効果があります。

教科書や資料集を読み込む、過去問や問題集を繰り返し解くといった基本的な受験対策を行うことが大切です。また、田園調布学園中等部に特有の傾向を把握した上でピンポイントの対策も進めましょう。

田園調布学園中等部の入試問題傾向を把握して対策を進めよう

田園調布学園中等部への合格を目指すならば、入試問題の傾向を理解して対策をすることが重要です。試験科目が複数存在していて、田園調布学園中等部に特有の傾向もあるため、入試傾向に合わせた受験対策を進めましょう。

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