八王子の塾による中学1年の基礎英文法「疑問文・否定文」練習問題と解答付き

こんにちは、八王子の皆様、英語の勉強、毎日楽しく進められていますか?

さて、今回は「疑問文と否定文」について、詳しく説明させていただきます。

be動詞と一般動詞だから・・・このようになると説明を先生がしているけど、さっぱりわからないという方、また、ごちゃごちゃしてわからないという方、ぜひ以下の文章を読んでください。

何をどうしたらいいのかすっきりしてきます。いささか、遠回りしているように感じるかもしれません。「急がば、まわれ!」です。面倒くさがらず、このページを読んでみてください。英語の疑問文と否定文を、さっさと作れるようになります。どうか、最後までお付き合いくださいね。

疑問文、否定文とは?

まず、疑問文、否定文がどんなものか説明できない人、イメージが浮かばない人は、ここから始めましょう。

☆疑問文・・・相手に分からないことをたずねる文です

先生から「・・・か?」と聞く文は、疑問文と説明を受けているかもしれません。
それだけで覚えると勘違いしてしまいます。
疑問文は、必ずしも、「・・・か?」で終わらないからです。

例えば、Is this book yours? という疑問文に注目してみましょう。
日本語に訳してみると
「この本は、あなたのものですか?」
「この本は、君のかい?」
「この本は、あなたの?」

これらの文は、全て相手に、たずねている文です。ですから、「・・・か?」で終わる文だけが疑問文だと思っていたら、大変な間違いになります。その事をまず頭の中でリセットしましょう。

☆否定文・・・内容を否定する文です

「・・・ではありません。(・・・ではない。)」「・・・・していません。(・・・してない。)」訳すと、このような日本語になります。

例として、
・I am not a student. 私は生徒ではありません。
・I don’t like tennis. 私は、テニスが好きではありません。

等があります。

be動詞と一般動詞の違いについて

疑問文、否定文に入る前に、be動詞と一般動詞の違いを、しっかりと理解しなければいけません。
これがわかっていないために、中学3年になっても、苦労している生徒さんがたくさんいます。

その1)be動詞と一般動詞の種類

今回は、現在形のみの説明をさせていただきます。
・be動詞【現在形】・・・is,am,areの3つがあります。
・一般動詞・・・大体、身体の動きや心の動きを表すもので、run(走る)、walk(歩く)、think(考える、思う)、like(好む、好きである)・・・です。

その2)be動詞と一般動詞の用法の違い

ここが最も重要なところです!ここをわかるために、まずは、日本語の文章の決まりを理解しましょう。

日本語の文は、全ての文が、次の3つに分けられます。

①名詞構文
「~は、○○だ」・・・○○の部分に名詞が入ります。
例・・・彼は、教師だ。

②形容詞構文
「~は、○○だ」・・・○○の部分に形容詞が入ります。
例・・・彼は、親切だ。

③動詞構文
「~は〇〇する」・・・○○の部分に動詞が入ります。
例・・・彼は、家にいる。彼は、昼食を食べる。

上の①から③と合わせて次の言葉の意味も理解しておきましょう。
英語を勉強する上で、絶対忘れてはいけません。

*名詞とは、物や事柄の名前の事です。
例…リンゴ、美しさ、本、たかし・・・

*形容詞とは、名詞を修飾します。下線部が形容詞です。
例…美しい女性、きれいな花、厳しい父親、激しい

*動詞とは、動きを表す言葉です。下線部が動詞です。
例…東京に住んでいる。学校まで歩く、今、図書館にいる。机の上に本がある

以上、上の日本語の文法は、英語を学習するうえで絶対に理解しておかなければなりません。
これらの内容をしっかりと頭に入れてから、次に移りましょう。

☆be動詞の文と一般動詞の文を日本語の文と照らし合わせると、以下のような表になります。

[table id=7 /]

動詞構文は、大きく分けて、

①「いる」「ある」・・・存在を表す文⇒be動詞
②「走る」「話す」「思う」・・・①以外の動作や心の動きを表す⇒一般動詞

となります。

いかがでしょうか?理解できましたか。
それでは練習問題をして、しっかりと頭に入れてくださいね。

練習問題

[練習問題1]

次の日本文を英語に訳しなさい。
①彼女は、学生です。
②彼は、昼食を食べます。
③私は家にいます。
④隆は、親切です。

[練習問題1の解答と解説]

①彼女は、学生です。
彼女は⇒主語、学生⇒名詞 名詞構文ですので、be動詞を用います。
彼女は⇒She 学生⇒ a student です⇒主語が、sheで3人称単数なのでbe動詞のisを用います。
「She is a student.」

②彼は、昼食を食べます。
彼は⇒主語、食べます⇒動詞 動詞構文です。一般動詞です。
彼は⇒He 食べます⇒eat 主語が3人称単数なので、動詞に”s”をつけます。昼食⇒lunch
「He eats lunch.」

③私は⇒主語、います⇒動詞で、「いる」という意味なので、be動詞を用います。
私は⇒I います⇒「私は」が主語なので、amを用います。家に⇒in the house
「I am in the house.」

④隆は⇒主語、親切⇒形容詞、形容詞構文です。したがってbe動詞を用います。
隆は⇒Takashi 親切⇒kind です⇒主語が3人称単数なので、isを用います。
「Takashi is kind.」

疑問文

その1)be動詞の疑問文⇒主語と動詞を入れ替えるだけ!

例文

1.He is kind. ⇒Is he kind? 彼は親切ですか。
答えは、Yes, he is.(はい、そうです。) No, he isn’t.(いいえ違います。)になります。
たったこれだけの作業で、疑問文になります。もちろん最後は“?”クエスチョンマーク)を忘れずにつけましょう。

2.She is his friend.⇒Is she his friend? 彼女は,彼の友達ですか。
答えは、Yes, she is.(はい、そうです。) No, she isn’t.(いいえ、違います。)となります。

3.You are a student.⇒Are you a student? あなたは、学生ですか。
答えは、Yes, I am.(はい、そうです。) No, I am not.(いいえ、違います。)となります。

その2)一般動詞の疑問文⇒助動詞Do, Doesを文頭につけるだけ!

この文は、be動詞とは全く違います。注意してください。

例文

1.「あなたは、英語を勉強します。」英訳すると
You study English.ですが、この文を疑問文にかえるには、
Do you study English? (あなたは、英語を勉強しますか。)
文頭に助動詞Doを付けるだけで、疑問文になります。

答えは、Yes, I do. (はい、好きです。) No, I don’t. (いいえ、好きではありません。)
となります。

2.「彼は、リンゴが好きです。」英訳すると、
He likes apple.ですが、この文を疑問文にかえるには、主語が3人称単数の場合は、
①助動詞のDoesを文頭につける
②動詞を原形にかえる
③最後に“?”をつける。
で疑問文にかわります。

Does he like apple? (彼は、リンゴが好きですか?)
答えは、Yes, he does. (はい、好きです。) No, he doesn’t. (いいえ、好きではありません。)

練習問題

[練習問題2]

次の文を、疑問文にしましょう。
①He is cool.
②You play baseball.
③She is a teacher.
④He likes music.

[練習問題2の解答と解説]

①これは、be動詞ですので、
Is he cool? (彼は、賢いですか。)

②こちらは、一般動詞ですので、助動詞Doを文頭につけます。
Do you play baseball? (あなたは、野球をしますか?)

③こちらは、be動詞ですので、
Is she a teacher? (彼女は教師ですか?)

④こちらは、一般動詞で、主語が3人称単数ですので、助動詞Doesを付けて動詞を原形に直します。
Does he like music? (彼は、音楽が好きですか。)

注)be動詞と一般動詞の区別がついてない解答が多いです。

He eats lunch.⇒Is he eat lunch?
この文で、動詞のeatは、一般動詞です。主語は3人称単数です。
ですから、文頭に助動詞Doesをつけて、動詞を原形になおします。
正しくは、
Does he eat lunch?
です。

否定文

その1)be動詞の否定文⇒be動詞の後にnotを付けるだけ!

例文

He is a teacher.⇒He is not a teacher. (彼は、先生ではありません。)
They are students.⇒They are not students. (彼らは学生ではありません。)

もちろん、is not are not の短縮形を用いて
He isn’t a teacher.
They aren’t students.
と言ってもいいです。ただし、am notには短縮形はありません。

その2)一般動詞の否定文⇒動詞の前に、do not(don’t) does not(doesn’t)を入れる

例文

I like apple.⇒I don’t like apple.(私はリンゴは好きではありません。)
He plays the piano.⇒He doesn’t play the piano.(彼はピアノを弾きません。)
You study English.⇒You don’t study English.(あなたは、英語を勉強しません。)

練習問題

[練習問題3]

次の文を否定文に直しましょう。
①I speak English.
②Tom likes music.
③I am a doctor.
④They are Japanese.

[練習問題3の解答と解説]

①これは、speak=一般動詞です。ですからspeakの前にdon’tを付けて、
I don’t speak English. (私は英語を話しません。)
となります。

②これは、likes=一般動詞です。ですから、likesの前に doesn’tを付けて、動詞を原形にかえて
He doesn’t like music.(彼は、音楽は好きではありません。)
となります。

③これは、am=be動詞です。ですから、amの後にnotを付けて、
I am not a doctor. (私は、医者ではありません。)

④これは、are=be動詞です。ですから、areの後に、notを付けて、
They are not Japanese. (彼らは日本人ではありません。)
となります。

よく見られる間違い)こちらも、be動詞と一般動詞の区別がついてない例です。
I don’t am an American.
この場合は、be動詞の後ろに、notを付けるだけで否定文になります。

I am not an American. (私は、アメリカ人ではありません。)

八王子の家庭教師による中学1年の基礎英文法「疑問文・否定文」まとめ

いかがだったでしょうか?日本語の文法についての説明が多かったと思われるかもしれません。
しかし、日本語と連動してbe動詞や一般動詞の用い方をマスターしておかないと、これから先、大変なことになります。

まずは、be動詞と一般動詞の区別をつける事、これを念頭に置いて学習を進めていかれてくださいね。頑張ってください。