成蹊小学校の特色と内部進学対策

成蹊小学校は、ゆとりのある教育や子どもの個性を育む教育を行っています。

個性的な授業や取り組みを行っており、内部進学ができることや小学校から大学までが同じ敷地内にあることで人気を集めています。

 

今回は、そんな成蹊小学校について、以下の点を中心に解説していきます。

 

1.成蹊小学校の特色

2.成蹊小学校のカリキュラム

3.成蹊小学校の内部進学対策

 

記事の最後には、内部進学対策におすすめの方法を紹介しているので、内部進学対策について不安に思っている保護者の方はぜひ参考にしてください。

成蹊小学校の特色

まずはじめに、成蹊小学校とはどのような学校なのかを紹介していきます。

成蹊小学校の教育理念

成蹊小学校の教育理念は、以下の5つを柱としています。

 

●個性の尊重

●品性の陶冶

●勤労の実践

●師弟の心の共鳴

●自奮自発の精神の涵養

 

成蹊小学校はこの5つの理念を土台として、次の教育目標を掲げています。

成蹊小学校の教育目標

成蹊小学校は「ゆとりある学校生活の中で個性的な子どもを育てる」ことを教育目標としています。

ここで掲げられている「個性的な子ども」とは、「自立する力」「連携する力」「創造する力」の3つを持った子どものことです。もう少し詳しく見ていきましょう。

自立する力

成蹊小学校では、何ごとも自分ですることがすべてのスタートになるとしています。

自立することができなければ連携する力も想像する力も身につきませんが、簡単に身につくものではないため、6年間のカリキュラムを通して「自立する力」を育んでいくことが教育目標です。

連携する力

成蹊小学校の考える「連携する力」とは、周囲の仲間の気持ちを考えながらその中で自分ができること、したいことを発見して実践する力のことです。

そのために、「連携する力」を養える環境やカリキュラム作りを行っています。

想像する力

物事に対する好奇心を強めることが重要だと考えています。好奇心はその後、自分を表現する手段へとつながっていくからです。

そのため、ゆとりのある環境を用意して、子どもの好奇心や探究心を創造する力へ発展させるサポートをしています。

成蹊小学校のクラブ学習

5年生になると、生徒全員がクラブ学習に参加します。クラブ学習は毎週金曜日に行われ、運動部と文化部のいずれかから好きな部を選ぶことができます。

 

また、毎年夏になると合宿教室があります。合宿は2~4泊で行われ、5年生以上が参加します。成蹊高校や成蹊大学の学生がコーチとして参加するため、技術アップしながら異年齢交流ができます。

成蹊小学校の制服

成蹊小学校では、登下校は制服を着用し、校内では校内着を着用します。冬服は女子が紺のセーラー服で、男子は紺の半ズボンに詰め襟。女子は赤いスカーフが映え、男子は半ズボンが子どもらしさを演出しています。

 

校内着は、男女ともハーフパンツに半袖シャツです。

成蹊小学校の進路

卒業生の約90%が成蹊中学校に進学しています。その後、中学校ではほとんどの生徒が成蹊高等学校に内部推薦で進学し、高等学校では約70%が成蹊大学に進学します。

 

残りの30%の生徒は、国公立大学や早稲田、慶応、上智、明治、青山などの有名私立大学に進学しています。

個性的な授業や取り組み

成蹊小学校では、以下のような個性的な授業を行っています。

 

●専門性を高める教育

●個性を伸ばす教育

●こころを育てる教育

 

専門性を高める教育

成蹊小学校では、教師がそれぞれ得意な専門分野を持っています。とくに5~6年生になると高度な学びを受けることができるように「学年内完全教科担任制」の授業を行っているので、専門性が高く質の良い教育を受けることができます。

 

また、32台のパソコンが常設されており、1人1台パソコンを使用し、自由に検索できます。グループで学習もできるよう、机は組み合わせができる可動式を用意しています。

個性を伸ばす教育

1~3年生は1学級28人、4~6年生は32人の学級体制なので、個性を尊重したきめこまやかな対応ができます。また、教材は各教科オリジナル教材を作り、教師は教育を創造するという意識を持っています。

 

「東京都児童生徒発明くふう展」に多くの入賞者を出すなど、実績もあります。

心を育てる教育

成蹊小学校では、心を育てる教育にも力を入れています。

日記指導

「日記指導」は成蹊小学校が創設当初から行われている伝統の指導方法です。毎日日記を書くことで、考える習慣やそれを相手に伝える力を養います。また、日記を通して教師との絆を深めることもできます。

こみち授業

成蹊小学校では総合教育として「こみち授業」を行っています。「こみち授業」は全学年で行われ、習熟度や段階に合わせて興味を持ったことに探求できるカリキュラムで個性や表現力を養う教育です。

凝念(ぎょうねん)

「凝念(ぎょうねん)」は、成蹊小学校の創立者である中村春二氏が考案したもので、精神集中法を人格教育の1つとして取り入れられています。手を重ねて左右の親指を合わせ、桃の実の形を作って瞑想する方法で、雑念を取り払い心を整理して気持ちよく物事に取り組むことができます。

 

「凝念」は、朝の会、帰りの会、授業、給食などの開始時で行われており、入学式や卒業式などの行事の開始時にも行っています。

桃の会

桃の会は児童が運営する自治組織です。学校生活を送る中で発生する問題や課題を話し合いや活動を通して解決できるよう、取り組んでいます。

1~4年生は「学級桃の会」でクラス内の話し合いや係の活動を行い、5~6年生になると「学校桃の会」で生活、給食、放送などをはじめとする学校での問題、課題を自ら解決できるよう取り組んでいます。

成蹊小学校のカリキュラム

成蹊小学校では、6年間を3つに分けて、カリキュラムを次のように定めています。

1~2年生

英語の授業、豊かな自然とのふれあい、こみち授業などで好奇心の芽をぐんぐん伸ばします。

3~4年生

3年生になると「理科」と「社会」の授業が始まります。数人で協力する実験・観察・制作や地域の社会科見学、調べ物学習などで、知る喜びをよりいっそう深めていきます。

 

また、1年生から引き続いている「読書」を習慣とすることや、パソコンを活用してIT社会に対応できるための基礎技術を身につけます。

5~6年生

学年内完全教科担任制が始まり、専門性の高い授業を受けることができます。桃の会では「学校桃の会」として5.6年生の全員が12の委員会のいずれかに所属して活動します。

 

また、6年生は興味がある分野のテーマを選んで1年にわたって取り組み、卒業研究としてまとめて発表します。

成蹊小学校の内部進学対策

成蹊小学校は多くの生徒が成蹊中学校、高等学校へと進学しますが、全員が進学できるわけではなく、一定の条件を満たした成績や出席状況でないと進学できません。

内部進学があるから、と油断していると分からない箇所や教科がそのままになって、その後進学した時に周囲についていけずに困ってしまう可能性もあります。

受験という目標がないと勉強するモチベーションを保ちにくいですが、小学生のうちから毎日コツコツと勉強し分からない箇所をそのままにせずに解決する習慣を身につけておきましょう。

個別指導塾のすすめ

勉強する習慣は簡単につくものではなく、毎日の地道な努力の繰り返しが必要です。小学生のうちは親がフォーローすることもできますが、近年では共働きが増え、忙しい親が増えています。また、親が子どもの頃に習った方法や事柄と違っていることも多く、戸惑う場合もあります。

 

そこでおすすめなのが個別指導塾の利用です。個別指導塾はその名の通り、1対1で指導を行うため、1人ひとりのペースや学習状況に合わせた指導を行うことができます。

 

近年では個別指導塾が増えてきましたが、内部進学を専門に取り扱っているところを選ぶことをおすすめします。内部進学を取り扱っている個別指導塾なら、内部進学に適した学習指導を行ってくれます。近くに内部進学を扱っている個別指導塾がない場合は、ぜひオンライン個別指導塾も検討してみてください。

 

さくらOne個別指導塾は、講師全員が社会人プロ講師です。生徒の理解度に合った授業を丁寧に行い、勉強のみならず自学自習の方法を身につけることができるよう、指導しています。完全マンツーマンの指導が1時間当たり5,000円~なので、負担が少なく利用できるのもおすすめポイントの1つです。

 

オンラインでの指導も行っているので、近くに良い個別指導塾がない場合でも安心です。成蹊中学校への内部進学を控え不安に思っている方はぜひご相談ください。お問い合わせ、お待ちしています。

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参考URL

プロ講師による完全マンツーマン個別指導塾|さくらOne個別指導塾 (hachiojisakura.com)

https://elementary.seikei.ac.jp/

A14P009_成蹊小学校

成蹊小学校

成蹊小学校が人気な理由とは?子どもの将来性を育む教育が魅力

https://www.seikei.ac.jp/jsh/guidance/about.html

https://www.covez.jp/guide/001.html