幼児教育の嘘と真実(1)「脳発達の臨界期」

0歳の我が子のめまぐるしい発達を見ていると、乳児脳の発達のスピードが非常に早く、この時期における学習が子供に取って非常に重要なことが実感できます。私の子供は11ヶ月にになりますが、先週まで「ぶんぶんまー」という意味の分からない言葉を繰り返していましたが、最近こっちが「あー」と叫ぶと、子供も「あー」叫んでニコニコ笑ってくれるようになりました。このようにして、言葉をしゃべれないながらも言葉のキャッチボールを学んでいくのだと分かり、少し感慨深い物が有ります。
このように、赤ちゃんは乾いたスポンジのように、様々な能力を吸収していくのは確かなのですが、3歳までにほとんどの能力が決まるとうたっている幼児教室の広告を見ると、脳科学の専門家として違和感があります。今回は、この幼児期における脳教育を「脳発達の臨界期」という観点から書いてみようと思います。